創業・起業家がよくやる最大の間違い

      2021/09/13

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

お金は価値と価値の交換をスムーズに進めるための媒体。

たとえば、時間という価値を手に入れるために、高速道路代や特急料金を支払う。

お金を集めたければ価値と交換すれば良いだけ。

あなたはどんな価値を提供していますか?

ということで、久々に、岡山の事務所からの投稿です。

◆ 創業・起業家がよくやる最大の間違い

最大の失敗を紹介する前に

先に、思わず、頭を抱えてしまった、相談事例を紹介しよう。

会社都合で、サラリーマンから、独立創業したKさん(50代男性)

儲かりそうだし、最近新規開店してるお店も多いから、波に乗るのなら今でしょう、という考えで、アイフォンの修理ショップで起業。

ところが、思惑に反して、毎月毎月、貯金を食いつぶす日々。

「こんなはずじゃなかった」と相談に来たんだけど、その相談内容に、頭を抱えてしまった。

「(転職、異業種転換など) 何をやったら儲かるでしょうか?」

というもの。

もし、その相談に、速攻で、具体的に答えることが出来る人がいたなら、それは、おそらく詐欺師か、ペテン師でしょう。

まず、いま儲かっているからと言って、参入して、ビジネスが軌道に乗る、3年から5年後にも儲かる業界だという保証はどこにもありません。

むかしは、ひとつのビジネスで50年とか30年とか食えた時代があったそうだけど、時代の流れの中で、ひとつのビジネスの寿命がどんどん短くなっていき、今や業界によっては、ビジネスの寿命そのものが、5年未満と言われている時代。

なので、業界外の人間が「あの業界が儲かっているらしい」なんて、情報をキャッチした時には、手遅れだと思った方が間違いがない。

もちろん、後発でも儲けることはできる場合もあるけど、そもそも、後発できちんと利益を上げれる人は、もっと違う視点からみて、そのビジネスに魅力を見つけている。

実際、同じ時期に、携帯電話業界に参入し、業績の良い、友人もいる。

一般的には、本当に、十年一昔で、十年間も儲かり続けているビジネスの方が少ないし、これから儲かるビジネスを予見するのは、難しい。

それでも、難しいと言ってばかりも、いられないので、今までの職歴などをヒアリングしてみた。

大手商社で25年勤務。
仕入れ担当一筋。
その後、グループのペーパーカンパニーで中間管理職を経て、俗にいうリストラをきっかけに起業した。

自身で、新商品を開発企画や開拓したこともなく、先輩がやっていたことを引き継ぎ、たまに、よく接待をしてくれる売り込み先の商品を既存の販売ルートに乗せてみるだけ。

趣味や特技も特にこれと言ってなく、資格も免許もない。

それでも、何か取り柄があるだろうと、「自己発見のための質問56」というワークに挑戦してもらうことになった。

そのワークで、明らかになることは次の分野。

自分にできること
自分が好きなこと
やっていて楽しいこと
自分にとってはたいしたことないけど、予想外に感謝されること
苦手なこと
できるけど嫌いなこと
そして、できない事

相談者の男性が上手くいかない原因を分析していて、あることに気づいた。

それは、上手くいかない根本理由が、起業家や創業ももない方が、ついうっかりやってしまう、最大の間違いと同じだということ。

繰り返しになるけど、この中にひとつだけ、視点が異なるものがあることに気づかれましたか?

自分にできること
自分が好きなこと
やっていて楽しいこと
自分にとってはたいしたことないけど、予想外に感謝されること
苦手なこと
できるけど嫌いなこと
そして、できない事

ほとんどの項目が自己評価なのに、ひとつだけ、他者評価の基準の入ったものがあります。

それがこれ

 自分にとってはたいしたことないけど、予想外に感謝されること

同じようなことは、拙著『幸せな人にとっては当たり前なのに多くの人がやってない事』(あさ出版)のなかでも書かせてもらいました。

自分がやったことに対して価値を判断するのは、相手であり、お客様です。

誰にでもできるようなことなら、価値は低いでしょうし、同じような内容でも、独自性があったり、何か特別なことがあれば価値は高くなります。

そして、その価値を決めるのは誰でしょう?

基本的に価値を決めるのは、お客様です。

簡単に言えば、高いと思うか、安いと思うかは、お客様の中で、最終的に決まるということです。

価値があると思えば高くても買ってもらえるでしょうし、価値が無いと思えば安くても買ってもらえないということです。

そして、冒頭の利益にもつながる重要な部分です。

もし、あなたのビジネスが思うように儲かっていなかったり、繁盛していなければ、独自性なども含めて価値が正しく伝わってないだけかもしれません。

自己評価じゃなく、他者評価の客観的な価値を伝える工夫に取り組むことを、お薦めします。




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