客の抵抗なく値上げする方法

2022/11/24

飲食店の経営者さんから客離れが起きない値上げの方法の質問。
集客の方法を知っていれば新規客を開拓したら良いだけ。
同時に、既存客にリピートしてもらう努力をすると効果的。
お客様がリピートしてくれる理由を把握していますか。
スムーズに値上げしよう。
もちろん、ほかの業界でも応用できます。

今朝の気になった言葉
　
　論文　
　
と
　
　日本酒
　
岡山県高梁市の白菊酒造では、日本酒を炭酸水で割る専用の日本酒を開発した
　
銘柄によってはシャンパンのように発砲する日本酒はある。
　
今回は、醸造過程で発砲するようになったのではなく、あとから付け加えるところがユニーク。
　
ターゲットは日ごろ日本酒になじみの薄い、若者層なのだとか。
　
日本酒の数千年の歴史の中で、画期的なことじゃ。
　
　
人工知能に論文を書かせてみたというニュース。
　
序論、方法論、結論と論文の形式にはなっているものの、著作権者は誰なのかなどの法的課題が残っているとのこと。

近い将来、人間の仕事はどうなるんだろう？
　
そういえば、今週はチャペックの『ロボット』（岩波文庫）を読んだ。

そちらでは、ロボットの生殖（生産？）が問題になっていた。
　
1920年の作品なんだけど、実に興味深く面白かったよ。
　
　
さて、人工知能ならすぐに値上げに踏み切るんだろうけど、人間は悩むよね
　
悩める飲食店さんから、客離れが起こらない値上げに関する質問が届きました
　
ほかの業界でも値上げに悩んでいる経営者さんの参考になるはず。
　

【カカトコリのミッション』
　
良い会社を創ろうとする素晴らしい経営者の良き伴走者になる

ビジネスの入り口は集客です。

集客を入り口とした経営コンサルタント。

良い会社を創りたい良い経営者さんに寄り添います。

時々、叱るので「集客の鬼」と呼ばれています。

多くのクライアントさんから

「解かりやすく実践的で、成果に結びつく」と好評をいただいています。
　

走る気満々だったのだがあいにくに雨
　　　
モチベーションアップのためにひもを変えてみた

◆　客の抵抗なく値上げする方法
　
　
　
【抵抗の少ない値上げ方法】
　
12月3日の売上創造塾のセミナー『値下げしない売り方』に飲食店さんからこんな質問が届きました。
　
ここから
　
現在豚玉890円です。
でも、本当は豚玉1枚1000円にしたいのが本音です。
でも、その勇気がありません。
1年前に値上げしたばかりですが、それを上回る色々な値上げで、損益分岐点が10％も上がってしまいました。
これ以上値上げをしてしまえば、客離れが起こりそうで怖くて値上げができません。
客離れが起こらない値上げの仕方はありますか??
　　　　40代　飲食店経営　男性
　
ここまで

素敵な質問をありがとうございます。
　
なぜ、豚玉なんだろう？
　
豚玉しかメニューに無いんだろうか？
　
たまに、飲食店には、単品だけで勝負しているお店があるので悩む。

単品だけなら迷わず値上げするしかないよね。
　
では、メニューがいろいろとある場合はどうするか？
　
その前に、考えてみてほしいことがあります。
　
　
　
【困るのは誰？】

もし、値上げに踏み切らないなら、経済活動を維持するための利益を確保できないなら、最悪の場合、廃業や倒産という未来が見えてくるよね？
　
もし、飲食店の経営が困難だと判断した時に、困るのは誰？
　
一番に将来が心配になるのは誰の事ですか？
　
社員さん、仕入れ先、金融機関、お客様、そして家族など多くの利害関係者がいるよね。
　
あなたが焼いてくれる豚玉を楽しみにしてくれている常得意様はいないの？放置しておいてえぇの？
　
支えてくれている仕入れ先や金融機関、そして家族のことは思い浮かばないの？
　

【１万円ミッション】
　
神社でもお寺でも何かのボランティアでもえぇけど、１万円寄付したら？
　
財布の中身が１万円減っても生きていけるよね？
　
もし、身内の御不幸があったら、香典やら交通費やらですぐに数万円が飛んで行くよね。
　
でも、生きていけるよね。
　
もちろん、お金は大切だし生きていくためには必要だけど、無いなら無いで生きては行けるのよ。

お好み焼きに数百円多く払うことで生活苦になるようなお客様を相手にしているんですか？
　
自分自身のお金の使い方をチェックしたことないんじゃないの？
　
詳しくはＳＰＣ２１のセミナーで伝える予定になっているんだけど、普通の人でお金の使い方をチェックしてもらうと毎月、６割以上の支出が『貯蓄可能金額』（あえて『無駄遣い』とは呼ばない）なのよ。

（ＳＰＣ21のセミナーの詳細はこちら　⇒　https://www.cacatokori.net/blog/202211229598）

現実問題として、個人支出を巡り、可処分所得の奪い合いが消費現場では行われているわけだから、同業者やライバルに勝てる付加価値を提供できていますか？
　
念のため
　
付加価値というのは、商品（豚玉）そのものの価値に加える価値のことで、商品そのものの価値を高める事じゃないよ（もちろん、商品そのものの価値はレベル以上である必要があるけどな）
　
　
　
【分析しているのかなぁ】
　
最初の疑問に戻るよ。

なぜに、豚玉なのか？という。

メニューが何種類かある前提だけど、人気商品とそうでない商品のランクは集計しているんだろうか？
　
カカトコリさんなら、一番人気の看板メニューは値上げしないで、不人気商品から値上げしていくな。
　
仮に、不人気商品を調べたら「ねぎ焼」だったとしましょう。

店内ポップやメニューポップに書くよ。

「迷ったら、ねぎ焼」って（笑
　
一番人気が「豚玉」だと仮定するけど、ほかのメニューもそれなりには出るんでしょ？
　
豚玉を客寄せ商品にし、ほかのメニューで利益を確保するという経営判断をするけどな。
　
人気商品ランキングとか、本日のおすすめとか、不人気ランキングとか・・・・

打つ手はいくらでもあるんじゃない？

ちなみに、富士宮の焼きそば店で、怖いもの見たさで、一番不人気のメニューを注文したことあるよ。

想定外に美味しかった。
　
ところで、レシピも教えた「金曜カレー焼」はいつ頃のデビュー予定ですか？
　
早く発売しないと、次のバージョンを提案できないんだけど
　
　
　
【客離れの最大の原因】

ハッキリ言います。

価格ではありません。

値上げしないで利益を確保しようと、質を落とすと客は逃げます。

最近、良く行く寿司屋さんが質を落としました。

仕方ないので、次からは行きません。

客離れの最大の原因は忘れられるから。

そのために、何をしますか？
　
12月3日の売上創造塾のセミナー『値下げしない売り方』では、お客様に忘れられないための具体的な方法もお伝えしますので、お楽しみに。

なお、どんなセミナーか気になる方は、いますぐこちらのリンクからご確認くださいませ。
⇒　https://www.cacatokori.net/blog/202211169566
　
今回は特別にズーム開催なので、距離に関係なく参加いただけます。
タイミングの合わない方のために、少しお得なＤＶＤの先行予約も受付中。
詳しくは先ほどのリンク先で。
　
セミナー当日、すてきなあなたとご一緒できることを楽しみにしています。

素晴らしい質問をありがとうございました。

どうなったかも教えてくださいネ

【過去セミナー参加者の声】
　　