企業プロフィールでコンセプトを明確に伝えライバルに圧倒的な差をつけよう

   

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

福岡・大分の定期訪問が終わり、本日は宮崎・鹿児島の定期訪問。
 
いくつかの案件も抱えてはいるけど、優先順位と劣後順位を考えて、交通整理しています。
 
昨日の大分では、求人の相談を受けていました。

カカトコリさん的には、求人も、販売や営業のコツは同じだと思っています。

どういう事かというと、自社の魅力や独自性をPRし、興味をもってもらい、一緒に夢を叶える仲間探しだから。
 
仲間になってもらうために、我々中小零細企業がどんなことから取り組めると思いますか?

◆ 企業プロフィールでコンセプトを明確に伝えライバルに圧倒的な差をつけよう。

プロフィールを明確にしましょう、って言うと、一番多い勘違いが、履歴をリストしちゃうんだよねぇ。

履歴というのは、それまでの出来事などを時間軸で羅列したもの。

プロフィールというのは、過去からのいきさつ、そこに至るまでの物語り。

その仕事をするようになった、きっかけや自分だけのストーリー。

「創業の思い」と言い換えた方が伝わり易いかもしれないな。

次の二つの事例を読み比べて、じっくり考えてみましょう。

たとえば、友人の自動車整備士さん。

某メーカーで整備士の仕事をしていたのだが、売上を作るために、交換してもいない部品も請求していたことに、立腹し、自ら、整備工場を創業した。上司からは口止めの意味での昇進と臨時ボーナスの話しもあったが、整備士としてのプライドが許さない。高校進学を控えた長女の学費の心配もあったが、エンジニアの魂が納得しない。
奥さんと大喧嘩の末、離婚も覚悟の独立開業。ところが、良くあることなんだが、技術はあっても販売や営業の経験がなく、集客やマーケティングの知識が足らず、四苦八苦。サラリーマン時代の研修を思い出し、参加しても自己啓発のモチベーションは上がっても、売上には反映されない日々。本当に地球環境の事を考えるなら、鉱物資源の塊である自動車は修理しながら乗り続けるべきという信条の持ち主。

どう?
履歴との一番大きな違いは、年次が入ってないよね。
入れることは可能だけど、なくても違和感ないでしょ。

「某メーカーの整備士」というからには、他にも情報として架空請求を知っている人もいたかもしれないけど、みんながみんな、独立するわけじゃないというところもポイントだよね。

「おかしい」と思ったら、自分の立場を忘れてでも行動する正義感だという人間性が伝わるよね。

この整備士さんがなぜ、独立したのかという「創業の精神」とも呼ぶべき、起業の動機というか創業の動機には心を揺さぶられる方も多いのではないでしょうか?

もうひとり、整備士さんの事例を紹介しましょう。

車好き モータースポーツ好き アウトドア好き 
自分もジムカーナで走りたい 高級車乗りたい 豪邸に住みたい
そんな思いで、国内トップシェアのカーディーラーの整備士から独立開業。
元々の遊び仲間は集まっては来るものの、肝心なお客様が集まらない。
ディーラーに居た時には、担当営業の人の努力や、ブランドのネームバリューなどで定期検査や車検など、通常の修理も含め、集客しなくても、お客様の方からやって来てくれるから、ビジネスの入り口が集客だということすら知らなかった。
しかも、技術的に優れたものを持っているわけでもない。その上、その地区は同業社が多すぎることで、業界では有名なエリア。
いつも集まってくれる遊び仲間に、修理業者を選ぶ基準を聞いてみたら、一番の理由は価格(技術は二の次)。二番目の理由は、近所。つまり、同業社がひしめくエリアで、価格競争をし、近所でなきゃ選ばれないなんて・・・

さらに、プロフィールで差別化したいが、見込み客から選ばれるにふさわしい共感のエピソードなんか、思い当たる節もない。
 
 

さて、問題です。

二番目の事例の整備士さんの創業をうまく軌道に乗せるにはどうしたら良いでしょうか?

止めること3つ

すぐに取り組むべきこと3つ

自社の強み 3つ

目指すべきビジョン 3つ

宿題をちゃんと提出してきたので、引き続き、コンサルを継続することになりました。

確かに、企業プロフィールや、創業の思い、創業の理念を読むと、前の同業社ほど人の心を動かさないかもしれません。

しかし、単純に、車が好きで、モータースポーツが好きで、アウトドアが好きで、楽しければよいという人たちを集めることが出れば、ひとつのコミュニティを作ることが出来ます。

コミュニティを作ることが出来れば、昔々、タモリがやっていたお昼のテレビ番組と同じで、どんどん友達の輪を広げてゆけば良いだけの事。

自社がどんな人をお客様にしたいのか

そのお客様たちと共有したい価値観はどんなものなのか

自社(または自分)と付き合うことで、どんな満足を提供したいのか

同業社と同じ土俵で戦うのではなく、自分が勝てる土俵を創るべきなのです。

つい最近、福岡でこんな事例がありました。

「丑寅の会のメンバーですから」と答えたのです。

何があったのかというと、名刺に誕生日を入れてる理由を聞かれたから。

人は何かの共通項があると、それだけで仲良くなることが多いです。

なので、仕事に直接関係ないようなことでも、企業プロフィールの中の「経営者紹介」のコーナーで情報発信してみましょう。
 
昔やっていたスポーツとか、好きなアニメ、好きな映画、好きな音楽、本好きな人なら影響を受けた座右の書、歴史好きなら好きな偉人などなど
 
手元になにも資料とかなくても、少なくとも一時間以上、盛り上がれるネタをプロフィールにちょっとだけ紹介してみませんか。
 




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