中小企業社長の時間活用術
2021/11/10
時間は誰にでも平等に与えられた貴重な資源
どのように活用するかで圧倒的な差がつく
中小企業社長はレバレッジが効く時間活用術を身に着けよう
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
お昼の休憩時間に『サラメシ』を見てた。
職場訪問と言うか、そのお仕事特有の「へぇ~~」があって好きな番組のひとつ。
たまたま、ウナギ特集で、実に興味深い話があった。
一日に1200匹ものウナギをさばくトップクラスの職人さん。
重要なのはここ
「一日に何度も、何度も包丁を研ぐのだとか」
成果を出す人の時間活用術じゃん。
ということで、今日のキーワードは時間活用術。
本当は時間管理はできないんだよ。
なぜだと思います?
◆ 中小企業社長の時間活用術
忙しいことは良い事でしょうか?
カカトコリさんがビジネスの基本を叩き込まれた大阪ではこんな挨拶があります。
「あきまへんわ。
貧乏暇なしで」
貧乏暇なし の反対はやっぱり、「金持ちでヒマ」とでも言うのでしょうか?
ヒマですることもなく、友達もいないもどうかとは思いますが、どうなんでしょうね?(苦笑
「金持ちで暇なし」というのも、どうかとも思いますよ。
仕事、仕事で仕事に追われ、せっかく稼いだお金で人生を楽しむ心身ともにゆとりが無いのも、人生そのものが寂しい気がしませんか?
むしろ、そんなんだったら、「貧乏でヒマ」の方がマシだと思いませんか?
そう考えていくと「貧乏暇なし」って、冷静に考えるとすごく大変に思えてしまう。
では、さらに深堀して考えてみて下さい。
貧乏だから暇がないのか
暇がないから貧乏なのか
どっちだと思います?
今までの世間の常識で考えれば、暇なしで頑張っていればそれなりに稼げたはずがそうでもなくなりつつあります。
なぜなら、暇なしで頑張って稼げたのは、労働者的な働き方だからです。
すべてとは言いませんが、工場では大型の工作機械が自動制御で動く時代、土木や建築の現場でも大型重機がうなりをあげ、技術的にはこちらもロボット化が可能な時代。
人間が働くということが、肉体労働から、ヘッドワークに変わっています。
ちなみにここで言う、ヘッドワークとは学歴とかじゃなく、職務上の専門知識やそれを活用する専門技能のことだと思って下さい。
そうやって突き詰めていくと、「仕事」とか「働く」の定義そのものが変わって来そうですね。
実はこの考え方はそんなに新しいものではありません。
こんなたとえ話が100年近く前の本で紹介されていました。
とあるご婦人が、その日の夜のパーティーで人目を惹くような帽子を探していました。
お店で気になったのは、10ドルの帽子。
でも、どこにでもあるような気がして、店主に相談します。
店主はひらめくものがあり、帽子に赤いリボンを付ける事を提案しました。
材料費は2~3セント程度。
鏡に映してみると、シックなブルーのドレスとのバランスもものすごく素敵。
気に入ったご婦人が支払いをしようとすると、請求されたのは20ドル。
ビックリしたご婦人は店主にクレームしたそうです。
わずか、数セントのリボンをつけるだけで、10ドルも値が上がったことに納得できないと。
店主は答えて言います。
「5セントがリボンの取り付け費で、9ドル93セントはアイディア料です」
そのご婦人は喜んで、20ドル払ったそうです。
なぜなら
「アイディアが富をもたらすことを教えてくれた授業料だとおもえば、こんなに安い授業料はありませんから。」
つまり、何が言いたいのかと言うと、貧乏だから忙しいんじゃないってことです。
いいですか?
無茶苦茶シンプルに言いますよ。
「どうしたら、もっと稼げるようになれるのか?」
と、考える時間がありますか?
つまり、いつもバタバタ、バタバタと忙しく動いてるけど、暇をつくって「このままで良いのか?」と考えるための時間を作らないといつまでも「貧乏暇なし」のままです。
ここまでの話しを聞いて時間が無いと反論する中小企業の社長さんが多いのも事実。
だけど、それは大きな勘違いが含まれています。
なぜなら、時間管理なんてまったくもって無意味なことだから。
どういう事かと言うと、本当に管理、コントロールすべきは自分自身の行動だからです。
時間そのものは止めることも貯めることもできません。
なにもしなくても、一心不乱に何かに集中していても勝手に流れていくもの。
それが時間の本質であり、だれにも管理もコントルールもできないもの。
それに対して、自分の意思で選択、コントルールできるのは自分自身の行動だけ。
自分自身の行動を管理するときに、すごく重要になるのが、何のためにその行動を選択するのかという目的です。
他の言葉で言えば、何のために仕事をするのか、何のために経営しているのかということ。
そして、行動が成果を決めるという事実。
お酒を飲み過ぎたら二日酔いになりますよね。
飲み過ぎという行動が、二日酔いという成果、結果を引き寄せているのです。
そんな成果を求めているにもかかわらず(苦笑
ここで提案です。
会社に理想像を掲げた経営理念や経営指針があるように、プライベートでも理念を創り生き方の指針としませんか?
年老いて自分自身の人生を振り返ってみた時に「充実した、しあわせな人生だった」というためにも。
追記
今回のお勧め図書
『七つの習慣』(フランクリン・コビー著 キングベア出版)
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『経営の行動指針』(土光敏夫著 産能大出版部)
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本日もお読みいただきありがとうございます
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