検証のための正しい判断基準の持ち方

      2018/03/07

ようこそ岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ

◆ 検証のための正しい判断基準の持ち方

「どうしたら正しい判断基準を持てるようになりますか?」

責任感の強い、マジメなタイプの方から相談をされました。

正直「すごいな」と思いました。

「どうしたら良いんですか?」と相談されるよりも、はるかに答えやすい。

「どうしたら良いですか?」と相談されても、困るんだよね。

なぜなら、それまでの経歴も違えば、積み重ねてきた厚みが違うから。

教えても同じようなことはできても、同じことはできないでしょ。

なので、基本的には考え方やとらえ方を伝えるんだけど、焦ってるとついついプロダクトアウトな行動をしてしまう。

自分と同じような間違いをしてほしくないから、自分でできるようになってほしいから考え方やとらえ方を教えるんだけど、やっぱり失敗しないと身につかないのか?(苦笑

似たような質問で

「どうしたら正しい判断ができるようになりますか?」と言うのもあります。

どこが違うか解りますか?

実は「正しい判断」と言うのものはありません。

でも「正しい判断基準」ならあるんです。

違いをしっかりと理解してほしいので「正しい判断」の方から解説していきましょう。

「あの時の判断が正しかった」

といえるように、判断した後は努力を積み重ねるしかないんです。

判断が正しかったかどうかをくよくよと悩みたい気持ちはよく解ります。

でも、悩んだからと言って、状況が良くなりますか?

少しでも状況をよくしたいのなら、判断した時の目的や目標に近づく方法を考え、実践を積み重ねるしかないんです。

念のため、言っておきますが目的や目標に近づくために同じ方法で頑張ってもそれは違います。

ダメな方法で頑張り続けるほどバカバカしいことはありません。

検証してみて、ダメな方法だと判ったら次の方法を試しましょう。

電球を発明したエジソンも言ってるじゃないですか。

「私は失敗したことがない。

 ただ、1万通りの、

 うまく行かない方法を

 見つけただけだ。」

もし、エジソンが動物の皮や紙などにこだわり続けていたら、日本製の竹にたどり着き電球を発明することはなかったことでしょう。

やってみて、ダメな方法なら、次に挑戦するしかないのです。

そして、ここで重要なのが「正しい判断基準」の持ち方です。

エジソンは電球の発明と言う明確な目的を持っていました。

だから、ダメな方法に執着することなくすぐに次の方法にチャレンジできたのではないでしょうか。

つまり、目的を基準にして状況を判断するということです。

では、目的とはなんでしょうか?

自社の存在意義

企業理念

クレドやミッション

USPやビジョン

なんだか、難しい言葉が続きますが、要はどんな人のお役に立ちたいのか?と言う事だと思います。

「人のお役に立つこと」と言うとよく近江商人の三方良しを思い浮かべる方がいます。

本当に「三方良し」で良いのでしょうか?

ちなみに、「三方良し」とは、「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」のことを言います。

大きな意味では「売り手」に入るのかもしれませんが、仕入れ先や従業員さんの事も考えましょう。

時々、仕入れ先や従業員さんのことを忘れてしまっている経営者の方も見受けます。

「なんだか難しそう」

ある創業予定の方にこの話しをしたら、そんな感想をいただきました。

言葉になじみがないから「なんだか難しそう」と思われたのかと反省しました。

具体的にやることは簡単です。

やることが簡単だからと言って、その道のりが平易ではないことは確かですが。

では、具体的なやり方を少しだけお伝えしましょう。

まずは、紙とペンを準備して下さい。

そして、次の4つの質問に対して、思いつくままに書き出してみて下さい。

なりたい姿

なるべき姿

ありたい姿

あるべき姿

仕事のことかもしれないし、プライベートなことかもしれません

周りの人に思いを巡らす必要も出てくるかもしれません

とにかく、思いついたことをどんどん書き出してみましょう。

次に、今の自分が抱えている問題や課題も書きだしてみましょう。

同じようにジャンルはいろいろになるかもしれません。

普通の社会人なら、仕事とプライベートが完璧に分かれることはないことでしょう。

たとえば、仕事の効率を良くすることで、プライベートを楽しむ時間が増えるように、完璧には切り離しにくいものなので、気にする必要はありません。

こうして、理想と現実をあぶりだせたら、次にすべきことは、そのギャップを埋めるために何からすることがより効果的かを考えていきます。

ここで、マジメな人はあれこれと考えすぎて、ドツボにはまるのでご注意ください。

一度にあれこれ変えようと思っても無理です。

どんなに優秀な人でも多くても4つまで。

普通の人なら2つか3つの課題に取り組むだけで十分。

ほんのちょっとの新しい取り組みがあなたの人生を大きく変えます。

新しい取り組みの中には、ダメな方法を止めるというのも含まれます。

大切なので、もう一度言っておきます。

やるべきことは思いつくままに書き出す。

これだけ。

やるべきことは簡単です。

ただ、そのプロセスは平易ではないことでしょう。

なぜなら、ほとんどの人が日頃やっていないから。

自分の考えを書きだすという行為を。

だからこそ、やってみる価値があるのです。

自分のやっていることが自分の心の中にある理想に近づくことなのかどうかを検証するということを。

検証をする時の正しい判断基準は目的に近づいているかどうか。

あなたの大切な人を幸せにすることができるかどうか。

そんな判断基準で意思決定したことを検証するようにしてみて下さい。

最初から上手くできないかもしれません。

それでも、諦めないで、何度も何度も経験を積み重ねることで、あなたの目的により速く近づくことができるようになります。

そのためにも、より多くの方法を気軽に試してみることと、正しい判断基準を作りましょう。

幸運を祈る。

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