下請けの立場はなぜ弱いのか
2021/09/29
下請けの立場が弱い最大の原因は何だと思いますか?
この質問をすると「技術力」という答えが多いのですが、技術力だけじゃダメなんです。
告知広報力、つまり、集客力があるかどうかです。
冷静に考えてみて下さい。
集客力があれば、イヤな客、イヤな仕事を断れますよね。
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特にBtoBのお仕事の販路開拓や新規開拓を低予算で仕組み化することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
売れているものを研究しよう。
今日のFaceBookのタイムラインは、ジャニー喜多川さんに関する者が目立つ。
朝礼でも美人スタッフさんたちの話題はジャニーさん。
おじさんは、AKB48の研究をしていたので、話題について行けない(涙
もっとも、野郎には興味ないけどな。
本日はセミナーに通ってきていたK君の課題である「脱下請け」について
シャンペーンタワーの法則はビジネス界でも同じ
どうすれば、上流に行けるのか
何をしたら、直接ボトルから飲むことができるのか
興味のある方だけ、続きをどうぞ
写真はAKB48のお気に入りのアルバム
◆ 下請けの立場はなぜ弱いのか
「やっと、大手のあのメーカーと取引できるようになったぞ」
2代目社長のK君は父親でもある先代社長の喜びの顔を忘れることができない。
父親がそれまで勤めていたそのメーカーを退職し、創業したのはK君が中学生になったばかりのころ。
社長と言えば、収入も多くなり少しはリッチな生活ができるかもしれない、という期待が裏切られるのに半年もかからなかった。
メーカーで生産ラインの課長をしていたから独立しても仕事に困ることはないだろうという、先代の目論見はまったくの見当違い。
自宅兼事務所の電話のならない日々が続き、3つ通っていた塾も最後のひとつになり、学校の給食費も遅れることが増えてきた。
みじめな日々を過ごしながら、K君も「こんなはずじゃなかった」と父親に恨みすら感じるようになっていた。
そんなK君一家に歓喜の一報が入ったのは、クリスマスを二週間後にひかえた師走の深夜。
父親が勤めていたメーカーのOB会になけなしのお金を工面して参加した父親からの電話だった。
「先輩の会社が『少しなら仕事を回してやっても良いぞ』と言ってくれている」という突然の電話。
何人かの先輩から少しづつ仕事を回してもらいながら、なんとか世間並みの生活もできるようになり、長男だからと、なんとか地元の私立大学にも通わせてもらえることになった数年後、次の事件が起きた。
「すこしは他人のメシも食ってこい」
という父親の意見に従い、同業の中堅企業に勤めながら、素敵な彼女もでき将来が虹色に見えていた頃のこと。
最初にその事件を聴いた時には、「しょせん、海外の出来事、関係ないや」と思っていた。
まさか、リーマンショックの余波が父の経営する零細工場にも影響するとは・・・
定期的に参加するようになった、OB会の他の仲間に仕事を回してもらうようにお願いして回っても見た。
「なんとかしたいけど、うちも火の車」
そんなつれない返事ばかり。
最後の手段とばかりに、かつての人脈をたどってメーカーにも出向いてみた。
昔の上司は面会してみると、取締役常務に昇進していた。
「なんとかなるかも?」という淡い期待は5分後には露と消えた。
常務いわく、「孫請けや下請けの心配どころか、自分の首も危ない」という取り付く島もない対応。
めったなことでは愚痴らないK君も、ついつい、彼女にも弱音を吐いてしまった。
「今まで育てて下さったお父様にご恩返しをするチャンスじゃないの」
優しい彼女の一言に背中を押され、父の会社の仕事を手伝うために、彼女と一緒に帰省したK君。
本当は、父親にしてみれば、不景気なところに食い扶持がふたりも増えるんだけど、世の中の中小企業が後継者不足で悩んでいるときに拒否する選択肢は思いつかなかった。
50才を過ぎてのなれない営業活動のきついこと。
受注があるならまだしも、リーマンショックの後遺症は想像をはるかに超えていた。
K君も銀行などに紹介された展示会などに出展して頑張っては見るけど、経費がかさむばかり。
そんな苦しい状況が続く中、ついに先代が倒れてしまった。
なんとか、一命はとりとめたものの、病気の後遺症で仕事ができない状態に。
急遽、二代目に就任したK君は大きな進路変更を決意した。
それは、脱下請けという会社の存続をかけた大きな決断。
「このままでは、元請けのメーカーさんや、発注元の下請けさんに生殺与奪の権利を握られたままだ。
安定したサラリーマンと言う身分を投げ捨てて経営者と言う生き方を選んだ意味がない。
自分を信じてついてきてくれた嫁さんにも申し訳ない」
そんなK君にアドバイスしたのは次の3つ
直販を始めても価格破壊はしないこと
エンドユーザーに直接販売できる独自の販路開拓をすること
戦略上、仕入先や協力業者も新たに探すこと
本日もお読みいただきありがとうございます
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