儲からなくなるのは〇〇だから
2018/03/07
ようこそ小さな会社のための経営コンサルタントカカトコリのブログへ
本拠地は岡山 本日は岡山にいます。
久々に出社したらスタッフに言われました。
「なんで、社長がここにおるん？」
多少の予定変更があり、今月のツアーのミッションを片付けたから、早めに帰ってきただけなんだけどな（苦笑
今月のツアーで相談の多かったキーワードは「ビジョン」
5年後、10年後にどうありたいか
そして、そのためには今何をすべきか
ミッションを明確にすることと、同業他社との差別化だと思うんだけど、なかなか差別化のポイントを思いつかないみたい
っていうか、自社の本当の特色って、外部の人間に客観的に指摘されないと気づけないんだよなぁ
もし、昔の勢いがなくなっているとしたら、おそらくそこの部分を見直してみたら？
◆ 儲からなくなるのは〇〇だから
ある歴史小説にこんな一文があり、ドキッとしました。
「将軍が負けるのは、過去の栄光に固執するから」
つまり、過去に勝った戦略や戦法に引きずられてしまい、新しい戦略や戦術を立案することが出来なくなって負けてしまうってこと。
その超代表例が日清・日露の両戦争に勝利した、日本軍が世界に類を見ない戦闘機であるゼロ戦の開発に成功したのに、最後は武蔵や大和に代表される巨艦巨砲に戻ってしまっちゃったことだよね。
はたから見たら、「あほやなぁ」で終わる話かもしれんけど、たとえば、こんなことないですか？
宝くじを買うときに、あたり券が出やすいと評判の売り場で買ったり、パチンコで、前回あたった台でぼろ負けしたり、むかし儲かったビジネスや、業績の良かった時代のことが忘れられなかったり
なにが怖いって、人間の脳みその仕組みなんですね。
悲しい出来ごとや、つらいことばかりが記憶され続けたら、メンタルを病んでしまうので、逆に嬉しかったことや、楽しかったことを記憶にとどめやすくなってるみたいです。
なので、積極的にかつ客観的に見直さないと、ドツボにはまってしまいます。
「昔は儲かったから、また、いずれ儲かる時代が来るに違いない」とか
「まじめにコツコツやっていれば、いずれ良くなるに違いない」とか
「頑張っていれば、そのうち認められるに違いない」などと。
だからと言って、すべてを捨てるのはもったいない。
いままでに構築して物があるんだから。
そこで、提案するのが、うどんに七味を入れたり、ピザにタバスコを利かせるように、ほんのちょっとだけ、ひとひねりして、自社の独自の売りを創ること。
たとえば、どこにでも売ってて、簡単に買える商品を、誰でもがやってるような売り方をしているとどうなります？
って、質問してていうのもなんだけど、カカトコリさんは条件反射的に、独自の売りや独自の販売方法を思いついちゃうんで、具体的な事例を思いつかんかった。
しいていえば、自販機のドリンク。
逆に、ここにしかないとか、ほかでは手に入らないとか、最高レベルの職人が手作りするので生産量が限られていたらどうなる？
お客様の方から、「お願いします」って言われるし、ぶっちゃけ、言い値で商売ができるよね。
でね、前回も書いたけど、みんな「独自の売りを考えて」っていうと、間違えちゃうんだよなぁ。
ここからすっごく重要なことを言うよ。
「どんなにすごいことでも、自分でできることは、自分にとっては当たり前だから気づかない」
意味解る？
もう一回いうよ。
「どんなにすごいことでも、自分でできることは、自分にとっては当たり前だから気づかない」
たとえば、実際にいるかもしれんけど
少年院出身の弁護士
いても不思議じゃないけど、本当にいるの？ってほとんどの人は思うよね。
ブランディングのコンサルするときには、プロフィールと履歴は違うからね、とは言うものの、自分の過去ってそれだけで、独自の事じゃん。
そこをかけ合わせるだけでも、うどんは美味しくなるよ。
かけすぎると危ないけどね。
ということで、自社の独自性を見直して、同業社と差別化しようよ。
そうでないと、昔の勝利は研究されて相手も手を打ってくるからね。
ということで、積極的、客観的、かつ定期的に過去の栄光を参考に、自社の独自性を強めていこうネ
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