激動の時代の経営者の役割

      2021/09/05

実は、激動の時代じゃない時代はなかったんです。
想定外の出来事に、100年に一度なんて言いますが、思考のスパンを伸ばせば普通の出来事かもしれません。
経営者はどんな状況でも生き残りをかけた臨機応変な対応が求められます。
日ごろから何をしておくべきでしょうか?

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。

販路拡大や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。


たまたま地殻変動とか地震のことに触れたら、今朝、千葉で地震が起きていてビックリしました。

房総半島エリアは昨年も台風の被害にあったばかり。

クライアントさんもいるので被害がないことを祈るばかり。

個人的な激震はカカトコリさんが写真に本格的に興味をもつきっかけになったオリンパスさんがカメラ事業からの撤退を決めたという報道。

カカトコリさんが暗室に籠もっていた当時、OM-1という世界最小一眼レフカメラを作ったすごい技術を持っているのになぁ。

もっとも、本当はカメラそのものよりも、大場久美子嬢を起用したポスターを見て

「こんなに美人に撮れるんだ」と違う方向に感動した記憶がよみがえります。

時代は流れているんですねぇ。

ということで、今日は激動の時代を乗り切るための、経営者の役割を考えてみました。

このポスターがカメラ小僧の仲間入りしたきっかけ
 

 

 


◆ 激動の時代の経営者の役割
 
 
 
 
 
時代は絶えず動いている

日本一高い山はご存知のように富士山ですよね。

標高は3,776メートル
 
たまたまテレビをみていたらこんな驚きの説が紹介されていました。

かつて北アルプスには標高が10,000メートルを超えるような富士山よりも高い山があったそうです。

富士山の3倍近い標高の山があったそうです。

どこに消えたのでしょう?

フィリピン海プレートとユーラシア大陸プレートと太平洋プレートの地殻変動の影響と、長年の風化により現在の北アルプスの山々に変形したそうです。

超スローモーションの動きなので、人間の寿命という短いスパンの時間の中では動いているようには感じませんよね。

数万年とか数億年という想像もできないようなスパンの話になってきます。

人間が地殻の動きを感じるのは、たまに起きる地震の時くらいですもんね。
 
止まっているように思えるものでも、じつはたえず動き続けているわけです。

ましてや、人間の営みの中でおこる変化のスピードは地球規模や宇宙規模で考えるとものすごい勢いで変化をしているといってもけして過言ではないでしょう。
 
 
 
 
 
変化するのは地形だけじゃない
 
時代の流れとともに内部環境も外部環境も変化すれば、価値観も変化します。

もちろん、価値観の変化の象徴である経済も変化します。
 
さらに、今回のコロナ騒動や、最近多発している大規模自然災害でも変化します。

また、日本に限って言えば、80年近く戦争が起きていません。

平和な方が好ましいのは言うまでもありませんが、近海では相変わらずきな臭い情報もあり、気になります。
 
世界に目を向けると、紛争やテロもなくなっていません。

好むと好まざるに関係なく、いつなんどき、想定外の出来事の影響を受けるか判りません。

「治に居て乱を忘れず」はリーダーの役割として当然のこととは言うものの、平穏無事な状況が続くとついつい油断してしまいます。

対岸の火事という言葉があります。

岸の向こうの火事だと安心していても、現代のように人も物も情報も世界中を駆け回るようになると、対岸の火事が、いつ飛び火してくるか判りません。

6次の隔たりというのをご存知でしょうか?

まったく知らない人どうしを無作為に抽出しサンプルにした実験があります。

仮にAさんとBさんとしましょう。

Aさんに質問します。

「Bさんを知っていますか?」

もちろん、知りませんよね。

そこで、次の質問をします。

「Bさんを知っていそうな人を紹介してください」と。

これを繰り返していくと、地球上のほとんどの人が国籍とか人種に関係なく、間に6人の人を介在させるだけでつながるそうです。

ネットワーク理論と呼ばれています。


人と人がつながるということは、経済もつながります。

ということは、対岸の火事だと思っていても、ネットワークをたどって行くと、いずれ、自分のところにも影響があると考えた方が良いということです。

たとえば、東南アジアで原因に関係なく、あるメーカーの部品工場が操業できない状況が発生したとしましょう。

その部品をつかって完成品を作っているメーカーや、その関連企業に影響が出ますよね。

もし、その関連業者の方がお客さんだという商売をしていたらどうなりますか?

さらに、その業者に関係している業界の方々。

その業界で働いている方々も、仕事を離れたら消費者です。

食べたり、着たり、遊んだり・・・

そう考えると、対岸の火事でも安心はできませんよね。
 
 
 
 
 
経営者に求められるものが変わってきている
 
経済が右肩上がりの時代の平和な時代には、まじめに頑張っていれば何とかなりました。

ところが、外部環境の変化が激しい時代はそれだけでは生き残れない時代になってしまいました。

同業者やライバルと顧客やビジネスの奪い合いをしているだけではダメなんです。

想定外の出来事で、マーケットが無くなったり、業界そのものが消滅したりすることもあり得ます。

あなたの会社は生き残れますが?

人工知能だけがライバルじゃありません。

想定外の出来事に対して、想定をしなきゃならない時代。

拙著『一天地六の法則』(サンマーク出版)では、「常識を疑え」と主張させてもらったのですが、本当に常識が通用しない時代になってしまいました。

たとえば、カカトコリさんがセミナーで伝えているひとつに、営業マンは売り込みをするな、訪問をするなというのがあります。

営業マンの仕事は売上の数字を追いかけることじゃなくなってきています。

どんな手法なのかは、セミナーに参加していただくとして、それくらいのパラダイムシフトが必要になったのだと考えて下さい。

柔軟な臨機応変な対応力が経営者に求められるようになってきたのだと思います。

たまたま、ダーウィンの「種の起源」(世間では「進化論」とも呼ばれている)を読んでいるのですが、あの有名な言葉はまだ出てきません。

「強いものが生き残るわけじゃない。変化に対応できるものだけが生き残る」
 
 
 
 
 
どうすれば、臨機応変な発想方法が身につくのか

大きなポイントは二つあります。

ひとつめは脳科学の勉強をしていて気付きました。

脳科学の見地からは、人間の脳みそは数万年という長いスパンでほとんど進化していないそうです。
 
ほとんど進化していないということは、外からの刺激に対する反応もほとんど変化していないということなるのではないでしょうか。

つまり、100年単位では未経験な出来事でも、1,000年とか10,000年レベルで歴史をさかのぼればなにかのヒントがあるということですよね。

なので、カミュの『ペスト』がリバイバルヒットしたり、『サピエンス全史』というユヴァル・ノア・ハラリさんの本が流行ったりするのだと思います。

もうひとつは・・・・

興味のある方はセミナーの中の質疑応答の時間にでも質問してみて下さい。

意外な考え方を話すかもしれません。


いずれにしても、自社の存在意義や明確なビジョン、企業理念や経営方針がなければ、進むべき方向、判断すべき基準がないことになります。

大切なので、もう一度言います。

「治に居て乱を忘れず」

日頃からの備えを怠らないようにしましょう

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体重は大差ないけど、お腹周りが気になる
 
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