販売は仮説と検証の繰り返し
2021/08/24
経営は教科書通りにいかないから難しいし、楽しい。
良いことも、そうでないことも、いろんな出来事が起こる。
いかにチャンスにしていくかが、経営者の役割。
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
販路開拓や販促支援のサポート役。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
得意分野はコンサルタントコンサルティング。
「食後30分間の皿洗いで1食無料のサービス」
へぇ~~ まだやっていたんだ というのが率直な感想。
普通は自動食器洗浄機でしょう。
「餃子の王将」出町店(京都市上京区)で続いていたらしいんだけど、今秋の閉店が決まったんだって。
学生の多い京都で、仕送り遅れなどで困った学生を多くサポートしてきたのに経営者の高齢化と後継者不在で閉店してしまうらしい。
こころざしのあるお店の閉店は寂しいな。
社会貢献すると商売繁盛につながるとはいうものの、教科書通りにいかないのも現実。
ということで、今日は現実としての経営の話です
写真は昨日の金曜カレーの日活動のヒトコマ
合言葉は「ダイエットは明日から」(爆
◆ 販売は仮説と検証の繰り返し
販売は現場で起きている
経営コンサルタントの仕事をどのように解釈しているのかは知らないけど、時々、絶対的な信頼を寄せる方がいらっしゃる。
天地創造のゴッドじゃないんだから、未来を創造はおろか予見することなんか無理です(キッパリ
お伝えしているのは、過去の事例や法則と、カカトコリさん自身のビジネス体験、クライアントさんの実績などから「こうした方がうまくいく確率が高いと思うよ」程度の内容です。
しかも、ビジネスはお客さまという意思や価値観の異なる人を相手にするわけですからシナリオ通りに行かないのが当たり前。
よく、営業コンサルタントの人が、セールストークを暗記させたり、ロープレをなんどもやらせたりする場合があるけど、応用ができないと現場で使えないのと同じ。
ほとんどの現場で、お客さまは想定外の行動をするよね。
映画やドラマを演じているんじゃないんだから、想定通りに行くわけないじゃん。
たとえば、カカトコリさんなんか、性格が素直なもんだから「ここにごみを捨てないでください」なんて、張り紙を見ると、ついつい、ゴミを捨てたくなるもんな(笑
まぁ、銀河系の中から一粒の砂を探すくらい微妙に残っている良心と理性が実際の行動を押しとどめてはくれるけど
33歳のトモ子さんへ
これは、とある商品のキャンペーンの時に提供したキャッチコピー。
30代前半のOLさんが旦那の実家に、小学生と幼稚園児の子供を連れて帰省した時の出来事
というドラマに基づいて開発したという商品。
トモ子としたのは、智子、知子、朋子・・・やたら漢字変換が出てきて、面倒だったから(おい
その後、この商品がきっかけで、シリーズ累計で500万以上のヒット商品になったんだから、許してもらおう。
で
この「33歳のトモ子さんへ」なんだけど、発売キャンペーンをしたのね。
まぁ、発売キャンペーンという名の、購入客の名簿集め。
次の商品開発の参考にするために。
経営コンサルタントなのである程度の予想はしてはいたけど、クライアントさんは「魔法のようだ」と絶叫するくらい驚いていました。
なぜなら、想定と一番ずれていたのは、大手企業の50代、部長職のオヤジでした。
予期せぬ顧客はチャンス
ということは、軸になる商品コンセプトは変えずに50代管理職男性向けに次作を創ったら良いんですか?
って、言われたんだけど大反対。
念のため、言っておきますが、商品そのものには性差はまったく関係ありません。
開発段階でメインターゲットとして年齢、性別、年代、職業、学歴などを意識することはありますが、基本的にセックスフリーな商品です。
メインターゲットは30代40代の女性に絞り込んだまま。
受注は20代~70代の男女
いや、むしろ、50代のオヤジが多い(苦笑
カカトコリさんの個人的希望である、30代40代の美女と仲良くなりたいは、どこに行ったんだぁ~~(爆
仮説と検証があるから売れていく
33歳のトモ子さんへ
という仮説で、50代のオヤジにも売れたんだよね
で、ついつい、50代のオヤジもターゲットに商品開発をしたくなる気持ちは解るよ。
気持ちは解るけど、おそらく売れないね
なぜなら、購入目的が30代の女子と、50代のオヤジでは違うから。
細かくは言えないんだけど、検証データーを見ると、ものの見事に購入目的が違っていました。
これは、カカトコリさんとしても、まったくの予想外の出来事。
ただ、コンサル目的の「売れる」または「売れている」という現実がある限り、不必要に商品開発すべきじゃないんだよね。
もとめる「現実」を実現させるための「仮説」であり、「現実」に向かっているかどうかを確認するための「検証」だからね。
そして、検証を繰り返すことで、想定外の新しいチャンスの存在にも気づくんだよね。
大企業なら、すべてのマーケットを押さえに行くんだろうけど、我々、中小企業は「売れるから」という理由だけで急拡大するのは危険だよ。
正しい手順で拡大しないと、空中分解するから気を付けてね。
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
経営者の役割についてコンサル
馬の背別れのようなにわか雨を経験
金曜カレーの日活動もコンプリート
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