売上を増やしたいなら、導線じゃなく動線でしょう

      2021/09/23

ビジネスの入り口は集客です

大手は導線、中小は動線。

違いが判りますか?

音にすると一緒なんだけど、採るべき作戦は全く違うよ。

「昔々なら、地区の豪族が通行量を徴収してたんかなぁ?」

峠道とかを通行していると、時々思う。

その豪族が、経済力をつけ、経済力を背景に武装していき、その後、殿さまになっていったのかも?

なんて、ことを大分に向かう、移動中に妄想してました。

ある歴史家の先生に聞いたら、あながち、間違いでもないそうです。

偉いコンサルタントの先生は「導線」を意識しろって言うけど、通行量と同じ発想で、見込み客の動く線上で通行料徴収型のビジネスをすることが出来たらどうなるんでしょうね?

現代版、通行料とは?

季節のハガキ箋を準備してみた

◆ 売上を増やしたいなら、導線じゃなく動線でしょう

「スーパーやコンビニの棚の奪い合いをしてました。」

某大手のお菓子メーカーの営業マンさんに取材したことがあります。

大人の胸の高さにいかにして多くの棚を確保して、陳列するか。

新商品の露出を増やし、初速をつけるにはどうするか。

ターゲットが子供なら、おとなの膝の高さを狙うとか。

大手コンサル会社の研修で教わったことを、黙々とこなしていたんだってさ。

商品に対して、いかに見込み客を導くか、ということで「導線」と呼ばれているらしい。

衝動買い商品ならそれもありかもしれないけど、目的外ならどうなんでしょうね。

良い棚を確保するためには裏ですごいこともやっていたらしい。

でも、もっと簡単な方法が無いんだろうか。

お客さまの自然な動きのライン上にアピールしたい商品を置いた方がもっと効果的だと思うんだけど。

ここまでが前振り。

言いたいことは、お客さまがいるところや、通る所でビジネスを展開できないかってこと。

イメージは神社仏閣の門前町。

だが、単なる門前町じゃない。

もっと言えば、関所。

高速道路の料金所も現代版の関所みたいなもんだけど、一般道という抜け道がある。

無ければ無いでなんとかなるかもしれんけど、圧倒的な利便性をPRしたらどうなるか。

昔々、アメリカがゴールドラッシュの時に本当に儲かったのはスコップ屋さんとリーバイスと言われている。

作業着がすぐに破れるので、幌馬車の幌の丈夫な生地で作業着を作ったのがリーバイスの起こり。

だけど、アイディアを考えるのが大変じゃない。

スコップなら、移動だけだよね。

見込み客の線上に動いただけ。

だから、動線。

お店で売れないなら、必要とするであろう見込み客が集まる場所に動いてみたら。

某商店街で女性用の衣料品店を扱ってる友人がいる。

取材してみたら、売上の7割近くが訪問販売なんだとか。

保育園とか軽作業がメインの工場などに、お昼休みや休憩時間、退社時間を狙って訪問販売するのだとか。

実際に、触ったり、試着できるから、通販よりも好評なんだって。

ビジネスを考える時に「格差」を考えてみよう。

ある ない その格差を埋めるだけでもビジネスチャンスは転がってないだろうか。

歴史に名をのこす残す、近江商人は元々、琵琶湖の水上輸送がその起こりとも言われている。

看板は商人だけど、やってることは輸送業だよね。

ということで、あなたが持っているものを、必要としてるのはどんな人ですか?

その人たちは、どこに行けば会うことが出来ますか?




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