社員教育を効果的にする方法
2021/09/02
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
特に法人客相手のお仕事の新規開拓を低予算で仕組み化することや、流通チャネルの改善で収益性を向上させることが得意で「集客の鬼」と呼ばれることが多いです。
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知っていることとできることは違うよね
できることと、やり続けることも違う
さらに、身体が勝手に動くレベルは異次元の世界
でも、「おぎゃぁ~」と生まれた瞬間からできていたわけじゃない。
どこかで、習い、行動し始め、さらに研鑽を積んでいくから勝利を手にすることができる。
そんなことを考えていた、昨夜のラグビーのワールドカップ。
ついに、積み重ねが実り、ラグビー発祥の地、イギリスの一部であるスコットランドに勝ってしまうなんて。
凄すぎる。
社員教育も求められるゴールは「身体が勝手に動く」というレベルだと思うんだよね。
一部上場企業の講師の講習と、カカトコリ流の講習の違いはどこにあるでしょう?
成果の上がる社員教育とは。
◆ 社員教育を効果的にする方法
安全講習会で起きた事故を起こしたことがある。
工事業を営んでいるクライアントさんからの依頼で、安全講習会の講師を務めたときのこと。
どうせやるのなら、今までのやり方と違う手法で取り組まないと、カカトコリさんを指名してくださった意味がない。
「元請けから講師がやってきて、国交省が作っている安全講習のビデオを見たり、元請けさんが制作しているテキストの読み合わせをしたりしていました。」
「よく、そんな眠い講習をしていましたね」
とは、思っても声に出さないのが、大人と言うもの(書くのは良いらしい うそ
眠い講習は思いっきり、講師の責任。
ターゲットは工事業の現場で頑張っている監督や代理人を筆頭に、身体を動かすのが得意な人たち。
そもそも、安全は、知っているだけではなんの役にも立たない。
基本動作のいくつかが、決められたタイミングで、迷うことなく、勝手に身体が動くようになって初めてその効果を発揮する。
たとえば、信号待ちの後の最初の一歩。
最初の一歩を踏み出す前に、左右の安全確認をしているだろうか?
特に、横断歩道で先頭にいるとき。
目の前の信号が青になったら、反射的に交差点に入ると危険極まりない。
赤信号方向から無理に突っ込んで車がいることがあるから。
なので、自分側の信号が青になっても、左右の安全の確認をしてから一歩を踏み出すことにしている。
実際に、この習慣のおかげで、タクシーにはねられそうな状況を回避したことがある。
危機管理の世界ではヒヤリ・ハットと言う有名な法則がある。
ヒヤリ・ハットとは、別名をハインリッヒの法則ともいう。
概要は、一件の大きな事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされる。
重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが必要であるというもの。
では、どうすれば防げるのか。
その時の講習会のカカトコリさんのテーマは「身体で覚える」
そこで、実際に異業種で事故防止のために取り組んでいる動画を二本見てもらった。
指さし呼称と、ダブルチェックと呼ばれているもの。
具体的には電車の運転士がしていることと、飛行機の操縦席の様子。
動画を見るだけでは、今までの講習と変化がない。
そこで、ここからが意外に高評価をいただいたやり方。
まず、二人一組になってもらう。
目的は相手の行動をチェックするため。
次は、講習会場内で、その日、一日自分が責任を持ち安全確認する物体を決めてもらう。
たとえば、非常口のランプの点灯、ホワイトボードの位置、天井の証明、バディの名札などなんでもあり。
寝させないことと、身体で覚えてもらうためにしたことは何か。
しかも、受講者の得意を褒める方法。
約10分おきに実際に起立し行動してもらう。
同じ基本動作を繰り返し、繰り返し。何度も、何度も。
「指差し」「声出し」「念のため」と大きな声を出しながら、自分の決めた安全個所を声に出しながら実際に指さし確認してもらいながら行う。
アンケートを見ると、身体を動かしたことで、何をすべきかと言うことと「念のため」と唱和したことで、安全確認に対する意識が向上したとのこと。
今までの座学だけの講習よりも、身体を使ったことで、一種の緊張感があり、講義にも集中できたと。
社員教育の目的は、実際に行動してもらわないと意味がないので、お役に立ててうれしい。
ところが、ヒヤリ・ハットに該当する事故が起きていた。
自分の準備した資料では、全部で10回の「指さし」「声出し」「念のため」を行ってもらう予定だったのだが、念のためチェックすると8回しかできていなかった。
次の事故を起こさないように、対策を練らなくては(汗
本日もお読みいただきありがとうございます
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