起業するなら、戦略的投資をしよう
2018/03/07
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
今日から「経営者の仕事」「経営者の役割」をキーワードに、起業したあと何をして良いのか判らなかった青年が、業界でトップクラスの実績を上げることができるようになった事例を紹介します。
なお、事実をベースに若干、固有名称などは差し替えていることをあらかじめご了承くださいませ。
昨夜もこれから起業する方の個別経営相談に乗っていました。
経営者の仕事は多岐にわたります。
なにからすれば、失敗しない起業することができるのか、そんな話をしていました。
では、今日の記事をお楽しみください
◆ 起業するなら、戦略的投資をしよう
起業したばかりで何も判らなかった哲也が業界トップに躍り出ることができた戦略的投資方法とは
「いつかは起業したい」
そんな思いで、父親と同じ大工さんの道を選んだ、哲也。
自分の父の下で仕事をするのや嫌だったので、適当にハローワークで見つけてきた工務店に就職したのが、２１歳の時。
ひと通りのやんちゃを卒業した後だった。
実は、大学進学の話しもあったのだが、高校時代には陸上競技にあけくれて、まったく勉強してなかった。
また、なによりも、じっと座っていることが苦手な哲也にとっては、身体を動かし続ける、工務店の仕事の方がピッタリのような気がしていた。
就職したのは工務店と言っても、一般住宅のリフォームがメインで、一年間のうちほとんどをそれで食いつないでいるようなどこにでもある工務店。
テレビでコマーシャルをしてるような、大手の工務店とは違い、新築なんか、５年に１棟あれば良い方。
最初は５年で独立すると決めてたんだけど、付き合っていた彼女に赤ちゃんが出来てしまい、予定より少し遅れて、２８歳の秋にめでたく独立をすることができた。
ところが、「めでたかった」のは、周囲の経営のことを何も知らない人たちと、哲也の頭の中。
お世話になった親方を見ていると、自分にもできそうな気がしたのだ。
というのは、親方から仕事を習ったとは思っていたのは、現場の作業ばかりで、逆に現場で身体を動かすことが仕事だと思っていた。
たとえば、お客さまを見つける方法すら知らなかった。
というのは、親方がお客さまと商談したり、打ち合わせしてるのを見たことがなかったからだ。
もっと言えば、開業したら、お客さまが勝手にやって来る者だと思っていた。
いまから思いだせば、ありえないって解るんだけど、起業したばかりの哲也はそんなことすら、思いつきもしなかった。
同じく、冷静に考えたら解るはずなのだが、自分で稼ぐという意味も知らなかった。
お客さまから注文をいただき、材料を仕入れ、手伝ってもらった職人仲間に工賃を支払いをして、残った物が稼ぎだということも知らなかった。
極端に言えば、「売上」＝「稼ぎ」だという、すっごく恐ろしい、まちがった知識しかなかった。
そんな無茶苦茶な起業をした、哲也がいかにして業界ナンバーワンの座に就いたのか。
それは、毎晩のように、飲んだくれていたスナックでの出会いがあったからだ。
「経営者の仕事は投資の連続」という、スナックの常連客である横田さんという、引退した経営者の言葉を信じてみたからだ。
信じてみた、というのは、何も知らないで起業したので、上手くいくはずもなく、自暴自棄に近い心境だったからかもしれない。
詳しく聞いてみると、現場で作業することだけを仕事だと思っていた哲也にはまさに「目からうろこ」
ということで、今回からしばらくは、『起業するなら、戦略的投資をしよう』
をテーマに事例を交えつつ書いていくので、楽しみにしててネ
次回は、経営と言うよりも、起業後の生活を守るためにも必須のお金の話しです
ではでは(@^^)/~~~
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