彼女が最高ボーナスをゲットした極意とは
2018/08/28
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
◆ 彼女が最高ボーナスをゲットした極意とは
さて、本日も前回の記事の続きです
前回の記事はこちらからお読みいただけます
我が社の伝説になってる新入社員がいます。
真純ちゃん。
ちょうど、男女雇用機会均等法が施行された時に総合職の営業として入社してきた。
もともと、弊社は石材店向けの消耗工具や機械設備の販売とメンテナンスをやってる会社です。
(現在はこちらの業務はほとんどやってないけど)
地元の4年生の大学から新卒として求人に応募してきた、見た目は、きゃしゃな女性。
国立大学の工学部のやつが数学で落ちたり、英語教育で有名な4年生学の英文のやつが英語で落ちたりするという難関の面接試験を優秀な成績でクリアしてきた。
おじさん相手の業界でやっていけるのかなぁ?と心配していたのだが、ある程度のコツは教えた。
たとえば、商品知識はないよりはあったほうが良いけど、実際に使ってる人にはかなわないから、知ったかぶりして、どうのこうのと言うよりも、ユーザーさんに教えてもらえば良いから とか
たとえば、重量物の配達は出発の時には先輩社員に積んでもらって、降ろすときにはユーザーさんに降ろしてもらえば良いから とか
たとえば、営業中のトイレは、コンビニとか公園のトイレマップを自分で創ろう とか
要は、男女雇用機会均等 などと偉い人や、賢い人がほざいても、男性にかなわない部分もあるし、逆に、女性特有の良いところもあるのだから、弱点を克服する方法を考えて、強みを活かそうよ とアドバイスした。
本当に優秀で、上司に言われたことだけじゃなく、自分からも企画を出して、けして上手いとは言えないチラシを作っては、自分の担当地区のお客さんに売り込んだりして、いつのまにか、人気者になってしまった。
今から、考えると、人はお願いされると、よほどでないかぎり、承認欲求を満たされるので、協力してくれる。
ただし、条件があって、自分ができる事を頑張ってる必要はある。
たとえば、トラックでの修理案件の引き取りなんて仕事もある。
機械そのものを積み込むのはクレーンもフォークリフトも使えない真純ちゃんには無理。
でも、トラックの運転ならできる(重量物を積むと、運転は難しくなるけど)
自分でできる事を頑張ってるから、まわりのおじさんたち(お客さま)が協力してくれたんじゃないかな。
そんな真純ちゃんも、入社当初から掲げていた目的のひとつである「3年で結婚式をやめて退職する」の期限が近付いてきた。
営業職なので、年度末ボーナスは完全歩合なんだけど、他の営業マンがこっそり、彼女に売り上げをふってるのは気づいていた。
エクセルでの資料作りや、ワードでのチラシづくりを彼女に頼んでいた他の営業マンが部内でバーター取引をしてたみたい(苦笑
その彼女が卒業するときの年度末ボーナスは今までのどんな営業マンよりもすごかった。
過去の最高記録の3倍近いボーナスをゲットしてしまった。
正直、初めての女性営業だから、それほど期待してはなかったのだが
ちなみに、今では弊社の名物?になってしまった、「好きな時に休んでいい」というルールの元を創ったのは彼女です。
頑張ってる彼女のために、「デートを事前申告したら、残業は回さない」というルールがご先祖様。
その後、女性社員のために、育児休暇、PTA休暇、家族の怪我や病気休暇(これらはすべて有給休暇にはカウントっしていません)
そして、後から入ってきた社員たちもよほど、居心地がいいのか、気が付いたら、介護休暇にも使ってる。
そんな人事のモデルにもなってくれた真純ちゃんには今でも感謝してる。
自分ができる事を頑張っていたら、文字通りボーナスがあるんだよね。
なにかのヒントになれば、嬉しいです。
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