人は何を買っているでしょう?(強いビジネスの創り方)

      2018/03/07

ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ

本日は岡山にいます。

午後からは、毎月恒例の【売上創造塾】
今回は、わざわざ東京からもお越し頂けるみたい。
いつも以上に気合を入れて頑張らねば。
 
東京から岡山のセミナーに参加するってことは、相当な時間とお金を使ってるわけじゃない。
その重みは、いい意味でいつも以上にプレッシャーがかかる。

もっとも、今までの一番のプレッシャーは東京のセミナーに、わざわざ、そのためにだけにアメリカから参加された方がいた時かな。

申込者の名前がなんと「イチロー」

さすがに、ビックリしたね。

もっとも、今までで一番びっくりしたのは、同じく東京のセミナーなんだけど、申込者が「浜田幸一」

千葉の暴れん坊と言われてるあの「ハマコー」さん?

ビックリしたというより、ビビったんだけどね(笑

まぁ、できることしか、やらないし、できないんだけどね(おい
 
なんで、そんなすごいことが起こるのかというと、「経営相談、特に販促のことならカカトコリさん」ということが、過去のセミナー参加者やクライアントさんがクチコミやネットコミ(ネット上でのクチコミ)をしてくださるから。

本当にありがとうございます。

そのために意識的にやってることといえば

◆ 人は何を買っているでしょう?(強いビジネスの創り方)
 
人はこころざしに共感し、夢を買っているんです。
 
仕事柄、書店営業に行っていて気づいたことがあります。

「人は夢を買っているんだろうな」と。

たとえば、女性が多く立ち読みしてるのは、料理や家のコーナー
独身と思しき女性は旅行とかブランドバッグやファッションのコーナー
男性は車、時計、バイク、楽器(音楽じゃない)、スポーツ
あと性別に関係ないけど、特に高齢者が増えるのは投資や株式などお金関係
 
具体的に目に見えるものは様々だけど、突き詰めて考えると夢という言葉にたどり着いた。
 
じゃぁ、あなたが提供できる夢って何だろう?

ちょっとこのマトリクスを考えてみてほしい。

他社がやってて、自社にもできて、お客様が喜ぶこと
⇒ レッドオーシャン確定 赤字垂れ流し決定
 
他社がやってて、自社がやっていなくて、お客様が喜ぶこと
⇒ 独自性がどこにあるの? 新参者が参入できるほど甘い業界ですか
 
他社がやらなくて、自社にできることで、お客さまが喜ぶこと
⇒ ブルーオーシャン おめでとう

他社がやらなくて、自社もやらなくて、お客様が望んでいること
⇒ 早くやろうよ ただし、言いなりになっちゃだめだよ

他社がやってなくて、自社にはできるけどやってなくて、お客さまが認識してないこと
⇒ マーケットあるの?どうやって認識してもらうの?経営資源ある?

研修とかすると、ほとんどの方が間違えてるんだよね

「御社の独自性は?」って質問すると視点がそもそも間違えてる

肝心なお客様を置き去りにして、自分のこだわりばっかり

どんなビジネスであれ、買うか買わないかを決めるのは100%お客様

そのお客さまを置き去りにしてどうすんの(怒
 
ただ、勘違いしないでほしいのは、なんでもかんでも、お客様の意向を通りにしろとか、そんなことじゃないのね

そんなことをしてしまったら、疲れるだけ

最近、話題になってる、宅配業界を見れば解るよね
過剰サービス
本来のサービスは有償だからね

いっぱい払ってくれた人や、何度も買って下さる方に役務(サービス)を提供するんであって、そうでない人を「お客様は神様」だとするからおかしいんだよ

モンスタークレーマーを作ってるのは売る側の無知だよ
 
さて、本題にもどそう。

まぁ、どのポジションで起業しようが、レッドオーシャンだろうが、ブルーオーシャンだろうが、あなたが勝手にやることなんで、カカトコリさん的にはどうでもいい話なんだけど、もし、真剣に前(さき)のマトリクスを考えるのなら、ついでに考えてほしいことがある。

それは
「自分が取り組もうと思ってる活動が広がると、社会にどんな影響を与えるか?」ってこと。

ミッションとか、志とか、正義とか、クレドとかいろんな言葉が使われてるみたいだけど、そんなのはどうでも良いことで、肝心なのは内容。

そして、結果として、他人様のライフスタイルや、価値観や、文化が変わったらすごいと思わない?

超有名な事例は、ソニーのウォークマンね
カカトコリさんが高校生の頃に世の中に出現し、あっという間に、音楽文化を変えちゃったよね
 
弊社の例で恐縮だけど、拙著『小さな会社のオープンルール経営のススメ』(同友館)にも書いてるけど、コアビットというダイヤモンド工具(消耗品)のリサイクルビジネス(正確にはリユース)もやってるのよ。

資源に恵まれない我が国の国民に「もったいない」という風習を再認識してほしくて。

やってることは微々たることだよ。
でもさ、そのビジネスがきっかけになり、資源の節約とか、物を大切にするとか、国益にも関係することなので、そんなことを、ちょっとでも考えてくれる人が増えると良いなぁと思ってるのね。

実際、お客様の中には、従業員教育をちゃんとした結果、車両修繕費、消耗品費、事務用品費、修繕費などが激減したと喜んでくださる方もいらっしゃる。
 
自分のことだけ考えるんじゃなく、どうせ経営するなら、社会から必要とされることで、やってて楽しくて、現実として利益にもつながることをやろうよ。

そして、大切なのはそのために、やらないことを決めること。

特に、ビジネスが軌道に乗る、最初の3年くらいは自分のビジネスに集中してください。

【最新情報】

次回の4月8日のセミナー 第109回 売上創造塾 
『小さな会社の発展のための2つのコンセプトとは』
セミナーの詳細・お申し込み方法などは準備中
まずは、手帳を開いて、予定を確保してお待ちくださいませ。
 

新作『オープンルール経営のススメ』(同友館)おかげさまで好評です
お求めは、お近くの大型書店またはアマゾンで
印税の一部は児童福祉施設『南野育成園』さまに寄付させていただいています。

本日もお読みいただきありがとうございます

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