職業選択の自由と社長選択

2023/04/12

アルバイトの求人に四苦八苦する店長。
社長の理解が得られないらしい。
例えば有給休暇。
アルバイトにも有給休暇はある。
求人は職業選択と同時に社長を選択する自由もある。
今後、特に飲食店を経営していれば福利厚生とも向き合おう。
時代遅れは生き残れない。
　　
今朝の気になった言葉
　
就職
　　
　と　
　
キャンピングカー
　
リタイア後にキャンピングカーでの旅行を希望する人が増えているらしい。

どんな車種がお薦めかという内容の記事。
　
迷惑なのは架装に対し、エンジンが小さすぎるのか、登坂車線をトロトロ走るキャンピングカー。

購入する前に、レンタカーに乗ってみたり、試乗したりして確認しよう。

馬力の足らないキャンピングカーはストレスになる。
　
　
就職ランキングを見ていて「なるほどね」と思ったことがある。
　
文系人気トップに、ニトリが来ている。
　
社長が去年、出版し、ニトリのレジでも売っていた。
　
出版は無理でも、ブログやＳＮＳで社長が情報発信するって大切なことなんだよね。
　
「アルバイトさんが来ないんです」という飲食店の社長のブログは更新が停まったまんま。
　
まぁ、クライアントさんじゃないんでかまわないんだけどな。
　
　
本日は、アルバイトの求人に四苦八苦している飲食店の店長さんからの質問。

どんな組織でもトップが変わらないと難しいんだけどね。

ちなみに、求人や人事には気を付けないと懲役や罰金などの罰則があるよ。

【カカトコリのミッション』
　
良い会社を創ろうとする素晴らしい経営者の良き伴走者になる

ビジネスの入り口は集客です。

集客のゴールはファン客創り

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
　
　
夏日になったところもあるらしい
　　　
冷凍庫の常備品で三時のおやつ

◆　職業選択の自由と社長選択

【社員の権利は社長の義務】
　
アルバイトがなかなか集まらない飲食店の店長からこんな質問が届きました。
　
ここから
　
社員が増えたので社長と有給休暇制度の相談をしています。
正社員には有給休暇があるのに、今のところアルバイトさんには有給休暇を与えていません。
学生や主婦の間で「あそこはブラック」という噂が立つのが怖いです。
どうすれば社長を説得できるでしょうか？
労基局に駆け込まれる前に何とかしたいのですが・・・。
　　　　40代　飲食店店長　男性
　
ここまで

素敵な質問をありがとうございます。
　
へっ？

アルバイトさんも条件さえクリアすれば有給休暇の権利があるはずなんだけど。

確認のために調べました。
　
ここから引用
　
会社勤めの方は正社員パートやアルバイトに関係なく「労働基準法第39条」を正しく理解しておくべきです。
有給休暇は正社員だけではなくパートタイマーやアルバイト職員にも認められています。
　
「アルバイトやパート職員には有給休暇が認められない」と思われていることがありますが、実際にはこうした短時間の労働者にも有給取得が認められています。
短時間労働者となるのは週の所定労働時間が30時間未満の労働者です。
その場合でも、週の所定労働日数と年間の所定労働日数によって有給休暇取得条件が異なってきます。

ここまで引用
　
そして、もし違法行為があったらどうなるのか
　
引き続き引用

年次有給休暇の取得は労働者の権利であり、労働者から請求があれば会社は必ず休暇を与えねばなりません。
拒絶すれば労働基準法違反となり罰則も適用されます。
罰則の内容は6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑です。
2019年4月1日からは、労働者が希望しなくても年5日以上の休暇を与えねばならないので、これまで通りの意識で休暇を与えられない場合、会社は違法な状態となります。
　
ここまで引用

ついでに言うと

【有給休暇の代表的な誤解】

有給休暇の取得理由は不問

たとえば、子供運動会に行くとか、推しのコンサートに行くとか、有給休暇の取得理由や目的は会社側に説明する必要は全くありません。
　
企業によっては、子育て休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇、婚活休暇、結婚記念日休暇、誕生日休暇などなど、法律で義務付けられている有給休暇以外にも休暇制度を設けている企業もあります。
　
ぶっちゃけ
下手な求人広告を出すくらいなら、たとえば、誕生日休暇に数万円でも数千円でもお小遣いをあげて社員さんに友達を紹介してもらった方が、求人は簡単な気がするんだけどなぁ。
　

時間単位で有給にできる

あるクライアントさんの事例

親の介護のために、定時よりも30分早く退社したいという社員さんが居たんだって。
　
単純に出勤日が240日、通常8時間労働で計算すると、年間で15日分の有休休暇になるよね。
　
親の介護が必要になるような年齢の社員さんと言うことは、それなりのベテランだろうから年間の有休休暇としては悪くないんじゃないのかなぁ。
　

【知らないでは済まされない】
　
重要なので繰り返すよ。

6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑
　
何が違法で何が合法なのか、素人には判断がつきにくいと思うので、社労士さんや弁護士さんと相談しながら正社員、パート、アルバイト立場に関係なく、働きやすい職場を作りましょう。
　

【良い会社を創ろう】

『良い会社』の定義って社長の数だけあると思います。
　
内部留保がたっぷりある経済的にゆとりのある良い会社。

社員が働きやすい良い会社。

雇用を生み出し、価値を提供する良い会社。

お客さまにも社員さんからも感謝される良い会社。

どんな『良い会社』にしたいのかは社長次第。

社長が変われば、必ず会社も変わります。

頑張って、ブラックじゃないホワイト企業を目指しましょう。

求人は職業を選ぶと同時に、社長をも選ぶ行為なんだと、求職者と真摯に向き合いましょう。

今回は、福利厚生分野の事なので専門の社労士の先生に相談しましょう。