ブログを使ったブランド戦略に興味がある方へ
2018/03/07
ようこそ岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ
◆ ブログを使ったブランド戦略に興味がある方へ
「すごい!
教えてもらったことを真面目にやったら、わずか一ヶ月の間にブログ経由で新規の契約がとれた!
これが、ブログを使ったブランド戦略のすごさなんですね」
ある、伝統工芸品のメーカーさんのコンサルをした時の事です。
仮にかんざしを作っているとしましょう。
職人さんが一本一本丹精をこめて手作りしています。
技術は国内でもトップレベルなのに、売り方を知らないばかりに、おろし業者さんに買いたたかれていました。
せっかく、国内でもトップクラスの技術を持っているのに、販売力が無いばかりに、忙しいだけで、なかなか利益が上がらない体質になっていました。
売上は文字通りの安定、つまり、安いところで一定。
自分たちももう何十年もその体質でやってきていたので、ブランドを構築することで、本当に必要な人から直接問い合わせが来るなどとは思ってもいなかったみたいです。
実に、もったいないことです。
もともと、ブログは更新していたのですが、ブランド戦略をまったく考えてなかったみたい。
そもそも、ブランドやブランディングとは何か、を教えるところからコンサルが始まりました。
ブランドのセミナーなんかに行くと、時々、講師の方が「ブランドとは昔、カウボーイたちが牛に焼き印を押したことが始まりで……」
と話し始めた瞬間に、正直思います。
「使えねぇ」って。
たしかに、ブランドを構築するためには品質を保証することで、信頼を構築するとかを伝えたいのでしょうが、いくら品質が良くてもそれだけでブランドができるわけじゃないし、もっといえば、我々中小零細企業だけでなく、ほぼすべての企業がすべてのお客さまを満足させることができるような商品を持っているわけじゃありません。
つまり、見込み客のニーズがそれだけ多くなっているってことです。
逆に、すべてのお客さまを満足させることが出来なくても、ある特定のニーズがあるお客さまから熱烈に支持されることで、ブランドが立っていくのです。
このかんざしメーカーの場合、強みとしては、手作り、トップレベルの技術がありました。
弱みとしては、手作りなので高価で納期がかかること、そして、告知力がないこと。
しかも、予算もほとんどありませんでした。
そこで、提案したのが、手作りの良さを認めてくれる客層へのアプローチをブログを使ってやる方法。
しかも、売り込みは苦手だと言うので、売り込みになるような文章は書きませんでした。
ここある意味ポイントです。
大きな意味では売り込みなんだけど、直接「買って下さい」と言わない文章の書き方だと思って下さい。
大切なのでもう一度言います。
『直接買って下さい』とは言わない。
頭がこんがらがってきました?
「買って下さいと言わないでどうやって売るの?」って思いますよね。
結果をシンプルに言えば、売れます。
しかも、高値で。
思っている価格の3倍とか5倍とか、場合によっては10倍以上とかでも売る方法があるのです。
余計に頭が混乱して来ました?
では、ほかの事例をあげてみましょう。
昭和48年製の中古車が1280万円で売っていたらかいますか?
かれこれ、40年以上も前の車です。
外車じゃなく、国産車です。
ナビもなければ、最新のオーディオも無いかもしれません。
でも、価格がついてて、売りに出るということは、欲しい人がいるってことですよね。
つまり、価格は価値のバロメーターとしてその商品を欲しがる人が多く居れば高くなるという事です。
中学校の社会科で習いましたよね。
その為には、その商品にどんな価値があるかを正しく伝えなければなりません。
価値を正しく伝えるという手順を踏まないから、欲しい人につながらないし、売れ残りが怖いから安売りしてしまうのです。
かんざしの話しに戻しましょう。
いくら技術があっても価値を伝えることの重要性を知らなかったばかりに、卸業者に販売を頼ることしか思いつかなかったそうです。
そこで、ブログを使ったブランド戦略の一環として、価値を正しく伝えることに取り組んでいただきました。
先ほどお話しした、買って下さいと言わないで売る方法です。
そのかんざしを買ったらどんな良いことがあったのかを次々にブログにアップしていったのです。
もちろん、検索対策もしたのですが、今回の記事の趣旨とは違うので、また、機会があればお話ししましょう。
たとえば、成人式のお祝いにおばあちゃんから手作りのかんざしをプレゼントしたらどんな素敵な物語が生まれたか。
女の子が生まれた時に、ご両親からのプレゼントとして手作りのかんざしをプレゼントしたんだけど、どんな思いを込めたか。
結婚記念におばさんから手作りのかんざしをプレゼントされてどんなに嬉しかったかなど。
手作りのデザインを決めた時のエピソードと共に紹介したのです。
もっと簡単に言うと、その商品を買った後の物語り(ベネフィットと言います)をいっぱいブログにアップしたのです。
そうすると、どんなことが起きますか?
手作りのかんざしを探している人からすると、「もし注文するならその業者さんにお願いしよう」という気持ちと記憶が発生しますよね。
わたしはこのことを「ブランドが成立した」と表現し、また、そのために必要な作業のことを「ブランディング」と呼んでいます。
もっと簡単に言えば、見込み客のあたまのなかに「〇〇といえば、△△」と記憶させるという事です。
たとえば「ラーメンといえば?」
よほどの人でないかぎり、多くても3軒くらいしか思い浮かべないでしょう。
いざという時に、思い出してもらえなければ、存在しないのと同じ。
そして、人の記憶は繰り返すことで強まります。
小学生の時に掛け算を覚えたのと同じと言えば、解りやすいでしょうか。
なので、ブログを使って「自分と付き合うとこんな良いことがあるよ」と何度も何度も発信し続けるという事です。
「そうは言っても、なかなか、ブログを書くネタが無いんだよね」と言われる方が多いのも事実。
そんな時にお奨めしているのが「日報ブログ」
自分たちのしてることの価値は自分たちでは正しく判断できません。
そこで、個人情報や守秘義務に影響しない範囲で日報を書くという方法。
たとえばある州の私の日報的なFaceBookの投稿から一部を引用してみましょう。
静岡のクライアントさんと面談
色々とヒアリングをしていると、新たなビジネスチャンスを見つけてしまった。
名古屋のクライアントさんと面談
販促の打ち合わせ
いかにして、高収益を確保しながら拡販するか
某出版社さんと打合せ
コンサルタントの先生のブランド戦略の打ち合わせ
などなど
これなら、当事者でないかぎり、だれとどんな打ち合わせをしていたのか判りませんよね。
そうやって、検索対策もしつつ、ブログでこまめに情報発信を続けることで、見込み客を集め、いざという時に選ばれるようになるのです。
さらに、詳しく知りたい方は今すぐこちらをクリックしてくださいませ。
⇒ http://www.cacatokori.net/seminar_information/89
追記
ビジネススキルも必要だけど、その前に人間力を高めよう
本日もお読みいただきありがとうございます
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