ＧＰＳのついてない車に乗るようなもんじゃろ

2017/07/09 2018/03/07

ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ

本拠地は岡山　本日は和歌山経由で、夜は愛知に向けての移動です
　
和歌山は仕事と言うよりも、志事。
　
クライアントさんの諸願成就を衷心より祈念してきます。

さて、昨日は経営理念や事業計画などの、経営指針書を創る研修にフォロー委員として参加。
　
テキストやフォロー委員のアドバイスもあるんだけど、もっともっと大切なことがあるんだよね。

なんだと思います？

たとえば、事業計画書はなぜ必要なの？

◆　ＧＰＳのついてない車に乗るようなもんじゃろ

初期のころは、地図を見ながら運転するよりらくちんじゃろうなぁ、くらいの認識で使い始めたＧＰＳ装置。

今のＧＰＳは、先の渋滞予想をしてくれて、自動的にう回路をセットしてくれたり、予定進路の大雨や凍結などの路面情報まで教えてくれる。

もちろん、最初は使い方を覚えたり、初期設定は必要だけど、使いだしたら、本当に便利で、今では、ＧＰＳのついてない車には乗りたくないと思うくらい。

ＧＰＳと言えば、飛行機や外洋船舶についてるＧＰＳはすごいよ。

目的地はもちろん、途中の経由地をセットしておくと、潮流や風の影響で流されても、自動的に進路を軌道修正してくれるらしい。

じゃぁ、なぜ、目的地は解るにしても、途中の経由ポイントまでセットする必要があると思う？

いくつかの理由があるんだけど、単純に言い切ってしまえば、長年の体験に基づいた安全で快適で経済的な航路が決まっているから。

同じことが言えるのが、事業計画書。

何のために経営をするのかと言う目的、どうやってこころざしを達成するのかと言う指針書など作っても、果たして目的方向に進んでいるのか、どれくらい進んでいるのかを知ることが出来なければ、やり方があっているのかどうか正しく判断が出来なくなる。

それって、目隠しをして、車を運転してるようなもの。

こわくて、怖くて、数十メートルも進めやしない。

以前にも、書いたことがあるかもしれんけど、目標そのものは内部要因だけでなく、外部要因の影響もあるので、場合によっては変更する必要が出てくる。

交通事故や工事渋滞などで、予定到着時間を変更するのと同じ。

ただ、ずーっと運転していると疲れるから、途中で休憩をとるよね、特に長距離の時には。

それが、途中の経由ポイントだと思ってください。

予定より早いとか、遅いとか分ければ、次にするべきことも決まってきますよね。

事業計画書も同じ。

もともとの計画よりもどうなっているのかを確認するためにある。

また、書かれている目標値が現実的か、非現実的化をチェックする必要もある。

目的地だけ決めていたのでは、途中での進み具合が判らず、早すぎたり、遅すぎても困るよね。

こんな話をしていると、決まってこんな反論が来る。

「事業計画通りに、ことが進まないから困っとんじゃ」と。

じゃけん、それそのものが、作る意義なんじゃ。

数値の根拠が現実的か、でたらめかをまずは確認しろってことなんよ。

それすらしないで、「目標は絶対！」って掛け声だけかけていたんじゃ、いつまで経っても使えない事業計画書のままじゃ。進歩がないのぉ

最初からうまく作れんし、さっきも言ったように外部要因も絡むので、計画通りいかなくて当たり前。

でも、そこに書かれてる数値には近づきたいよね？

どうすれば、良いと思う？

続きは次回の更新で

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