こだわりの商品を売る方法
生産者のこだわりも、目的が明確に消費者に伝わらなければ単なる自己満足。
いかに告知広報するか。
どうすれば価値を伝えることができるか。
努力が報われますように。
今朝の気になった言葉
盆休み
と
台風8号
ここの所続く、局所的な大雨も気になるけど、お盆休みで移動の多いタイミングでやってきそうな台風8号もきになる。
毎年、お盆休みには、お墓そうじと、読みたい本を読破することにしているけど、みなさんはどんな過ごし方をされますか?
日頃、移動の多いお仕事なので、混む時期や、いつもと流れが違う時には移動したくないんだよね。
今年前半のテーマは「変革」
後半のテーマは「飛翔」
飛翔につながるヒントをお盆休みの間につかむことができるのか?
飛翔といえば、昨夜、たまたま秘密の勉強会で出会ったブドウ農家さんもすごかったなぁ
こだわりの地道な努力が報われて、ステージがジャンプアップすると良いんだけど。
ということで、本日は「こだわり」をいかに売上に結びつけるか、というお話です。
ビジネスの入り口は集客です。
集客を入り口とした経営コンサルタント。
良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。
時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。
多くのクライアントさんから
「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
とりあえずのお墓そうじ
早起きは苦手なので、夕方から作業開始
夕方にはちょうど日陰になる場所
◆ こだわりの商品を売る方法
【こだわりの農家さんからも】
こんな質問が届きました
ここから
この地区の神社に伝わる伝統的な工法でお味噌とお醤油を製造しています。
添加物などは一切使わない伝統工法なのですが、昔ながらの広報なので販売価格が高額になってしまいます。
宣伝もできないので、特にしょうわの時代から台頭してきた大手のメーカーにお客様を奪われてしまいました。
なんとか、伝統を絶やさないように孤軍奮闘しているのですが、なにか良いアイディアがありませんか?
儲けなくても良いので、伝統の灯は絶やしたくはありません。
60代 製造業経営 男性
ここまで
素敵な質問をありがとうございます。
根本的にひっかかったのがここ
『儲けなくても良いので』
儲けないと宣伝広告も打てないし、伝統を受け継いでくれる若い人を雇用することもできないし、今いる従業員さんのお給料を上げることもできないし、建物を筆頭に償却費も賄えません。
伝統を守るということは、昔だけを考えていては無理です。
将来に向けての具体的な事業計画や、投資もしないと歴史が途絶えてしまいます。
【販路開拓にはいくつも方法がある】
販路開拓には大きく分けて2種類の方法があります。
あ
その前に、原材料や製造コストが値上がりしているので、販売価格を値上げするようにしてくださいネ。
コストが増えているのに、値上げしないで拡販だけしてしまうとキャッシュフローが大変なことになってしまいます。
増収減益は資金的にも、体力的にも、精神的にもしんどいだけ。
本当に良いものなので守りたいのなら、絶対に値上げしましょう。
この話しをすると、「うちみたいな会社が値上したら益々売れなくなってしまう」と反論する中小企業の経営者さんの多いこと。
今回は、こだわりのお味噌、こだわりのお醤油ですよね。
珈琲やお酒のように嗜好品の一部なので、「これでなきゃイヤだ」というお客様がいるじゃないですか。
買う人は価格だけで判断しているわけじゃありません。
むしろ、思いきって値上げをした方が売りやすくなります。
具体的な話をしましょう。
キーワードは「流通チャネル」です
流通『チャンネル』じゃなく、流通『チャネル』です
うんと
判りやすくいうと、卸先や販売先の見直しです。
本当に希少価値があり、古事記の時代からの製造方法を守っているという自信があるのなら、東京や名古屋、大阪のデパートを狙いましょう。
しかも、デパ地下じゃなく外商部を狙いましょう。
なぜ外商部なのかと言うと、「こだわり」に敏感な人が多いから。
外商部の顧客はこだわりがあり、かつ、お金も持っているのでこのお味噌やお醤油に反応すると思います。
値上することで、既存の卸先の整理もできます。
卸先のお客、つまり、最終消費者が買わなくなる可能性があります
怖いですよねぇ
すっごく、解ります、その気持ち。
代わりに、先ほどのデパートのように、新規の卸先を開拓するのですから、安心して頑張ってください。
【営業予算が組めないなら】
既存のリピーターさんのリストはありますか?
既存のリストがあるなら、正直にお手紙を書きましょう。
新規客の紹介をお願いしたり、お中元やお歳暮の贈答品として使ったりしてもらえるようお願いしましょう。
この時、忘れてはならないのが「こだわり」を開設したリーフレットです。
たとえば「古事記の時代からの伝統工法」みたいなタイトルを付けて(事実であることが重要)、自社のこだわりを伝えていくのです。
もちろん、既存客の全員が反応してくれるとは限りません。
むしろ、全員が反応しない方が良いのです。
ちょっとした理論を紹介しますね。
ネットワーク理論と言います。
一般的に、ひとりの人間の向こう側には平均で150人の知り合いがいると言われています。
もし、1,000人の既存客が一斉に告知してくれたらどうなりますか?
一気に、150,000人に告知されます。
仮に1パーセントの方々が注文してくれたら1,500人もお客様が増えてしまいます
工場のキャパを越えてしまい、紹介して下さった方に迷惑をかけることになりますよね。
(1,000人のところを自社に合うようにはめ代えて計算してみましょう)
1,000人の1パーセントで10人
10人のネットワークで1,500人に告知。
1,500人の1パーセントが注文してくれて15人
これなら既存の設備で対応できませんか?
【まずは儲けましょう】
他にも販路開拓の方法はいくらでもあります。
いくらもありますが、いずれも予算が必要です。
伝統を守り、次世代に承継していくには予算の確保が必須なのです。
「儲けなくても良いので」なんて言っている場合じゃありません。
自分の報酬を増やさなくてもいい、という考えと混同していませんか?
企業は永続するために活動資金の原資である利益を追求し続けなければならないのです。
あなたの年収とは別の問題なのです
目を覚まして下さい(喝
参考になりましたでしょうか?
素晴らしい質問をありがとうございました。
どうなったかも教えてくださいネ
いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。
【過去セミナー参加者の声】
【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
墓掃除と墓参り
郵便物の整理
引き続きの経理ソフトのバージョンアップ
お寺の入り口でありがたいお言葉に遭遇
夜は秘密の勉強会
素晴らしいスピーチに出会えた
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