出光佐三さんから教わった経営者の覚悟
2023/11/10
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
本日は岡山にいます。
小さな企業だけど、なにかできることがないだろうか?
阪神淡路大震災の時にはすぐに現地に行けたのに、すぐに決断が出来なかった東日本大震災。
その間に、自分の状況も変わり、やって良いことと、やっちゃダメなことがあって、その中のひとつが、自分の生命を維持すること。
自分たちが出来ることが、なにか世の中にできなかを考えているつもりなんだけど、まだまだだなぁと感じたあの日。
自社と世の中、社会とのつながりを意識し始めたのは、この人の存在があったからこそ
◆ 出光佐三さんから教わった経営者の覚悟
「祖にして野だが碑ではない」って言われたころのこと。
もともと、どこかで聞いた言葉だったんだけど、調べてみたら城山三郎先生の小説のタイトルだった。
で、なんでそんなことを言われたのかというと、企業家は『公共の福祉』に貢献する義務があるんじゃないかと、カカトコリさんが発行している、メルマガその名も「カカトコリ」で書いたから。
『公共の福祉』ってそもそも何だと思います?
たどっていくと、師匠から読めと言われた出光佐三翁の書物で出会った言葉。
たとえば、納税、雇用の確保、事業の創出など
最近、企業の社会貢献が云々と言われることがあるし、景気が良いころには文化活動のスポンサーになることが流行ったりした。
そう、「流行った」
そんな浮き沈みのある、いわば売名行為的な文化活動や、ボランティアのような偽善活動も悪くはないんだけど、
もっともっと大切なことがあるんじゃないかってこと。
実際、カカトコリさんの体験では、阪神淡路大震災の現場に出動した時、すっごく感じた。
岡山を拠点に活動しているNPO法人AMDA(アジア医師連絡協議会)とライオンズの共同ミッション。
その中に、若手(当時)として参加したんだよね。
入院中の嫁さんを放置したまま。
経営者を中心として、いろんなボランティアさんとご一緒させていただいてみて感じた。
ボランティアに参加できるように、仕事段取りを調整してくれたスタッフもありがたいんだが、だからこそ、日常の企業活動そのもの、つまり、自分の会社が存続すること自体が社会貢献であるような会社作りをしようって。
会社の存在そのものが『公共の福祉』に資することだから。
『公共の福祉』はもちろん、納税や雇用の確保以外にもいっぱいあると思うんだよ。
世の中は、いろんなつながりと助け合いで成り立っているから。
自社でできないことを外注さんにお願いしたり、製造できないものを作ってもらったり、自社だけじゃ売りさばけないものを売っていただいたり
お互いにもちつもたれつの関係で成り立ってる。
そして、考えてほしいのが、自社がやっていることが世の中にどんな貢献をしているのかってこと。
世の中のどんな人を幸福にしているのかってこと。
どんな問題解決にお役に立ててるのかってこと。
よく、中小企業は地域密着型なんていうけど、そもそも、交通網や流通網、情報技術が超発達した時代に、現実としての営業エリアは小さいとしても、自社の存在意義はワールドワイドに考えてみようじゃないか。
同じようなこころざしをもった仲間が増えたら、どんな世の中になるのかを
追記
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カカトコリさんが、出光さんのすごさを知った頃は、すごい会社なのに株を公開していませんでした。
なぜなら、石油という国家にとって、すごく重要な資源を扱ってるから。
もし、海外の石油メジャーに会社を乗っ取られたら、国家的損失だという思いがあったんだって。
その志のすごさに、当時『ウルトラマンゼアス』(出光がスポンサー)という映画を見た時に、子供も一緒だったんだけど、つい号泣したことを思い出したよ。
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