小さな会社のマーケティングの基本と意味づけ

      2018/03/07

ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ

◆ 小さな会社のマーケティングの基本と意味づけ
 
「こんど、自分たちもマーケティングの勉強会をするから来て下さいよ」

ある若手の経営者からお誘いを受けた。

スケジュール的には、微妙な日程。

優先順位を調整すれば、参加できるかもしれないし、他のスケジュールを優先するかもしれない。

そこで、質問してみました。

「『マーケティング』ってどういう意味で使ってる?」

ということで、閑古鳥すら寄りつかなかったあのお店がどうやって、繁盛店に変化して行ったかのまとめです。

どんな内容だったのか気になる方はこちらの記事からお読みくださいませ

小さな会社のための小予算イベント集客法 

では、続きです。

それって思いっきり勘違いと言うか、勉強不足というか・・・

答えは「市場調査」でした。

ネットで情報収集したり、検索すると、大手企業向けの情報がヒットしてしまいます。

たしかに、市場調査もしないよりはした方が良いでしょうが、はっきり言って、我々中小零細企業には使えません。

小さな会社の経営では、市場調査そのものよりも、もっと前にするべきことがあります。

それは、その存在を知ってもらうこと。

しかも、そのエリアは大手が言うところのマーケティングのエリアとは大きく違う。

自社のある町内会で充分。

こんな事例があります。

大手ハウスメーカー(テレビコマーシャルもやってるような)の下請けで、新築とリフォームをやってる工務店さんがありました。

従業員は社長を含め、全部で8人ですから、ある意味、典型的な中小零細企業でしょう。

ある年に、会社でお盆休みをやろうということで、日頃の感謝を込めて、地域住民の方とも交流しようと、イベントのチラシを町内会に配布したそうです。

社長としては、すっごく多くの人が参加してくれて、超満員になったらどうしよう、と思い、焼きそばだけでも200人分を用意していたそうです。

捨てるのももったいないので、社員さんと分け合ったそうですが、一週間くらいは焼きそばが続いたそうです。

しかも、来てくれた数人の方々は口々に、「この会社って何をやってるのか、やっと解った」と言われ、すっごく落ち込んだんだって。

冷静に考えてみ。

それまで、大手の下請けばっかりで、施主さんから直接受注することがなかったし、もちろん、町内会での実績もないから、だぁ~れも知らないよね。

そして、問題はこの後。

盆踊りの失敗から大きなヒントをつかんだ彼は、脱下請けと言う目標を立てたんだとさ。

いまでは、受注の7割近くが、下請けじゃなく新築もリフォームも施主さんからの直接受注に変わり、売上も収益性も大きく改善されたそうです。

まずは、本当に地域に密着しているのかを見直してみませんか?

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