時給一万円の仕事があるんですが
2018/03/07
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
◆ 時給一万円の仕事があるんですが
時給一万円のお仕事があるんですが、やってみたいと思います?
前回の記事の続きです
時給一万円の仕事内容の前に、前回のブログ記事をお読みくださいませ
⇒ https://www.cacatokori.net/blog/20160905355
営業マンをひとり雇用するといくらくらいのお金が必要になるかご存知でしょうか?
給与体系や業種にもよりますが、約600万円から1000万円かかると言われています。
メーカー系の営業マンになると、時給はぐんと高くなります。
なぜでしょう?
この金額の中には、保険関係や、営業車の償却など、その人が在籍するために発生するすべてのお金が含まれます。
一年間、365日の内、休日や社内会議など、お客さまのための活動をできない日もありますから、実際の営業活動ができる日数を計算しやすく、200日と仮定しましょう。
平均値の800万円を200日で割り、さらに、一日の労働時間である8時間で割り算してみると、1時間当たり、その営業マンが会社に在籍することで、5000円のお金が必要になるということです。
会議や打ち合わせは仕事には必要なことだけど、直接売り上げを上げているわけではありません。
また、一日8時間の労働時間のうち、移動時間や、日々の打ち合わせや、自分自身の営業事務的な仕事もあるでしょう。
なので、お客さんと接している本当の営業時間に換算すると、一時間当たり、1万円くらいは粗利を稼いでくれないと、その営業マンは役目を果たせてないと言われても仕方ないのです。
また、営業マンのやってる仕事の内、他の部署や、他の人間がサポートできるものがないかと考えてみてください。
たとえば、見積作成をマニュアル化してパートの人にやってもらうとか、エクセルで簡易プログラムを組んでおくとか
もっと言えば、時給1500円の優秀なスタッフに4時間分の仕事を手伝ってもらったとしたらどうなるでしょう?
一ヶ月に20日仕事をしてもらったら、その事務員さんには12万円
あらたに作れた時間は80時間
その80時間で、対お客さまの仕事が出来たら・・・自分で電卓をたたいてみて
このように、営業マンの時間当たりの経費というか、目標粗利はすごく高いのです。
そんな営業マンに、利益的に会社に貢献しないお客(地雷客:詳しくは拙著に)の世話をさせたり、「お客さまの声」というイチャモンに近いクレーム対応をさせていたらどうなりますか?
現場の営業マンは本能的と言っていいくらい、売上を上げることに反応してしまいますから、儲からない客であろうが、時間ばかりかかる客であろうが、無理難題を押し付ける客だろうが、条件反射的にアポを入れてしまうのです。
ここは、会社のルールを明確にし、全社的な取り組みで、売れるしくみや、儲かる仕組みを構築するようにするしかありません。
では、「良い客」を見つけたり、「良い客」になってもらうには、どうやって全社的に取り組むのか、次回は事例を紹介しましょう。
お楽しみに
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