中小企業のための組織で問題を解決する発想法
2018/03/07
ようこそ岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ
◆ 中小企業のための組織で問題を解決する発想法
いつも、セミナーの冒頭では「組織的に売れるしくみを創ろう」とお話しさせていただくことにしています。
組織的とか、チームと言う言葉を使うと、よく個人事業主の方や、少人数で経営されている中小零細企業の方が納得できないような顔をされます。
でも、よくよく考えてみてください。
世の中そのものが、自分の得意分野を寄せ集めて成り立っているのです。
たとえば、水を飲みたいという課題があったとしましょう。
おそらく、ほとんどの方が、水道の蛇口をひねるか、ペットボトルのミネラルウォーターを手にするのではないでしょうか?
では、その単純な水を飲むという課題にたいして、どれだけの人が関わっているとおもいますか?
水源を探す人は、最初だけしか関わらないかもしれません。
送水設備を保守点検する人は、そのインフラの維持に継続的に関わることになることでしょう。
もちろん、そのほかにも目に見えるところや、気づかないところで、本当に多くのひとが関わっているのです。
設備を建築する人、セメントを作る人、それを運ぶ人。
運ぶためのトラックを作る人、燃料を補給してくれる人などなど、つながりを考えだしたらきりがありません。
こうして、世の中そのものは、お互いに助け合って、まるひとつのチームのように活動することによって、成り立っているのです。
日常生活のありとあらゆる場面で、直接であれ、間接であれ、みんなが助け合って生きているのです。
そして、何もない平穏無事な時には意識しないでしょう。
しかし、何かの問題解決や課題に直面した時には、遠慮なく助けてもらえば良いのではないでしょうか。
ただ、誤解の無いように言っておきますが、常日頃、ちゃんと自分の得意なことで世の中に貢献していることが条件になると思います。
解りやすくするために、もっとシンプルにしましょう。
世の中の仕事は大きく分けると、何かを作る人と、それを売るのが得意な人に分かれます。
作るのが上手い人は製造業にいき、売るのが得意な人は販売業をしてる。
作っただけでは代価を得ることができないし、物が無ければ売ることはできません。
お互いに、もちつもたれつの関係なのです。
どちらが上とか、下とかの関係もありません。
お互いに対等な立場なのです。
そうやって、相互扶助しあっているのです。
相互扶助は対等であり、自主独立の関係です。
間違えても相互依存の関係ではありません。
お互いに相手の立場や意見を尊重し合うことが必須になります。
その関係があれば、自社の課題に対しても、本音で語り合うことができ、知恵や経験、さらには物的な援助なども受けることができるのではないでしょうか。
難しく感じます?
単純に行ってしまえば、お互いの助け合いは日頃使っている言葉にするなら、そこにお仕事があるということです。
自社だけでまかなえない問題解決をお互いに助け合うことが、経済活動になりうるということです。
私の嫌いな言葉に『下請け』と言うのがあります。
どんな仕事であれ、その仕事や、その業者さんがいないと発注元も困ります。
なので、私はいつもビジネスパートナーと呼んでいます。
そして、中小企業の場合、外部のビジネスパートナーも自社の組織の一部だと考えてみてはいかがでしょうか?
また、内部スタッフの隠れた才能や知恵を借りるのはいかがでしょうか?
経験が浅いとか、年齢が若いとか先入観を捨てて、意見を聞いてみてはいかがでしょうか?
経営の神様と言われた松下幸之助翁は小学校しか出ていません。
しかも、病弱で仕事もよく休んでいたそうです。
なので、現場を知っている部下の意見を尊重したそうです。
よく経営者やリーダーはなんでもできるようでなければならないという考えの方もいます。
でも、それは非現実的なのではないでしょうか。
すぐれた経営者やリーダーと言うのは、人の使い方が上手い人だと思います。
人は、意見を求められたり、認めてもらえたりすると、それだけでモチベーションがアップすると言われています。
外部、内部、含め、課題を共有し、謙虚に知恵や意見を求める姿勢が大切なのだと思います。
それが、相互扶助、共存共栄につながると思います。
この記事が参考になり、あなたが素敵なパートナーと出逢えますように。
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