経営者がやってはいけない事

      2024/04/03

中小企業の一番のリスクは経営者が現役のまま亡くなること。
経営者の頭の中にあるものを文章化したり、仕組み化(からくり創り)でリスクをカバーしよう。
しくみと、からくりの違いが理解できますか?
 

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんを応援します。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

得意分野はコンサルタントコンサルティング。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。

良い会社を創りたいと頑張っている良い経営者さんの良きパートナーになることを目指しています。

 


今朝の気になったキーワード

 IoT活用
 
記事によると、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用し、顧客の業務効率化を後押しする企業が上位に目立った、とのこと。
 
率直に感じたのは、ますます二極化に拍車がかかるなという事。

いわゆる情報弱者とそうでない人の格差、導入のための予算を組める企業とそうでない企業の格差、業態や業種により導入できるかどうかの格差。
 
格差をうめることもビジネスチャンスにつながるかもね。
 
新しい技術の導入もさることながら、今朝は経営者としてやってはいけない事を考えてみた。
 
ちなみに、新技術の導入は自社のコスパも考えてね。

 


最近の岡山はチェーン店の出店ラッシュ?
何といっても、『大都会岡山』ですから(笑


写真は先週お邪魔した『ラーメンの山岡家』発祥の地、茨城県牛久市のもの

 


 
◆ 経営者がやってはいけない事
 
 
 
【スタートで失敗したな】

カカトコリさんが社長になったのは36歳の時。
 
心身ともにビンビンに元気なころ。
 
どのくらい、元気ビンビンだったかというと、九州を一周した後、そのまま北海道に飛び、スーツケースの中身を換えたと思ったら、ヨーロッパへ出張。

一か月の間にこのスケジュールをこなしていた。
 
まだ、小学生だった長男に「お父さんのように(忙しくは)なりたくない」と言われショックを受けたことを思い出した(涙
 
当時は社員も20人弱いて、今から考えると本当に「失敗したな」としか言えないのだけど、「こいつらを食わせなくては」と営業の先陣を切っていた。

「うちの社長はプレイングマネージャー」という認識が社員に間に出来上がりしまって甘えるようになり、いつまでも社長じゃなく「先輩営業マン」のまま。

おなじような失敗をしていないですか?

営業の仕事にかぎらないけど、社員さんは実際に現場経験を積み重ねることで成長しますよね。

上手く行ったことからは学ぶことは少ないけど、失敗から多くのことを学びながら。

ところが、社長になりたての頃は、社員の失敗が許せなかったんです。

お客様を大切に思うばかりに。

そして、自分が現場に出ることで、大きな失敗を二つしていることに気づいていなかった。

ひとつ目は社員さんの成長の芽を摘むこと。

二つ目は本来の社長業に専念できなかったこと。

本来の社長業とは社員をリードするために方針や目的を決めることのことね。


【退職する社員に言われたきつい一言】

「どこに行きたいのか解らん」

当時は、お金を儲け、ボーナスをいっぱい支給すれば社員は仕事をしてくれるもんだと思っていたんだから、本当に未熟だよね。

冷静に考えたら判ることなのに。

お金儲けをしたいのなら、ほかの会社の方が年収も多いし、本人にその気があれば独立開業もするよね。

しかも、法的には代表取締役なのに父でもあり会長でもある先代の言動をコントロールできない。

会長の言動をコントロールできないから、出張中に会議で決めたことをひっくり返される。

たびたび起こるちゃぶ台返し。
 
社員にしてみたら、この会社にいても大丈夫か?と思われてもしかたない。

もっとも父としても、会社始まって以来の会長職なので何をするべきなのか、何をしてはいけないのかが解っていなかったのだと今なら思えるけどね。

 

【変わり始めた2007年事件】

「めったに来れないので、この病院でできるすべての検査をして下さい」

定期検査で脂肪肝の疑いがあるということで、日ごろはお酒を飲まないのになんでだろうとかかりつけの内科でチェックしてもらったのね。

「おいしそうなフォアグラですね」といつもの冗談半分の口調で言われながら続いた言葉にビックリ。

「立派なガンがあります。専門医を紹介するので安心してください」

脂肪肝はお酒じゃなく、原因は外食と運動不足。

ガンは小さすぎて、すぐには手を出せない状態だったので、半年後に手術することに。
 
とはいうものの、当時の自分の知識では「ガンは死ぬ病気」と思いこんでいたのであわてたよ。

後継候補としては常務がいるものの経営者としての経験は未知数。

とりあえず、仕事が回るようにしないと一緒に仕事をしてくれている社員さん達に申し訳ない。
 
社長がいなくても支障のない仕組みを作らなくては。

とり組んだのは、通常業務のリスト化

神田昌典さんの提唱しているマインドマップで当時の自分が抱えている仕事をリストアップした。

次にしたことは、先輩たちから教わった事と、学んだことの仕分け。

なぜなら、伝えられたことは伝えることができると考えたから。

どうなったと思います?

よく中小企業の経営者さんが言いますよね。

「自分がいないと仕事が回らない」と。

今なら言うよ。

「それって、後継者育成や社員教育をサボっているってことですよね?」と。

当時は、自分がこの会社を背負っているくらいに思っていたけど、取り込んでいる業務の98パーセントは伝えることができることが判明。

「おぉ~~~。
 自分がいなくても業務上の支障は無いんだ。
 ラッキー」

って思ったよ。

 

【社長は元気で留守が良い】
 
次の事件は2018年

がんの発症を受けて、権限の委譲が進み、社員さんが主体的に仕事をするようになったので決めたことがある。

速いか遅いかで人間はいずれは死ぬし、いくら稼いでも誰でも三途の川の渡船代は六文。

ということは、好きなことをして生きていこう。後悔の無いように。

そんな進路変更をした数年後のある日の朝に事件は起きた。

「なんだか頭が痛いから今日は遅刻する」

2時間ほど仮眠して起きても頭痛は続いている。
 
病院に行ってから出社するべ、と思い玄関を出ようとしたら思いもしないふらつき。

ヤバい!

このふらつきは間違いなく、脳みその血管が切れているに違いない。

119番して、消防指令の人と会話している時に言われたよ。

「うん、間違いないですね。だんだんろれつが回らなくなってきています」

緊急入院の検査結果は脳卒中。

残念ながら、「元気で」という条件はそろわなかったけど、緊急入院。

結果的には二月ちょっとの入院期間。

気になるのは留守の間の業績。

ところが売上も利益も留守にしている方が増えている。
 
やっぱり、社員の邪魔をしない方が仕事はスムーズに回るみたいだよ。

 

【念のため】

言っておくけど、セミナーでもお伝えしている『売れるからくり』を全社員さんが理解し、社長がいなくても実践できる仕組みがあるからだよ。

簡単に言っているけど、浸透させるにはそれなりに時間がかかるので、興味があれば早めに取り組むことを強くお薦めするよ。

緊急入院みたいな想定外の出来事はいつ起こるか予想すらできないからね。

興味のある方は、毎月開催している売上創造塾に参加してね。

毎回テーマは違うけど、半年に一回は『売れるからくり』の作り方を説明しているよ。

ちなみに次回はこれ

⇒ https://www.cacatokori.net/blog/202107085318

『売れるからくり』と一緒に取り組むとより一層効果がでるよ。

 


本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


【過去セミナー参加者の声】


【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】

原付でお祭りに向かうのか、浴衣ギャルを盗撮
速くこんな日常が戻らないかな 
 
【この記事のおすすめ図書】
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