出る杭は打たれる、出過ぎた杭は引っ込まない
2018/03/07
ようこそ岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ
◆ 出る杭は打たれる、出過ぎた杭は引っ込まない
の続きです。
「グランドでボールを追いかけているあなたたちを見てて思ったの」
最初は健二のことを大勢の中の一人だと思っていたらしい。
ちょっと有名になると急に親戚や友達が増えるのは良くあることだと先輩ミュージッシャンから聞いていたから。
逆に有名になると批判する人も増える。
でも、批判や批難はまだましな方。なかには、ねたみかなにか解らないけど、いわれのない中傷も受けることがある。
その覚悟が無ければ、本気で夢を追いかけるのはやめておいた方が良い。
むかしから「出る杭は打たれる」という。
そのためには、打つのが大変なくらいになるまで、『出過ぎた杭』になるしかない。
二次会もお開きになり、そろそろ帰りたいのだが、地味で目立たなかった健二の真剣な問いかけになにか言葉にできないものを感じた。
綾香は仲間に見つからないように気を付けながら健二の携帯番号を聞き出した。
「運転手さん、ごめん、さっきの場所に戻って」
仲間から別れた綾香は健二の中に、昔の自分を感じてすぐに電話してみた。
まだ、二次会のお店の近くにいるという健二と話してみたくなったのだ。
「あなたみたいに地味で目立たなかった人も逆の意味で印象に残ってるわよ」
「あのころは、万年補欠で自分に自信がなかったからな」
「それで、私になんの興味があるの?」
「綾香はさあ高校時代からミス城南学園にも選ばれるほど輝いていたじゃない」
「そうね」
「でも、本当のところどうなの?」
「どういう意味?」
「まわりからの期待とかプレッシャーに感じたり、うるさいとか思ったことないの?」
「そりゃか、あるわよ。それに負けず嫌いな性格だからやるからには勝ちたいしね」
「だよね。で、教えてほしいわけよ。」
「何を?」
「今度、デビューするんでしょ?芸能界って実力だけの世界じゃない。どうやってプレッシャーと闘ってるのか。
実は、起業を考えているんだけどなかなか踏ん切りがつかなくて何かのヒントがありそうな気がするんだよね」
「健二って本当にバカね」
「いきなりひどくない?」
「まぁ、昔のよしみで本当のところを話しても良いけど、誰にも言わないでよ」
「もちろん」
こんなやり取りから健二の『専門家としての知識を体系化し起業を成功させるための研究』がやっと始まったのだった。
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