小さな会社のブランディング

2017/08/16 2018/03/07

ようこそ小さな会社のための岡山の経営コンサルタントカカトコリのブログへ

本日は岡山にいます。

カカトコリさんの事務所は今日からは「目指せ！クリスマス休暇」です。
　
カレンダー上の連休はあるけど、ほとんどがツアー中なので、落ち着いて休めない。

予定では、12月23日から1月10日ごろまで気分的にクリスマス休暇になるので、それまで突っ走ろうっと。

ところで、中小企業のコンサルをしてると、ほとんどの方が「ブランディング」という言葉を定義しきれないで使っています。

ここをきっちりとお互いに理解していないと、折角有能なコンサルタントさんのお世話になっても、ちぐはぐになってしまいます。

ちなみに、ブランディングとは・・・

◆　小さな会社のブランディング
　
「あのぉ～、華はお江戸の高級デパートで扱ってもらってることと、ブランディングにはなんの関係もないからね」
　
とある冷凍食材の販促の相談を受けた時の率直な感想です。

ほかの先生方の「ブランディング」に関する書籍も国の内外を問わず、何冊も読んでみたけど、カカトコリさん的に「これだ」というのがなかったので、自分で決めました。ブランディングという言葉の定義を。

「〇〇と言えば△△」

そして、「△△と言えば○○」

たとえば

解りやすく実践的な経営コンサルタントと言えば、カカトコリ
カカトコリと言えば、解りやすく実践的な経営コンサルタント

はい、みなさん、100回暗唱して（違う

いや、言いたいのはそれくらい、見込み客の記憶の中に、とどまらないとブランディングに成功したとは言えない。

で、その食材はネーミングからして、相当な無理があった。

さすがに、そのまま実名を出すのはまずいので、仮に「青森吉備団子」だとしよう。
あ、青森の皆さん、他意はございませんのであしからず。

その地区名と、商品名が一致してない。

吉備団子と言えば、北海道とかにもあるけど、知名度という点ではやっぱり備前岡山でしょう、全国的に。

で、思うんだよね。

「○○メガネ店」「○○歯科」「○○自動車」「○○酒店」「○○ホテル」・・・
共通項は、社名と商材が一瞬で伝わる。

正直、うらやましいです。

カカトコリさんとこなんか、自慢じゃないけど、創業者が断固として反対したので、林田商会のまんまだよ。

どこからどう考えても、何をやってる会社なんか判んないでしょう。

いまは、それほど思わなくなったけど、入社した当時なんか、なんとかしたかったなぁ。

で、取締役になった時に、当時の社長に箴言したことがある。

でも、先ほど、言ったように創業者の思いが詰まった社名をそう簡単に変えることはまかりならぬという返事。

そこで、考えに考えて、行きついたのが、夜のネオン街。

ネオン街の領収書って、看板と運営会社が違うことが良くあるのね。

（「お前が良くいく、いかがわしいお店だけじゃ」という突っ込みは速攻却下ね）

「そうだよな。看板と運営会社が違っても良いじゃん」

ということで、立ち上げたブランド名が【コアビット利再来倶楽部】

コアビットという特殊なダイヤモンド工具をリサイクルするお仕事。

なお、利益が再び来るようにという、願いを込めています。

ちょうど、業界的にバブル景気がはじけた後だったので。

いろんな広め方があるんだけど、消耗工具なので、継続的に取引がある顧客のところには、社名ではなく、ブランド名の【コアビット利再来倶楽部】のはいったかれんだーを配りまくった。

正直、その顧客に対するブランディングよりも、その顧客に出入りしているライバル企業にもブランド名を覚えてもらうために。

なので、【コアビット利再来倶楽部】でけんさくすると、弊社の専用ページにたどり着く。

立ち上げる時に、「お客さんが運送屋さんの送り状に【コアビット利再来倶楽部】と書いてきたら成功だからね」とスタッフとは話したんだけど、めでたく、5か月後には、北海道のお客さまから、使い終わったコアビットのリサイクルの依頼が届きました。＼(^o^)／
　
スタッフからは「住所があってれば、届くもんなんじゃなぁ」と冷やかされたけど、やっぱり、嬉しかったなぁ。

ブランディングとは

「〇〇と言えば△△」

そして、「△△と言えば○○」

に、扱い商品と自社名を入れて、お客さまに記憶してもらうことだから。

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