ライバルや競合他社を出し抜く戦略

      2023/02/19

ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ

本拠地は岡山 本日は岡山にいます。

やばかったぁ

出張明けの、週末でホッとしすぎたのか、午後からのコンサルティングをきれいに忘れてた。

もう、3年近くお世話させてもらってる、士業の先生。

いわば、コンサルタントコンサルティング。

宿題をやってきてくれてるかなぁ

どんなポジショニングをすると多くの同業社から差別化できるのか

一緒に考えて、強みを引き出す作業です。

ということで、本日の本文の始まりです

◆ ライバルや競合他社を出し抜く戦略

「ライバルが値下げするなら、うちは値下げはしない。
その代わりに品質で勝負する」

昔々、ビジネスを勉強し始めたころに印象に残ってる言葉。

具体的な事例としては、100円マックに対抗してモスバーガーが選択した戦略。

もともと、マクドナルドは薄利多売型の戦略を展開していた。

そのためには、交通量の多い、人目に付くところに出店する必要があった。
人通りの多いところとは、すなわち、固定費である、家賃の高いところ。

それに対し、モスバーガーは多少、立地が良くなくても、味で勝負し、落ち着いた店の雰囲気を演出しようとした。

人情としては、ライバルが仕掛けてくると、ついつい、追従したくなるが、先行者利益ということはあっても、追従者利益という言葉はない。

俗に、「二匹目のどじょう」というやつ。

いつまでも、柳の下にどじょうがいるわけじゃない。

ただ、残念なことに、「それだめじゃん」と言いたくなる事例は本当によく見かける。

たとえば、シニア相手の地域密着型ビジネスの場合、カラオケ大会とか、ゲートボール大会とか、団体旅行とか・・・

少しくらい知恵を出さんかい!

と言いたくなるのは、ライバルがカラオケ大会をしたら、自店もカラオケ大会をするという、まったく創意工夫のない

同じことは、経営の根幹をなす価格戦略においても言える。

先ほど、言ったようにライバルが値下げをすると、現場はついつい、追従しようとしてしまう。

念のため、言っておくけど、値下げ戦略そのものを悪いといっているのではない。

大切なので繰り返すが、それは「先行者利益」を確保できる量販店のための戦略であり、市場のトレンドと大きく絡んでくる。

市場が「多少なりとも、高くても品質のいいものがほしい」と思っているにも関わらず、値下げをしたのでは市場から見放される。

ここを誤解してる人は多い。

あくまでも、同じ品質(商品品質だけでなくトータル品質:先客、梱包などなど)のものが、安いならそっちが嬉しいという程度のもの。

たとえば、ホテルの宿泊費でも、安すぎると、お客様は不安に感じる。

モノ余りの時代と言われて、久しいが、消費者の目はますますきつくなり、安いだけでは、見向きもされない時代になっている。

逆に、その価値に納得すれば、高くても買ってもらえる時代がやってきている。

その証拠が、外車の販売台数の経緯。

以前は、ワーゲンのポロという車種がよく売れていた。

ところが、去年あたりから、ベンツやアウディの売り上げが伸びている。

特にベンツの売り上げが増えている。

自社の提供する商品やサービスはどちらに属するだろうか?

薄利多売で、品質を維持しながら安売りが可能なのか、中小企業で、販売力に乏しく薄利多売が出来ないのか。

高級品で安くならないものを販売するときにはどのように考えればよいのだろうか?




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