失われた売上を取り戻せ(コロナ対策)
「すまん、儂が悪かった」
昨日のセミナーでの出来事
本番が始まる前から、早く来た人向けに話し始めたのね
コロナ対策で、経営者が最優先でしなければならないことは・・・・って。
懇親会の席ではいつものようにいろんな話題が出たんだけど、よくよく考えたら猛反省しなきゃならんことがあることに気づいたのよ。
最優先に取り掛かる課題のための前提条件がそろっているものだと思っていたら、前提条件をクリアしていな経営者さんも多いんだということを忘れておった。
その前提条件とは・・・・
◆ 失われた売上を取り戻せ(コロナ対策)
給付金の支給を受けたり、特別融資を申請したり、とりあえず、手元資金を確保すること。
ただし、据え置き期間があるとか、実質無利子とか言っても、いずれは返済しなきゃならないし、融資を受けている全期間で無利子なわけじゃありません。
返済期間が長いということは、総返済額に占める金利も多くなるということじゃけんね。
手元資金を増やしたら、事業計画を見直そう と話してたんだけど、前提条件をおもいっきり忘れとった。
どういうことかというと、事業計画書というのはさらに上位概念として経営指針書があるのね。
経営指針書の中にビジョンマップや経営理念と一緒に事業計画書やもろもろの部署の方針書があるのよ。
今回のセミナーの参加者の会社では当たり前に作っていると思い込んでしまっていた。
懇親会の席で、「理念って何なんでしょうね?」と質問されて、思い込みに気づき、現在猛反省中。
経営指針書については、今年度はコロナの影響で講習会そのものがお休みをいただいているけど、フォロー委員として毎回関わっています。
経営指針書には次のような項目を明確にし文章で書きこんでいきます。
どんな世の中を創りたいのか
なぜなのか(動機やきっかけ)
何のために経営しているのか
10年後、30年後、50年後にはどんなことを達成していたのか
自分の仕事は何業なのか(事業領域の定義)
同業者よりも優れているところや、劣っているところはどんなところなのか
事業として成立させるために財務的にはどんな目標をたて、どんな取り組みをするのか
などなどを半年かけて学ぶ研修です。
参加資格があるので、近しい人にしか、お薦めしませんが、研修を受講しなくても作ることはできます。
気になる方は、毎月開催している売上創造塾でお声がけくださいませ。
ソーシャルディスタンスの確保のため座席は詰めません
メインの話にもどします。
コロナ対策の中で事業計画書の抜本的な事業計画書の見直しが必要と何度も言っていました。
抜本的な見直しとは、「そもそも、ビフォーコロナと同じことを続けていて良いのか?」という問いかけです。
融資を受けた、受けていないに関係なく、短期的にはウィズコロナの期間が3年くらいは続くと思っています。
新型コロナの確実な治療法が確立されていないばかりか、ワクチンすら開発途上のままです。
引き続き、ソーシャルディスタンスの確保、自主的な外出自粛、テレワーク、営業時間の短縮などの対策や対応が求められます。
たとえば、飲食店の場合、ソーシャルディスタンスの確保ということで、満席の状態の客数が半分近くになりますよね。
そのうえ、自主的外出自粛の影響もあり、思うように売り上げが回復できないで、悩んでいる経営者さんも多いのではないでしょうか。
競合他社も多く元々熾烈な競合を戦っている飲食業界。
一日に対応できる客数が減少する対策として、売上や利益を確保するためにたとえば客単価を2倍以上にできますか?できないですよね。
テイクアウトで何とかしようとしても、完売できないで、廃棄することも多いのではありませんか。
もちろん、支出を抑えるためにスタッフを減らすとか、広告を減らすなどの選択肢もあります。
接客業で接客の品質が下がったらどうなります?
ホットペッパーなどの有料広告が来店動機の主な要因だったお店が広告を止めたらどうなります?
解りやすく言えば、安売りしないと売れないお店が安売りを止め、そのうえ、扱い商品が粗悪品になったお店に客が来るのか、を冷静に考えようということなんですね。
人によっては、グサグサとえぐられたような気分になったり、殴ってやろうかとわなわなと震えていたりすることでしょう。
普通は言わない、かなり失礼なことを言っていることは重々承知しています。
カカトコリさん自身も真剣に考えたビジネスプランやビジョンを否定されたことは一度や二度じゃありません。
なので、悔しい気持ちは、痛いほど解ります。
でも、経営は理想を目指し、目の前の現実と闘い続けることであり、現実は数字という道具を使って客観視しなければならないのです
頑張れば良くなるはずだという「思い」や「気持ち」だけでなんとかなるような甘いもんじゃありません。
何のために経営しているんでしょう?
お店を維持するのが経営目的でしょうか。
お仕事を通じて、大切な人の人生に貢献したくて経営しているんじゃないんでしょうか。
お仕事で大切なことは、大切なお客さまを大切にすること。
それ以上に大切なことがありますか。
では、大切なお客さまとは、どんな人なのでしょうか
大切なお客さまとはどんな人なのか
大切なお客様にどんなことをすると喜ばれ、コロナ騒動の影響を最小限に抑えることができるのか
そんなことを「失われた売上を取り戻せ(コロナ対策)」と題してお伝えさせていただきました。
以下は、参加された方々のアンケートの抜粋です
「久しぶりの勉強でした。
お時間をつくって頂きありがとうございます。
復習がたくさんできる勉強会で、初心にもどる気持ちを忘れることなく、いられるのでありがたいです。
ありがたいです。」
30代 サロン経営 女性
「3か月ぶりのセミナーありがとうございました。
いろいろと実践すべきことが学べて良かったです。
明日から行っていくこと
1・顧客リストのブラシュアップ
2・「自分がしてほしいことを他人にする。自分がしてほしくないことは人にしない」
日頃から気を付ける
3・決めたことを続ける
がんばります!」
30代 サロン経営 女性
「久々のセミナー開催に、久々の参加でした。
セミナーのタイトル通り『~取り戻せ』る内容で力強く、大変参考に(勉強に)なりました。
ウィルスにやられ放しでは面白くないですね。
取り戻せ!とパワーをいただけた時間でした。
ありがとうございました。」
50代 民間車検 女性
「コロナの影響を受け、自社の事業の内容を見直すと共に何を大切にし、行動していくべきか、具体的に理解できたので、早速動いていこうと思います。
・具体的に伝えることで相手が具体的な行動ができる。
・「目配り・気配り・思いやり」
本日もありがとうございました。」
40代 サロン経営 女性
「本日もありがとうございました。
ニュースレターは、記憶想起。
言い換えると、今、来ていないお客さんに、来店の動機を思い起こしてもらうためのもの。
ニュースレターとチラシの違いがあらためてよくわかりました。
チラシとフライヤーもそういう意味からすると違いがありますよね。
同じ内容でも、書き方や伝え方で効果が変わっていきます。」
50代 福祉系 男性
次回は7月4日土曜日
岡山国際交流センターで
17時半開場
18時セミナースタート
テーマは『仕掛け販売で売上げ3倍』です。
詳細が決まり次第、改めて告知しますので、まずは、手帳を開き、スケジュールを確保しておいてください。
お楽しみに。