全社一丸なチームの創り方

   

大雪で出社できない社員がいる時こそ、全社一丸のチームビルディングのチャンス。
日頃の社内コミュニケーションが試される時。
他の人の業務内容や役割が共有できていれば大きな問題にはならない。
想定外の事態を想定し対処するのはBCPの訓練にもなる。
 
今朝の気になった言葉
 
 BCP
 

 
 大雪
 
10年に一度の寒波の影響なのかSNSのタイムラインもニュースサイトも関連の情報ばかり。
 
出張族だったころは、週間天気を見ながら備えをしたよ。
 
愛車のメンテナンス(ウィンドウウォッシャー液の不凍化、チェーンの装着訓練、防寒対策、スコップ、ロープ)
 
そして、大雪のエリアに入る前に、飲食物の積み込み。
 
おかげで、渋滞に巻き込まれたことはあるけど、立往生はないなぁ。
 
 
BCPは想定外の事態が起こっても事業を継続させるための、予備の事業計画。
 
大雪自体は想定できるので、日ごろから手は打てると思うんだけどな。
 
どうしても、出社する必要があるなら帰宅困難とか、出社困難になる前に、会社の近所か会社に泊れば良いだけのこと。
 
右耳と左耳のあいだにあるものをもっと活用しようよ。
 
 
さて、本日はBCPとも絡むんだけど、全社一丸となる事ができるチームの創り方、チームビルディングに関する質問です。
 
事業承継して間もないから、やる気に満ちている社長からの質問。
 
人の意識改革にどのように取り組んだら良いと思いますか?

 

【カカトコリのミッション』
 
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あと5センチ?
   
バンパーを越えるとスタッドレスタイヤでは走れなくなります。
写真は数年前の出張時のもの


◆ 全社一丸なチームの創り方

 

【事業承継した社長から】
 
事業承継したばかりの社長さんからこんな質問が届きました。
 
ここから
 
全社一丸となって目標達成に向かって進む組織を作りたいです。
チームビルディングの際にはどのようなことに気を付けたら良いでしょうか?
何から始めるべきでしょうか?
    40代 設備業経営 男性
 
ここまで
 
素敵な質問をありがとうございます。
 
全社一丸ですか?
 
率直に言って気持ち悪いし、リスクマネジメントの面からは非常に危険です。
 
もちろん生まれていませんし、極端に思われるかもしれませんが、太平洋戦争中の挙国一致体制を思い浮かべてしまいました。
 
つい最近もセミナーで話したのですが、強いチームには多種多様な人たちが集まっています。
 
誰かの提案をより良いものにするためには、多様な意見が大切だから。
 
もし、あなたが「右」と言った時に、危険を察知し「ストップ」と言ってくれない役員がいたらどうしますか?
 
「社長、右も良いけど、一度前に進み斜め右の方が良いですよ」と提案してくれないスタッフばかりだったらどうなりますか?
 
民主的な経営であるということは、少数意見にも耳を傾け、より良い方向を模索することじゃないでしょうか?
 
時々、少数意見を尊重するという誤解をしている方々もいるみたいですので、お気を付け下さい。
 
尊重するのではなく、ないがしろにしないということですから。
 
なかには、だれのどんな提案にも反対する人もいるかもしれません。

そんな時には、反対意見は代替案とセットにするようにしてもらってください。
 
個人的な好悪や面子のためだけに反対する人対策です。
 
もちろん、話し合う目的は自社の存在目的や必要な目標を達成することであることには変わりません。
 
話し合い、決まった事には従ってもらうのが民主主義の基本的ルールですが、先ほどから言っているように、多様な人材が集まる組織においては、全社一丸はあり得ないです。

考えても見て下さい。

性別や、受けた教育、年齢、出身地などなど、みんな背景が違うんですよ。
 
それなのに、全員が同じ価値観を共有できるって不気味じゃないですか?
 
もちろん、同意を得ることは重要ですが全社一丸は行き過ぎていませんか?
 
 
 
【理解するから理解される】
 
何人くらいの会社さんなんだろう?
 
個々の社員さんのことをどのくらい理解していますか?
 
カラオケでの十八番、過去やっていたスポーツ、子供がいれば何年生なのか?既婚者であればなれそめ、好きなテレビ、ご両親の年齢や健康状態、休日の過ごし方、会社に対する不満や改善要望点、入社のきっかけや動機、働く目的・・・・

これらはあくまでも例ですが、どのくらい個々の社員さんのことを知っていますか?
 
社員さんの背景を知ることで適材適所の配置もできるし、役割分担もできると思います。
 
また、社員さんのことを理解することで、逆に会社の状況や今後の方針なども理解してもらいやすくなります。
 
お薦めは定期的な個人面談と、経理情報の公開です。
 
相互理解が深まることで、相互扶助と個性尊重につながります。
 
もし、あなたが社員さんだったらあなたのような社長の下で働きたいと思うでしょうか?
 
社員さんの個性を理解し、個性を発揮させ耳の痛い意見も傾聴してくれる社長と、命令ばかりでノルマばかり口にする社長だと、どっちを選びますか?
 
武士は己を知る者のために死ぬ、と言う言葉があります。
 
まぁ、さすがに現代の仕事で死ぬことは考えられませんが、働きがいと言うか、仕事のしがいと言うか、充実感を覚えるのはどんな職場環境でしょうね。
 
ちなみに、人間は自由を奪われると必死に抵抗する生き物です。

自由闊達、個性尊重を特徴とするチームビルディングをお薦めします。

そのためには、馴れるまでは大変かもしれませんが、どんな社員さんのどんな意見にも耳を傾ける姿勢をキープしましょう。

社風は一朝一夕にできるものではありません。

何十年もかかって自然発生的に出来上がるものです。

しかし、目指さなければ近づくことすらできません。

どんなチームにしたいのか、どんな職場で働きたいのか、社長と社員さんで一緒に輝かしい未来を創られることを期待しています。

素晴らしい質問をありがとうございました。

参考になりましたでしょうか?
 
何十年後かに、どうなったか教えて下さいネ

楽しみにしています。

 

【過去セミナー参加者の声】
  

【昨日の出来たこと&嬉しかったこと】
 
ニュースで顕著な大雪と報道されたので対策を思い出そうと過去の写真を見ながら色々と思い出してみた
  
 
メールマガジン 配信 1本
 
ビジネスパートナーと打合せ 2件
 




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