専門家としての知識を体系化し起業を成功させるための研究物語り 

      2023/03/01

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◆ 専門家としての知識を体系化し起業を成功させるための研究物語り

健二が卒業以来、まったく顔を出していない同窓会に参加する気になったのはサッカー部のマネージャーをしていた綾香も参加するらしいという情報をキャッチしたからだった。

ミス城南学園にも選ばれた綾香は人気者で、万年補欠の健二にしてみれば満足に会話もできない高嶺の花。

たまたまFaceBookの「知りあいかも」に出てきた綾香を見つけて、急にあってみたくなったのだ。

卒業以来、10年ぶりということで、綾香が健二を覚えているかどうか不安があったので友達申請もできないまま、同窓会の日を迎えることになった。

会場に入ってみると、すでにほとんどの同窓生が集まっていて、いくつかの集団に分かれてめいめいに話に花が咲いていたが、綾香のグループはなかでも独特な雰囲気があり、すぐにそれと判った。

いきなり話しかけても、自分のことを思い出してもらえないかもしれないので、とりあえずは、同じサッカー部だった仲間を探す。

「おぉ~~ひさしぶり。
元気だった?
今はどこにいるの?
何をしてる?」

そんな孝樹のあいさつに適当に答えながら、他の仲間とあいさつを交わす。

一応、進学校だったので、高校卒業以来、十年ぶりともなれば、みんなあっちこっちに飛んでいる。

なかでも、一番遠くに飛んでるのは、フォワードでチームの得点力のかなめだった和良。

地元の大学に進学後、上場企業に就職したと思ったら、ヘッドハンティングでアメリカの大手企業に転職し、今は南米にいるのだとか。

『他人は他人。自分は自分』と判っていても、千葉の無名な三流大学をなんとか卒業し、親戚のコネで島根の小さな商社で営業マンと言う名の、御用聞きをしてる自分。

ついつい、比べてしまう。

ついでに言えば、28にもなって、いまだにバレンタインの本命チョコをもらったことがない。

実は、綾香に会いたくなった理由はもう一つある。

ピアノを4つのころから習っていた綾香は短大でもアコースティックギター部に所属していて、そのころからの努力が実り、プロとしてデビューするという情報が入ってきたからだ。
「いつかは、起業したい」と誰にも打ち明けることのできない夢を持っている健二にしてみれば、どうやってそんなすごいことができるのか聞いてみたくなったのだ。

三流大学とはいえ、一応、人に言えない夢のために、ゼミでは中世のシルクロードの交易を専攻していた。

いつかきっと役に立つと思ったからだ。

しかい、今の御用聞きの仕事では、まったく活用できていない。

せっかく学んだ知識を体系化し自分の得意ジャンルを活かして起業してみたいのだ。

もちろん、社会人を6年もやっていれば、子供のころの夢でメシが食えないことくらいは重々承知の上。

でも、『やらないで後悔するより、やって反省する』方が自分を変えるきっかけになるのではないかという思いもある。

さて、そんな健二の同窓会参加は目的を果たすことができるのか?

次回の更新をお楽しみに




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