上司の為のパワハラ防止策
上司が怒り心頭に達し感情が先走ったらどうなる?
腹が立った時は実は大きなチャンスが潜んでいる。
部下の失敗にどのように対処するかでチームの全員の人生が大きく変わる。
間違えても部下の人格を攻撃しないように。
むしろ、ビッグチャンスに感謝しよう。
今朝の気になった言葉
なでしこ
と
東北大学
東北大学の和田山智正教授ら研究チームが燃料電池の寿命が延びる触媒を開発した。
自動車の環境問題は排ガスが注目されがち。
しかし、多種の鉱物資源が使われているのも事実。
鉱物資源のリサイクルや長寿命化も大切な環境対策になる。
素晴らしい取り組みじゃ。
なでしこジャパンが強豪のスペインに4対0の大勝利。
ディフェンスが凄かった。
ボールの保持率は圧倒的にスペインが有利。
しかし、攻めあぐねているスペインは後衛の選手も上がって来る。
隙間ができたところに上手くカウンターが決まった試合だった。
ここまで理想通りに試合をするには選手はもちろん、監督やコーチ陣の役目も重要だったんじゃないだろうか?
特に、サッカーは足や頭でボールをコントロールするから思い通りにならず、感情的になる場面も多々あったはず。
ということで、本日は上司やリーダーが感情的になった時、いかに対処するかと考えてみた
怒鳴っても自体は改善しないよ。
【カカトコリのミッション』
良い会社を創ろうとする素晴らしい経営者の良き伴走者になる
ビジネスの入り口は集客です。
集客のゴールはファン客創り
集客を入り口とした経営コンサルタント。
良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
多くのクライアントさんから
「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
新婚当時住んでいた町内で見つけた素敵な古民家
そういえば、新婚なのに江戸時代に建てられた古長屋に住んでいたことを思い出した
◆ 上司の為のパワハラ防止策
【解りますその気持ち】
部下や同僚、外注先や仕入れ先のミスや失敗。
本当に腹が立ちますよね。
できないかもしれないと思っている時はさほどでもないけど、特に、いつもはできているのにたまたま起こるうっかりによる失敗。
怒鳴ってしまったら負けです。
パワーハラスメント(以下パワハラと省略)以前の問題が発生します。
誰でも失敗をしたくて失敗をするわけじゃありません。
いつもはできているのにできなかった時のことは当の本人が一番深く気付いています。
怒りの感情に任せて怒鳴ってしまったら次からは正直に報告してくれなくなり、もみ消しや隠ぺい工作が始まったりします。
「なぜ失敗が発生したか」という価値ある経験が共有できなくなり、同じような失敗を繰り返すようになります。
そして、最大の失敗は部下が失敗を正直に報告したり、相談しなくなったりすることではありませんか?
ところで、『ハインリッヒの法則』(ヒヤリハット)はご存知でしょうか?
念のため要約すると
「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故と300件の怪我に至らない事故がある」というものです。
失敗の程度にもよりますが、重大事故(死亡事故、後遺症事案)を防ぐにはどうしたら良いでしょう?
【事例1】
セールスエンジニアでお客様の機械のメンテナンスや修理を生業としていたころの事例。
データーを見るとよく不注意による修理が発生する客先があった。
ちなみに業種は工事業。
安く工事をすることでエリアでは同業者から一目置かれていた存在。
当然、機械の修理代なんか予算計上していないから故障の報告が社長に上がるたびに怒鳴り散らしていた。
ある時、その業者が施工した法面(斜面)が大雨で土砂崩れを起こし、ほかの民家に被害を与えてしまった。
幸いけが人は出なかったが補償を巡り裁判沙汰になった。
気になって調べたら、件の会社は販売方法や契約不履行などで多くの民事事案を抱えているとの情報も入ってきた。
従業員による横領などの刑事事案も抱えていた。
どう考えても重大事案がいつ発生してもおかしくない。
担当者に距離を置くよう指示した1年後に案の定、現場で死亡事故が発生した。
失敗や事故は個人に属するものと、組織に属する、いわゆる組織体質に問題があるときがある。
この事例は明らかに組織体質に問題がある。
個人属性の場合は早めに転職を進めた方がお互いのため。
【事例2】
右手の指が3本ない社員。
今度は製造業の事例。
同業社から転職してきた職人さん。
前の職場で重量物の落下事故で右手の指を3本欠損していた。
「痛い目をしているから身にしみて解っているはず」と採用したのだとか。
その職人さんのことは以前から知っていたので、勤務先の社長には何度か忠告をした。
「以前にも何度も落下事故をやっている」
「物で済めばいいけど、そのうち重大事故をやるよ」と。
長くなるので結論を言うと、右足の甲から先を切断してしまった。
もちろん、安全靴は着用してはいたが安全靴の基準は1メートルの高さから1トンの落下物に耐えられるようにしかなっていない(当時)
落ちてきたというか、落としたのは8トン超の重量物。
前の職場でも、新しい職場でも何度もくりかえり安全教育を受けていても事故を起こす人は起こす。
いくら人材不足でも予兆のある人は避けた方が良くない?
【冷静になった?】
ここまで読んでみてどうだろう?
少なくとも感情的じゃないですよね?
安全教育の重要性とか組織経営の基本である「報連相」ができているかとチェックしたくなったのではないでしょうか?
その気持ちを忘れないでいただきたい。
人間は感情をコントロールし、冷静になれば建設的なアイディアを思いつくものなのです。
感情的になり、怒鳴ってしまったのでは次に進むための建設的な打開策が舞い降りて来なくなります。
もし、部下の失敗に腹が立ったら、同じ年代の頃にやらかしてしまった自分の失敗を思い出しましょう。
または、最近、やらかしたことで部下に言えないような恥ずかしい失敗はありませんか?
ベテランとしての年季とテクニックでカバーしたような失敗。
まずは、腹が立ったら深く深呼吸を10回しましょう。
それでも腹が立っていたらさらに大きな深呼吸を100回してください。
腹が立つことを「瞬間湯沸かし器」と言いませんか?
怒りの感情のピークは7秒くらいしか続かないそうです。
深呼吸しながら自分に質問して下さい。
「このピンチをチャンスに変えるにはどうしたら良いか」
「同じような失敗を繰り返さないために何ができるか」を。
そして、正直に失敗を報告した部下にお礼を告げましょう。
ひょっとしたら将来起こるかもしれない重大事故を防ぐきっかけを作ってくれたのですから。
もちろん、事例と防止策は社内で共有しましょう。
当然、報告した部下への配慮も忘れないように留意することもお忘れなく。
参考までに
最後にこの記事の理解をさらに深めるためのリンクを貼っておきます。
良かったら参考にしてくださいネ
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