なぜ事業計画書通りに業績が上がらないのか？
2021/09/10
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
経営コンサルタント言う仕事柄、いろんな会社さんの事業計画にも関係するのですが、長年の疑問がやっと解消しました。
コンサルプログラムにいくつかコースがあります。
解かりやすく言えば、一番高額なコースを選択する方は必ず、素晴らしい結果を出しています。
なぜなら、事業計画通り行動しているかどうか、また、行動した途中経過として新たな壁に出会った時に相談してくるし、こちらも、毎週毎週、しつこいくらい電話するから。
つまり、何が言いたいのかというと・・・・
興味のある方だけ、続きをお読み下さいませ。
◆ なぜ事業計画書通りに業績が上がらないのか？
事業計画書とは、ビジネスやご商売が「こうなったら嬉しいな」というのを書いたもの。
言ってみれば、単なる思惑とか、企てを書いたものに過ぎない。
これだけで、業績が良くなるなら、まさに「思考は現実化する」という、ロングセラーのタイトルを鵜呑みにしているアホと同じ。
嬉しい状況にするために、毎日、毎日、神頼みしても神様だって優先順位があるんだから、玉串料の多い、上得意さんから期待に応えなきゃ叱られるんだから、いつまでも「思考が現実化」するわけないじゃん。
事業計画を作ったら、次は、行動計画を作らなきゃ。
行動計画を作ったら、次は、人、物、金 と古くから言われているように、各々の分野における計画書も作ってネ。
で、計画がぶれないように、いつでも計画をチェックすると同時に、計画は未確定要素もあるので、想定外の出来事にも対応できるように、方針書も作って下さい。
どんな事業にしたいのか、という方針があれば、予想外の大口取引の引き合いが来た時なんかにも、冷静に対応できるよ。
それでも、経営者と言えども人間なので、悩む。
悩んだ時の、心のよりどころとして、経営理念や企業理念があるんだと思うな。
企業理念は国家で言えば憲法のようなもの、基本中の基本軸を明記したもの。
経営理念は、おなじように国家にたとえるなら、基本六法のようなもの。
実務レベルでの軸を明確にしたものだと思ってください。
ここで言う「軸」とは、どのような未来にしたいのか、という目指すべき方向と、そのために何をするかを決めたもの。
たまに、コンサル先のクライアントさんから「理念はこれで良いですか？」なんて、質問されるけど、理念に正解なんかないよ。
しいて言えば、公序良俗に反しない限り、何を目指すのも自由。
ただ、その理念に共感する人の多い企業は発展成長するし、そうでなければそれなりになるだけの事。
なので、カカトコリさんは「経営者はホラを吹け」と薦める。
まだ見ぬ未来に対して、どんな夢を語れるか、どんだけ多くの人を魅了し巻き込むことができるか。
お客様になって応援してくれる人もいる。
一緒に社員として助けてくれる仲間もいる。
お金を貸してくれたり、出資してくれる人もいる。
政治や行政の面から助け舟を出してくれる人もいる。
知らないところで、クチコミやネットコミで応援してくれる人もいる。
ただし、それには条件があり、あなたのご商売が発展成長することが、世の中のお役に立つ場合、大げさに表現するなら、人類の幸福に寄与する場合だけ。
なので、カカトコリさんは経営規模に関係なく、事業は公のものだと思っているし、オーナー経営者さんにも会社をわたくしすることには厳しく叱責する。
もっとも、経営者がわたくししてる会社にはそれなりの社員さんしか集まらないので、成長も発展もないけどな。
閑話休題
本日の主題にもどろう
他にも、事業計画の中には、本当にいっぱいの具体的な計画書が必要になる。
で、最近読んでいた『脳はなにかと言い訳する』（池田裕二著 新潮社）にも書かれていたけど、脳みそは時間軸を管理するのが実は苦手。
なので、計画しただけで、安心して、すでに起こった事実だと勘違いしてしまう。
肝心要が抜けてしまう。
では、その肝心要が何かというと、計画書通り、己の行動を律することができるかどうか。
たとえば、急なゴルフのお誘いや、急な飲み会。
なんだかんだと、言い訳、それも仕事に絡めて をねつ造してしまう。
なぜ、言い切れるのかというと、昔のカカトコリさんも、あなたと同じだったから（苦笑
つまり、事業計画の中には、経営者自身の行動計画も含まれるし、業績を上げたいなら、少なくとも計画通り行動する習慣を身につけてくださいネ
世界的なロングセラー『七つの習慣』を身につけてください。
『七つの習慣』で薦めているフランクリンプランナーは、単なる時間管理ではなく、目標管理であり、目標達成のための行動管理にぴったりです。
本日の参考図書
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追記
優秀なはずの経営者がなぜか、会社を発展成長させることができない
特にまじめにお仕事をしている経営者さんが
ふしぎだと思いませんか？
次回の更新はそんな経営者さんに向けて書く予定です。
タイトルは「成果があがる社長の仕事術」
お楽しみに
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