会社の発展を阻害する要因
2021/09/05
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。
テレワークで自宅にこもっていると気分が滅入るからとスタバに行こうにも、スタバも休業しているところが多いのだとか。
そうなると、ほかのコーヒーチェーンに行く?(こらこら
まじで、こもってばかりいると気分が滅入るから、少しは外にも出ようよ。
ただし、壇蜜
もとい
断密 でね。
で、どんなことを考えると良いのかを考えてみたよ
◆ 会社の発展を阻害する要因
1・驚かないでくださいネ
特に中小零細企業において、会社の発展を阻害するのは目先の売上です。
2・経営者の本来の仕事とは
経営者の本来の仕事は、会社の将来を創り、一緒に働く社員さんや、お客様、取引先の期待に応えること。
ところが、人手が少ない我々中小零細企業では、目先の納品や作業などにも社長さんが対応することになります。
そうすると、将来のことを考えたり、考えるためのインプットをしたりする時間が取れなくなってしまいます。
極端に言いましょう。
お客さまが気にしているのは自分のこと。
取引先や仕入れ先が気にしているのは、売掛の回収のこと。
社員さんが気にしているのは、自分の昇給と今度の休日のこと。
10年後、30年後、さらには50年後のことなんか、外部の人は考えてはくれません。
自社の経営のことは、経営者である社長さんご自身が考えるしかないのです。
ここが「経営は自己責任」と言われるゆえんではないでしょうか。
もちろん、繁忙期には現場を手伝うこともあるでしょう。
しかし、現場を離れ、スタバとかコメダ珈琲にこもり、将来を考える時間が会社の将来の成長や発展に結びつくのです。
おりしも、コロナウィルスの影響で客足が遠のいた経営者さんにはビッグチャンス。
目先の売上に対応しなくていいんですから。
とは、言うものの、ここで注意点があります。
たとえば、夜のカラオケスナックを経営しているとしましょう。
ざっくり言えば、飲食業ですよね。
問題はここです。
自分で自分のことを飲食業の経営者だと思い込むのか、ほかのセルフイメージを持つのか。
じっくり、考えてみましょう。
3-1・ 売れない時間を活用しミリオンセラーになった事例
知りたい?
お話しするのは事例なので、その本質をしっかりつかんでよ。
時々いるんだよねぇ
この業界は特殊だから
この地区は特殊だから
などと講演会の後で言う人。
懇親会の席とかで発言すると、問題発言だって言われるので、ここで言っておくよ。
「(アホか)特殊なんはお前の頭の中じゃ!(怒)
本質をとらえ、自社に合うようにアレンジするのがお前の仕事じゃろうが、バカか!」
ビジネスの本質は、困っている人の手助け。
その手段としての商品や役務の提供。
逆に言えば、より多くの困っている人の手助けができれば、大金持ちにも大富豪にもなれるってこと。
ということで、事例に入るよ。
エリアは東北だったか、北陸だったかは残念ながら忘れてしまったけど、都会じゃなかった。
商品そのものは、一冊の文庫本。
書店さんの本の動きは、問屋さんとのポスシステムでいつでも閲覧できるのね、問屋さんであれば。
書店さんの立地条件や売り場面積で、ある程度は、売れる冊数は決まってくるのよ、普通は。
ところが、その本屋さんだけ、以上にあるタイトルの本が予想外の異常な売れ行き。
問屋さんの過去データーの予想では、その本屋さんなら売れても、年間に10冊未満。
ところが、実績を見ていると、一か月に1000冊とか売れている。
単純計算なら年間に1万冊ちかく売れるんじゃない?ってことだよね。
その書店さんは何をしたと思います?
今では、珍しくもないし、かえって逆効果な本質をつかまない真似をしている業界も見かけるよ。
「ハンカチを準備してお読み下さい」
という、文庫担当の書店さんの一言。
この一言を手書きポップにしただけ。
ここで、クエスチョン
この販促方法に再現性はあるでしょうか?
その後、出版社がそのポップを印刷して、各地の書店さんに配布したので『白い犬とワルツを』(新潮文庫)は爆発的に売れ、映画になったりもしました。
で
ここからが、カカトコリさん的視点
多くの書店さんが本を売ることには成功したけど、自社を売ることには失敗しました。
どういうことか、解りますか?
さっき、言ったよね?
「ハンカチを準備してお読み下さい」
という、文庫担当の書店さんの一言。
この一言を手書きポップにしただけ。
この行動をあなたのお仕事でどこまでパクれますか?
まさか、お弁当に「ハンカチを準備してお読み下さい」はないよね(笑
あ
いま、笑ったでしょ?
マジで、笑った人は要注意だよ。
真剣に考えている人は笑う余裕なんかないからね(人間の集中力は凄いから)
続きは、自分で考えましょう。
自分で考える習慣を身につけないと、本質をつかむことはできないよ。
3-2. 若手登用で伸び続けているお蕎麦屋さんの事例
関東平野で多店舗展開しているお蕎麦屋さん。
大衆的な値段でサラリーマンさんや、一般ピープルに人気のお店。
もちろん、創業当初は経営者さんが自らすべてを仕切っていた。
カカトコリさん的な視点ではそばそのものにこだわらなかったのが成功の秘訣かと。
お蕎麦のすごいところは、こだわったお蕎麦だと確かに美味いんだけど、ランチタイムでも3000円とかするんよ(田舎者にはびっくりじゃわ 急に岡山弁 笑
ところが、このお蕎麦屋さんはランチタイムだと丼物によるけど500円から800円くらい
おそばにこだわれないよね。
でも、なんだかんだと繁盛していて、100店舗以上を展開しているらしいよ
客層戦略がすごい(調べてビックリしたぁ
もちろん、すべての業務を社長がやれないじゃん
で、ある時から、社長がやらないことを決めたんだとさ
大切な経営資源の中に最近は「情報」が入るよね。
認知・判断・動作という車の運転にたとえると経営は、認知・判断・作業の繰り返し。
そこで、判断に集中するために、自分でなくてもよいことは雇用形態に関係なく、なるべく若手にさせているんだって。
たとえば、メニュー開発も。
普通は飲食業の人ってメニュー開発は経営サイドの仕事だよね。
ところが、そのお蕎麦屋さんでは、入りたてのバイトでも面白いアイディアがでるとすぐにテストマーケティングにとりかかるのだとか。
で、社長さんしかしない、言ってみれば、社長の専権事項はひとつだけにしたそうです。
よく、中小企業の経営者さんは「自分がいないと仕事が回らない」なんて言いますが、よく考えてもみて下さい。
もし、社長が一か月とか、一年とか仕事ができなくなったら、社員さんたちはどうやって生活していけばいいんですか?
経営者といえども、生身の人間です。
病気もすれば怪我もするし、寿命もあります。
どうします?
そのあたりは、拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同友館)に詳しいので、呼んでいただくとして、そのお蕎麦屋さんの社長さんの専権事項とは、新規開店の立地を決めることなんだそうです。
(バラして良かったんだろうか?笑)
で、面白かったのは、その社長さんは売っているものはお蕎麦でも、やっていることは不動産屋です、と言っていました。
なっるほどぉ~~~ ですよね。
4・ 目先の売上以上に将来を考えよう
人間は視線が落ちると、視野も狭くなり、発想も小さくなるそうです。
逆に視線をあげて、視野が広くなると、発想も豊かになるそうです。
発想が豊かになると、次々にワクワクするアイディアが出てくるようになります。
現実としては、目先の売上も大切ですが、一日の中で30分でも良いので、将来を考えましょう
5・ 将来のために、なにを捨てますか?
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
年老いた母の通院の付き添い
久々に一緒にご飯
我が愛妻ガミゴン様の誕生日
年間予定ではお寿司の予定だったんだけど外出自粛を受け彼女の好きなアイスでお祝い
奮発してハーゲンダッツにしてみた。
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