リーダーのための正しい判断力をつける方法

      2018/03/07

ようこそ岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ

◆ リーダーのための正しい判断力をつける方法
 
日々、判断を求められるリーダーがこころにとどめておかなければならない言葉。

「巧遅は拙速に如かず」

念のため、言葉の意味をザックリ説明すると、上手くて遅いよりは、下手でも良いから早くしろという意味です。

なので、優秀であろうとするリーダーほど、5年先どころか、5時間先も予想できないビジネスの現場で日々、判断に迷い、悩んでいることでしょう。

もちろん、判断そのものが正しいなら問題ないのですが、ほとんどの場合、判断したとおりにならないのが現実です。

では、どうしたら良いのか、本日は2つのヒントをお伝えしましょう。

まずはひとつめ。

「あの時の、あの判断は正しかった」

と、言えるように努力を積み重ねる事。

どのような判断が正しいと評価されるのでしょうか?

組織に利益をもたらすような判断。

組織の存続を賭けた判断。

他にもあるかもしれませんが、仕入れたら売るを鉄則とし、なにがなんでも売り抜ける努力を積み重ねていく必要があることもあるでしょう。

また、損をしないために、損切に近い判断をしなければならないこともあるでしょう。

どちらの方向であるにしても、判断しただけでは、なにも起こりません。

判断には、未来予想がつきものですから、自分たちで、その未来予想の状態になるように状況を作りだすことが必要なのではないでしょうか。

そして、ふたつめの着眼点を紹介しましょう。

やはり同じように、判断に未来予想を求められる点では同じです。

そして、さらに進めて未来予想を、将来の「結果」と考えてみて下さい。

よく、成功者が「運が良かった」と言いますよね。

もちろん、運を引き寄せるための努力はしたのでしょうが、運そのものは、どちらかというと、他人が介在しませんか?

友達が誰かを紹介してくれたとか、マーケットの動向と自社のビジネスがリンクしてしまったとか、政策が追い風になったなどと。

つまり、結果には、自分たちで何とかなる部分の内部要因と、自分たちがいくら努力しても影響力の及ばない外部要因に分けることができます。

常日頃、それなりに頑張っていて、もう努力の余地すらなかったら、いっそのこと、運を天に任せて、判断をしない、先送りするという選択肢もあるのではないでしょうか?

どうせ、正しい判断をしようと思っても、結果から見たら、ほとんど当たらないのであれば、開き直ってみるのもひとつの方法かもしれません。

つい最近のセミナーでもこんな質問をいただきました。

「マイナス金利の影響は?」

ヒントとして、私が挙げたのは「ドル相場と同じ」というもの。

どういうことかと言えば、金利は銀行との取引などで発生します。

その時、借りる側にいるのか、貸す側(預ける側)にいるのかで、判断が違ってくるということ。

そして、今後、自分がどうしたいのか、どこにいたいのかによっても判断が変わってきます。

絶えず、変化する外部要因。

そして、自分たちがコントロールすることができる内部要因。

いずれにしても、最終的には、判断するかしないかも含め、「あの時の判断が正しかった」と言える未来をつくることを忘れなければ、それが本当に意味での、正しい判断だと言えるのではないでしょうか

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