正しい経営判断の基準とは
2024/08/01
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を改善することが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
使っているスマホをそろそろ変えたいなぁと思い始めた。
何度かの落下で裏ブタにひびが入り、きちんと閉まらなくなっている。
どうせならと参考までに読み始めたのが、気になっていた『５Ｇビジネス』（亀井卓也著 日経ビジネス）
技術的にはすごい革新が起こせそうなんだけど、使う人間の本質って、万葉集のころもそんなに変わっていないと思うんだけどなぁ。
ついでに言えば、自動運転とプリウスミサイル（アクセルミスによる暴走）を、カメラで運転手の表情を認識し、人工知能が判断し・・・なんてやるよりも、単純に手で押せる、非常停止ボタンを付けたら解決するんじゃね？
儲かることよりも、お客様が喜ぶことを考えるのが、本当の経営判断だと思うんだよね。
◆ 正しい経営判断の基準とは
役員や株主・勤続15年から20年の中間管理職・2年から5年の若手社員・求職者や就職担当者・外注先や仕入れ先・お客様の中でも特に上位客・金融機関や行政機関や監督省庁などなど
視野を広げると、我々中小企業でもいろんな方々のお世話になっている。
お世話になっているからと、意見を求めるとすごいことになってしまう。
立場が違えば、意見が違うのは当たり前の事。
一番、卑近な例が、現場作業をしていた時と、課長などの管理職になった時、同じ人間なのか？と疑いたくなるくらい発言内容が変わってくる。
立場が違えば、職務上、発言しなければならないことが起きてくるから当然のこと。
気を付けなければならないのは、声が大きいからと言って、正しい発言だとは言えないということ。
お金持ちだからと正しいことを言っているとも限らない。
権力や影響力があるから正しいとも限らない。
そもそも、何をもって正しいというのかという哲学めいた悩みにぶつかってしまう。
そんな時のために、日頃から考えておきたいのが、自社の存在意義や存在目的。
どんな人のために、何を提供するのか。
どんな満足を得てもらいたいのか。
さらに、その事業活動を拡散することで、どのような社会の実現を目指すのか。
そのために、何をするのがベストなのか。
民法には、企業とは利益を追求する集団、と定義されている。
利益の追求だけで良いのだろうか？
冒頭の関係する方々は、お金があればそれで満足するのだろうか。
もちろん、世の中は経済社会で、生活していくにはお金も必要。
お金だけで幸福になれますか？
お金を使う時間。
一緒に楽しめる仲間。
健康な身体。
生きがいや働きがい（周囲からの評価や社会との関連性）
最近読んだ本にこんなことが書かれていた。
人間を簡単に堕落させる方法。
酒池肉林の豪遊地帯に放り込む。
正義は人の数だけあるとも言われている。
何をもって、正しいというか、何をもって、正しい経営判断と言うかは実に哲学的な課題ではある。
経営には、哲学と、戦略と、ビジネスモデルが不可欠。
経営者の哲学が業績を左右する。
経営判断がブレブレで何をしたいのか意味不明な会社や経営者は信頼されるだろうか。
価値観が複雑化する時代の中で、企業に求められるものも、複雑化、高度化しているのは事実。
だからこそ、シンプルかつ共感される存在意義や存在目的（目指す方向）が求められている気がする。
たとえば、障がい者雇用・ＬＧＢＴ・ＢＣＰなどなどとどのようにかかわっているだろうか。
地域振興、雇用創出や雇用維持、納税や社会貢献、エネルギーシフトなどの環境問題。
ほかにも、多くの社会的課題がある。
企業の97パーセント以上が中小企業。
中小企業が真剣に考えていかなければならない時代が来ている。
そんなことを、8月のセミナーで配布する特別レポートを執筆しながら考えていた。
本日もお読みいただきありがとうございます
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