「どうせやるなら、日本一」という希望を
2021/09/13
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
「それって、組織図を描いたらすべて解決しますよ」
今月の九州ツアーも、いつも通り、福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本、佐賀、長崎と回ってきました。
求人活動の事や、事業承継の事、新社会人向けの集客の話など、いろんな内容のコンサル内容でした。
そして、各々のコンサル内容を思い出してみても、キーワードは「近い将来の見える化」つまり、経営者が目指そうとしている未来像、ビジョンを見える化することで、かなりの部分が解決できそうです。
今の現状、なりたい未来像、その間にあるギャップ。
何をどうやってクリアしていくのか。
リーダーがどんなビジョンを描くのか・・・
◆ 「どうせやるなら、日本一」という希望を
とある若手の経営者さんと話しをしてて、久しぶりに興味深い発想をお聞きした。
正確にはその社長さんの奥さんの発言なんだそうだ。
「どうせやるなら地域ナンバーワン」
実に素晴らしい。
よく言われることだけど、日本一高い山は富士山、日本一長い川は信濃川、日本一大きい湖は琵琶湖。
では、それぞれの分野で二番目に答えられる人が何人いるだろうか?
ましてや、三番目や四番目ではどうだろうか?
どんなジャンルであれ、ナンバーワンにならなければ、第三者の記憶には残りにくい。
ちなみに、日本一短い川はぶつぶつ川、日本一狭い湖は山形県南陽市の白竜湖なんだって。(知らんかったぁ)
ジャンルをいろいろと探せば、あなたの近所や身の回りにも、意外な日本一が転がっているかもしれませんね。
冒頭の、企業さんも、やり方次第で、すぐにでもナンバーワンになれそうな気がした。
ナンバーワンと言えば、こんな話もある。
上場企業の部長を目指すくらいなら、いっそのこと社長を目指す方が簡単。
独立創業して、社長とか代表の肩書で名刺を作ってしまえば、だれでもすぐに社長になれる。
続けることが出来るかどうかは別問題だけどな。
さて、話しをもどそう。
「エリアナンバーワン」も良いかもしれんけど、そもそも、そのエリアとはどこからどこまで?
東京都内のしかも23区内でコンビニでナンバーワンになるなら、エリアを半径100メートル以内に絞らないとまずいかもしれないね。
山間の村とか、よそ者がいればすぐに誰かが気づくような離島なら、接客時間とか能密度とか、人口密度が低いことを強みに変えないと勝てないよね。
そう言えば、カカトコリさんの事務所の近所には、元はバス会社の駐車場に使っていた、日本一広いコンビニがあるよ。店舗そのものの大きさはどこにでもある郊外型のコンビニだけどとにかく駐車場が広い。
他にも、探せば事例は色々と出てきそうだね。
そこで、冷静に考えてみて欲しい。
川の長さなど自然界の事ではなく、ビジネスの世界でエリアナンバーワンとか日本一は最初からトップだったんだろうか?
ビジネスの世界では、おそらく生まれつきの日本一とか、世界一はいなかったんじゃないかと思う。
(組織経営が始まった頃は知らんけど)
とにかく目指さなければ何も始まらない。
最初は、どこかの誰かの夢や願望に過ぎないかもしれない。
そして、大切なことなので、繰り返すけど、大切なのは、どんなことで日本一になりたいのかってことだと思うよ。
単純に、売上なのか、利益なのか、経常利益率なのか・・・
日本一お客様を大切にする
日本一お客様と仲良し
日本一リピート率が高い
などなど、いろんな日本一があるよ。
ほんと、どんなことでも良いから、お客様、同僚、協力業者さん、外注さん、仕入れ業者さんなどなど、かかわるすべての人たちがワクワク希望を持って仕事ができたらどんなに楽しいと思う?
そのために、よく言うんだよね
「経営者の仕事はホラを吹くことだ」と。
著名で偉い経営コンサルタントさんなんかは「経営ビジョンを語れ」とか言ってるみたいだね。
ビジョンって、元々はビジュアルだから、本当は目に見えるようにして、視覚に投げかけた方が良いと思うんだけどな。
そこで、提案するひとつの方法が5年後、10年後、30年後など将来の組織図を描いてみること。
たとえば、5年後には無いかもしれないけど、20年後には貿易部なんていう、今だ思い描いてもない未来が見えるかもしれないよ。
そして、その15年の間にどんな取り組みをすべきなのか、どんな人材が必要になるのか、などなど、夢を希望や願望に変え、さらにはより具体的な事業計画に落とし込むことが出来るようになるかもしれないよね。
まずは、10年後、20年後の組織図を描いてみては?
ちなみに、もっとビジュアルを活用して、ビジョンを次々に現実にしたい方は、古くからの友人でもあり著者仲間の望月俊孝氏の『幸せな宝地図であなたの夢がかなう』(ダイヤモンド社)をお薦めします。
他にもあるけど『宝地図』で、検索してみて。
本日もお読みいただきありがとうございます
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