地域貢献型企業が発展する
2021/08/27
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
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「30年ビジョン?
たぶん、生きていないだろうから、責任取らなくて良いんだよね?」
などと、超長期をイメージする課題に挑戦中のカカトコリ。
国家百年の計とまではいかなくても、思いっきりホラを吹いてやるぅ~~~(笑
たとえば、地域から選ばれる会社になるためにはどんなことをすべきなのか。
法人別人格という経営原則から考えると、地域から選ばれない会社は誰からも選ばれないですよ。
では、具体的にどんな取り組みをするとよいのでしょう?
◆ 地域貢献型企業が発展する
まずは、実際に聞いた話から
小学校とかのテレビが壊れたとするじゃろ?
普通は市役所や教育委員会などに報告すると思うんじゃけど、そんなことしとったら、たちまちの授業に間に合わない。
じゃけん、〇〇産業さんに言うんよ。
そうすると、翌日にはテレビが届く。
いわゆる都市伝説かもしれんけど、この地域ではそんなウワサがあるんじゃ。
カカトコリさんも知っているように、〇〇産業さんは大規模市町村合併の時も、「市」に合併することは猛反対じゃった、なんせ、自然派の健康食品を全国に展開しとるから、理想は「村」じゃけど、譲って「町」ならという条件付きじゃった。
地域に根付いた貢献をしとるから、協力業者さんも従業員さんも、その意見には大賛成で、結局「町」になったじゃろ?
全国展開どころか、最近は海外との取引もしとるけど、地域貢献の恩恵とはこういうことなんじゃないん?
と、その地区の商工会の幹部の方が教えて下さった。
最近、少子化の影響か、人手不足がよくマスコミで報じられているけど、本当なんだろうか?
一部の大企業では求められる人材像に達しない求職者が増えているとも聞く。
たしかに、そういう切り口では教育行政のツケがビジネスの現場では起こっているのだろうけど、ひるがえって我々中小零細企業も本当に人手不足なんだろうか?
先週末の懇親会の席でも、マスコミ報道などは「その情報発信で得する人は誰なのか?」と俯瞰的に見る習慣を身に着けないと判断を誤るよという話をさせてもらった。
もうひとつ事例を
大手、ハウスメーカーの下請けばかりしていた工務店さん。
大手の下請けなので、現場があっちこっち広範囲になる。
いちど、現場に入ると数カ月は通うことになるが、その時間的ロスと経費は数値化すると、信じたくないようなすごい数字になる。
往復3時間だと、一人当たり、数万円の機会ロス。
一般的に、小売りだと30分、卸業でも1時間圏内に商圏を作らないと、経費の食い込みが大きすぎて、資金繰りがひっ迫すると言われている(出張費をもらえるなら別)
それでも、留守を狙って同業者が商圏に入ってくるリスクはあるよ。
職人、5人のチームが半年間、「通勤」するととんでもない数値になることは、簡単に想像がつくことでしょう。
で、その工務店さん。
自分たちの子供たちも地域の方々の協力があり、毎日、楽しく、安全に暮らしていけるのだからと、地域貢献のひとつとして、盆踊りを開催してみたんだって。
子供たちにはお菓子の詰め合わせセットを準備し、大人たちには焼きそばとかフランクスルトなどの屋台を準備して。
「マジで、ビックリしましたよ。
お隣の家から、リフォームの相談が来た時には。」とは、その工務店の青年社長の弁。
なんでも、おなじ町内会でも、その工務店の存在すら知らない住民がほとんどだったとか。
ぶっちゃけ、ビジネス的には下請けじゃなく、直需なので利益額も大きくなるし、現場が歩いていけるようなところなので、経費の支出も限りなくゼロに近い。
その後、その工務店さんでは、盆踊りの時には、施工事例の写真パネルの展示(ビフォーアフターの紹介)や、子供工作教室もやっているのだとか。
この話には続きがある。
この事例を聴いた、地場の零細土建業の青年社長さん
主に、公共工事をやっていたんだけど、公共工事費の削減に悩んでいた。
で、パクリというか、ほぼ、コピーで自社主催のお祭りをやってみたんだと。
裏山の斜面の防災工事や、墓地の造成、庭づくりの土木作業など、今では地域の「民需工事」のウエイトが大きくなり、経営内容も改善され、かつ、地元の若者の雇用も増えつつあるのだとか。
販売にしろ、求人にしろ、基本中の基本はまずはその存在を知ってもらうこと。
潤沢な資金があるなら、ばんばんマスコミ広告を出したり、大手の求人広告店に儲けさせてあげたりするのも良いでしょう。
『金がないなら、知恵を出せ』
嫌らしい言い方かもしれないけど、地域貢献という自社PRはいかがでしょうか。
カカトコリさんも本当に微力ながら、毎月、児童福祉施設をサポートさせてもらっている。
目的は、はっきり言って売名行為です。
ただ、自分自身が行動を示すことで、触発されて地域貢献やボランティアに目覚める経営者が一人でも増えると、世の中がもっと良くなるのではないかという思いから。
そのためにも、カカトコリさんも、もっとその存在を告知しようっと。
本日もお読みいただきありがとうございます
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