真田三代はなぜ人気があるのか(究極の戦略とは)
2018/03/07
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
本拠地は岡山 本日は大雨の岡山にいます。
気象特別警報の出ているエリアのクライアントさんのことが心配です。
特に、何も指示をしてないのに、総務のスタッフが情報収集にあたってくれています。
ありがたい。
で、よくよく目的を聞いていたら、自分の退社時間と交通手段を心配ているだけだったという(おい
まぁ、人はその立ち位置や肩書で、ものの見方や考え方が違って当たり前なので、気にしないことにしてるんですけどね(苦笑
立ち位置や肩書で変わるといえば、この一族の物語もいろいろと参考になると思うよ。
◆ 真田三代はなぜ人気があるのか(究極の戦略とは)
NHKの大河ドラマはいろいろと歴史の勉強ができて面白いけど、いろんなテーマの中で何度も取り上げられるのは珍しい。
その中でも、真田三代をテーマにしたものは、『真田太平記』と、つい最近放送された『真田丸』がある。
いろんな楽しみ方があって良いんだけど、カカトコリさん的には、圧倒的に不利な真田軍が大勢力である徳川軍に勝ってしまう、弱者が強者を食ってしまう戦略が実に興味深い。
ビジネスシーンでも、よく「〇〇戦略」という言葉を耳にするし、経済誌の見出しに使われていたり、キャッチコピーでも見かける。
なんだか、かっこよく聞こえる耳障りの良い言葉なんだけど、本当に意味が解ってるんかなぁ、と思うことも多々ある。
たとえば、コマーシャルで「少子化時代の人事戦略」ってキャッチコピーを見かけたとしよう。
資料請求してみたら、まことに見事な提案内容。
自分が抱えている課題を解決できそうだ
と、何社も何社もがその戦略を採用したらどうなる?
それ、戦略じゃなく、普及率によっては、業界標準になってしまわない?
せっかく、お金を使って導入して、同業社と差別化できなかったら、損した気になるんじゃないん?
戦略の基本は、同業他社との差別化を考えるというのが基本だから、ライバルが右に行ったら、自分は左や、上や下を選択することを考えなきゃ。
もし、あなたの会社が大手だったら、真似して、さらに、もっとより良いものを選択し、資金力に物を言わせて、あたかもその分野では自社が先駆者だというイメージを植え付ける方法もある。
逆に、大手でなければ、予算が少なかろうが何だろうが、創意工夫し、狙っている市場や見込み客に、自社が先駆者であることを名乗る必要がある。
そういえば、思い出したよ。
商標登録をすることで、マーケットを抑えましょうと提案しているコンサルタントさんのことを。
大手企業ならまだしも、いくら商標登録をしても、その商標や業務内容を告知する能力がなければ、まったくの無駄遣いだよ。
商標登録の次には、実用新案や特許もあるけど、考え方は同じ。
逆に、マーケットを抑えるための告知能力がないなら、止めておいた方が良い。
実案にしろ、特許にしろ申請した時点で官報で告知される。
公開された情報をもとに、大手が資本に物を言わせ、特許に抵触しない類似品を開発し、バンバンコマーシャルとかされたらどうなる?
開発費や労力、申請に費やした費用など、どうやって回収すんの?
なので、場合によってはそういった商標、実案、特許などを申請しないという戦略もありなんだよね。
ちなみに、『カカトコリ』は商標登録していません。
同じように定期的にやっている『売上創造塾』も登録していませんので、ご自由にお使いください。
(だれもおらんじゃろうけどな 笑)
ところで、もともと、戦略と言う言葉は明治維新以降に作られた造語なので、本当は真田三代の時代にはない言葉なんだって知ってました?
当時は軍略と言ってたらしいです。
で、ちょっと長くなるけど、究極の戦略の話しをもう少しだけしておこうかね。
まぁ、長くはないから安心して。
究極の戦略とは、ライバルが戦いを挑むのをあきらめるような戦略を言うんだよ。
もちろん、マネなんかしようもない。
(だから、テレビや雑誌でネタ晴らしするのはおかしいじゃろ?)
なので、戦いを省略するって、書くんだよ。
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