独立しても自由じゃない

2022/03/09

ベンチャーとかスタートアップとか、カタカナで言われるとなんだかカッコよく思いますよね。
起業して5年後の生存率は40％。
つまり5年後には過半数が倒産または廃業しています
起業前に気を付けておくべきことは・・・

今朝の気になった言葉
　
　スタートアップ
　
と
　
　ユニクロ
　
ユニクロはロシアからの撤退を考えていない、というニュース

思わず、ツッコんでしまった。
　
確かに衣料品は生活必需品ではあるけど、あんたが撤退しても、ロシアにはロシアの衣料品店も製造業者もいるじゃないか

と。

当然、批判を覚悟しているんだろうけど、売上が落ちることを見越してなのか、同日にユニクロの値上げの報道もあった。

どうなるんだろうね。
　
　
こちらも今朝のニュース

スタートアップ企業を紹介する内容だったんだけど、『スタートアップ』と言う言葉の意味を理解して使っているんだろうか？

言葉の定義と実際の業務内容に大きな隔たりを感じた。

カタカナ語を使うと、言葉の定義を気にしない若者が安易に起業しそうで怖い。
　
若い人たちが安易に独立開業しなければ良いのだが。

今日は、20代の起業希望の若者からの相談です。

以前は『ベンチャー』の多い業界だったけど、今ではベンチャーでもスタートアップでもない業界。
　
どんな業界だと思いますか？
　

ようこそ　岡山の経営コンサルタント　カカトコリ

頑張る経営者さんの伴走者、心の支えになれるよう日々奮闘努力中

良い会社を創りたいと頑張っている良い経営者さんの良きパートナーになることを目指しています。

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。

右足を脱臼し入院していたチーちゃん
　　　
早速、今朝はゲージから脱走したらしい

◆　独立しても自由じゃない

【技術者さんから】
　
現在はＳEとしてホームページ製作会社で働いています。
近い将来、独立しようと考えていますが、気を付けるべきことがありますか？
　　　　20代　SE 男性
　
素敵な質問をありがとうございます。
　
コンピューター系の技術者は引っ張りだこですもんね。

素晴らしい夢だと思います。

知識や技術があれば独立でも転職でも有利ですもんね

気を付けるべきことと言えば・・・
　
　
　
【アップデート】
　
カカトコリさんは元々は機械系のセールスエンジニアでした。
　
機械の場合、原理原則は古いものだと数千年、新しいものでも数百年の歴史があり、一度身に付けるとほぼアップデートは不要でした。

もちろん、新しくなると電気制御や電子制御の機械もありますが、そこは電気屋さんの守備範囲。

それに比べてコンピューターの技術はまだまだ、日進月歩だし、過去に通用した技術や知識が一瞬で通用する世界ですよね。

釈迦に説法になりますが、絶えずご自身の技術や知識をアップデートする必要があります。

「そんなの当たり前じゃん」という声が聞こえてきました（笑

では、同じアップデートを違う視点で考えましょう。

お金の流れはどうでしょう？

お勤めなら業務の一環ですから、所属企業が費用を払い、かつ、お給料をもらえていましたよね。

ところが、独立すると当然のこととして費用は自分持ち。

さらに講習とかに参加している時間は基本的に売上が発生しません。

この差は決して無視できるものじゃありません。

知識も技術も、そしてお給料（生活費）もタダではないのです。

自分の頭の中にあるものは見えないのでついついタダだと思いがちですが維持コストやバージョンアップ費用が発生するということです。

【営業経験はありますか？】　

どんな職種であれ、独立したら営業が必要です。

資格職であれ、技術職であれ、自分を知ってもらい受注することができなければ廃業するしかありません。

めでたく受注できたら次は何が待っているか判りますか？

いまもご苦労しているとは思いますが、納期との闘いが始まります。

「おれは今日から社長だ＼(^o^)／」と遊び惚けていたのでは、たちまち食うに困ることになります。

あなたが本当に社内外にも有名なエンジニアであれば仕事そのものは向こう側からやってくるかもしれませんが、今度は納期との闘いだけじゃなく、アップデートの時間が無くなってしまうかもしれません。

そうなるとどうなるでしょう？

理解してほしいので、あえて失礼な表現をすることをお許しください。

どうなるのかと言うと

業界の使い捨て人材リスト

に登録されることになります。

おめでとうございます。

【エンジニアとしての寿命】

頭脳労働の場合、研究職で30歳まで、現場職で40歳までと言われています。

肉体労総系の場合は10歳ずつ後ろにずれます。

どちらも、現場職の後に管理部門に就けないとどうなるでしょう？
　
まだ、20代と若いのでピンと来ないかもしれませんね。

ぜひ、自社だけでなく業界の先輩諸氏を研究してみましょう。

【カカトコリさんの場合】

機械系のセールスエンジニアになったことを後悔したこともあります。

自社が販売した機械の修理やメンテナンスをしていたのですが、急ぐ場合は部品さえあれば徹夜での修理も当然。

メンテナンスはさすがに元旦は休めますが、機械を止めれるとき

つまり、夏休みとかゴールデンウイークとか日曜祝祭日

エアコンの利かない真夏の工場で長袖のツナギを着て、天井クレーンよりも高いところでの作業も何度もしました。

そんなことより、機械そのものはいつ壊れるか判りません。

デートの予定があろうが、学生時代から続けていた大好きなゴルフの競技があろうがお構いなし。

夏休みに家族旅行した記憶もなければ、プライベートで海外に言った記憶もありません。

しかも、加齢に伴い、身体の敏捷性が落ちてくると高所作業は危険。

万が一、お客様の工場でけがをしたりすると大変な迷惑をかけることになるので50代でメンテナンスの仕事からは引退しました。

独立は勢いでできるでしょう。

何年も何十年も残りの人生があるわけですから、すでに独立している先輩諸氏の経験談を調べてからでも遅くないと思います。

または、独立したいだけなら、ほかの職種も考えてみましょう。

参考になりましたでしょうか？

どうなったのかも教えてくださいネ

いつか、お会いできるのを楽しみにしております。

【過去セミナー参加者の声】
　　

【昨日の出来たこと＆嬉しかったこと】
　
国が開設しているサポートセンターで問題が解決しない
現場体験の豊富なビジネスパートナーに電話したら一発回答
しかも、解かりやすい。
税金使って、外注し下請け間でたらいまわしして・・・
まぁ、受付がどう見ても派遣かバイトの若いネエチャンじゃったから・・・
どうせなら、もっと儂の好みのタイプを集めろよ（爆
　
いつもお世話になっている児童養護施設、南野育成園さんにプレゼントする本をゲット
　　　
ついでに、気になっていた本も数冊
　