集客の入り口は連絡先の確保

      2018/03/07

ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ

◆ 集客の入り口は連絡先の確保

あらためてこの言葉の奥の深さに自分でもびっくりしました。

『名簿は現金』

きっかけは、著者仲間でもあり、長年の友人でもある後藤勇人先生の最新刊『夢実現とお金の不思議な29の関係』(同友館)を読んでいたから。

要約すると、ビジネスで現金を稼ぎたいなら、最初に現金を投資する必要があるってことなんだよね。

しかも、正しく。

どのようにすれば、正しい投資ができるのかは、同書にも事例がいっぱいあるので、読んでもらうとして、リアルな事例も紹介しよう。

(以下、事例に基づいたフィクションです。ご自分のビジネスに置き換えて、アレンジして読んでネ)

とある、フットケアのサロンオーナーとの会話

「どうやって、集客してるの?」

「スーパーなど、人の集まるところで、10分間の無料体験コースと30分の入門コースをやっています。
 無料体験コースの方からは、いっぱい感謝の声が貰えて嬉しいです」

「まぁ、無料で提供して怒る人はいないよね。
 無料コースから、30分の有料コースに移行する人もいるよね?」

「20人にひとりくらいは」

「一日の売り上げはどのくらい?」

「6000円くらいですね」

「もちろん、人件費や、出店料を払うと赤字だよね」

「ですね」

「名簿は集まってる?」

「え??? 
 何のことですか?」

「だからぁ、無料だろうが有料だろうが、施術をしてあげた人の連絡先は確保してる?」

「いえ。
 全くしていません」

「何のために、無料体験会をしてんの?」

「お店の知名度を上げて、サロンに来店してもらうためです」

「だよね
 そうでないと、赤字を解消できないもんね」

「そうなんです。
 赤字続きで、どうしようかと悩んでいます。」

「ところで、あなたが今、一番関心があるのは、自分のサロンの赤字解消だよね」

「ですね」

「ひとり、一人のお客さまのことよりも、そっちの方が大切だよね」

「もちろん」

「いい。
 人ってさぁ、自分にとっての良いことにしか興味ないんだよ。
 あなたのサロンがどうなろうが、そんなことなには興味ないし、忘れちゃうよ」

「えぇ~~
 そんなぁ」

「いや、それが、現実。
 だから、連絡先を確保して、忘れられないための努力をしなきゃ」

ということで、無料体験の方と、有料コースに移行した方を区別して『見込み客リスト』の作成が始まった。

昨今、個人情報保護法とかあって個人相手のお仕事の場合、この『見込み客リスト』の収集が非常に難しくなっています。

と、言われています。

本当はすごく簡単にリスト集めはできるんだけどね。

ということで、次回から、個人相手のビジネスで、いかにして『見込み客リスト』を集め、さらに安定リピーターになってもらうかについてお話する予定です。

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小さな会社の見込み客をリピーターにする方法

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