中小企業のための業績改善策
2021/09/10
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
明日から夏休みに入る方も多いのではないでしょうか?
ひごろ、ハンドルを握ることが無い方も運転すると思うので、覚えて欲しいことがあります。
トラック自体が重いうえに、荷物を積んでいると、制動距離が延びるからです。
なので、トラックの前には絶対に割り込まないで下さい。
運送業界一般では、『自殺行為』と呼んでいます。
急ハンドルを切ると横転などが考えられるので、そのまま突っ込んできます。
さて、本日のブログ記事はトラックとは関係ない中小企業の業績を良くするヒントです。
◆ 中小企業のための業績改善策
日本神話にこんな会話があるのをご存知でしょうか。
国造りを任された、伊邪那美と伊邪那岐の会話より現代語訳です。
ここから引用
イザナキ神はイザナミ神に問いかけました。
「イザナミよ。あなたの身体はどのようにできているのか」と。
イザナミ神は答えました。
「私の身体はよくできているけれど、よくできあがっていない部分が一カ所あります。」と。
それを聞いたイサナキ神は答えました。
「私の身体はよくできているけれど、一カ所だけ余っている部分があります。
私の余っている所と、
あなたのよくできあがっていない部分を刺し塞いで、
国土を生み出そうと思いますが、いかがですか?」と。
イザナミ神は答えました。
「はい。それはよいお考えです。」
ここまで引用
中小企業の社長の中にはこんなタイプが多いんじゃないでしょうか?
「自分がやった方が速い」
「自分がやった方が上手くいく」
「この業界に詳しいのは自分だ」
とかなんとか、様々な理由をつけて、自分自身の存在を誇示したいがために、他の社員の仕事を奪っていませんか?
または、せっかく雇用した社員に活躍のチャンスを与えてないんじゃありませんか?
今回、日本神話の一部を紹介したのは、解釈によっては、これぞ、組織経営の本質だと思ったからです。
たしかに、社長がやった方が速くできたり、上手くできたりするでしょう。
業界の事も長年携わっているのですから、詳しくて当たり前です。
いまさら、そのことを誇示して何の意味があります?
それよりも、もっと大切なのは、伊邪那岐と伊邪那美のようにお互いの長所を活かし、短所を補い合い、素晴らしい国造り、つまり、会社で言えば業績を上げ、社員や関係者の幸福に貢献することじゃないんでしょうか。
そして、社長なんだから、より詳しくいて欲しいのは、どんな素晴らしい国造りをしたいのかというビジョンだったり、そのためにどんな事業領域でビジネスを展開するのかと言った経営理念じゃないんでしょうか。
優れた技術者や、顧客の心をつかむのが上手い営業マンはいくらでも雇用することができます。
ところが、会社をどのように経営していきたいのか。
どんなことで、社会のお役に立ちたいのか。
社員と一緒にどんな夢を叶えたいのか。
そんなことを思い描き、社員さんや仕入れ先や外注さんとベクトルを合わせることができるのは、社長にしかできない役割であり、もっと言えば責務なんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、ヘッドワークはすっごく疲れます。
ある調査会社の報告によると、肉体労働の5倍も6倍も疲れるそうです。
また、数字を読むことが苦手だったり、事業計画の立て方が解らないかもしれません。
だれでも、最初からできるわけじゃありません。
顧問の税理士さんに教わったり、事業計画に詳しい経営コンサルタントさんにアドバイスを求めたりすれば良いのです。
相談料が捻出できないなら、入門書を読みながら独学する方法もあります。
業績を改善するためには、社長自身も自分の役割のために頑張っている姿を社員に見せましょう。
お互いの長所をより磨き上げ、短所を補い合うことが、業績改善に必ずつながります。
自社内で解決できない時には、繰り返しになりますが、税理士や経営コンサルタントに相談しましょう。
本日もお読みいただきありがとうございます
この記事は参考になりましたでしょうか?
感想コメントなどをいただくと励みになります。
あなたの大切な方に記事の下にあるSNSのボタンをクリックしてシェアしてください。
きっと喜ばれるとおもいます。
このブログを「お気に入り」に登録しておくと便利ですよ
【以下告知】
【12月の無料メールマガジン】
「時間泥棒を防ぐよい方法」というお話です。
無料登録は今すぐこちらをクリックして下さい
⇒
https://www.cacatokori.net/merumaga/the-cacatokori
【著作一覧】
⇒
https://www.amazon.co.jp/-/e/B0043T34ZM
【過去セミナーDVD】
過去、セミナーを収録したDVDのお求めはこちらからどうぞ
⇒
https://amzn.to/2KAvObF
弊社への【講演やセミナー依頼、経営相談】は今すぐこちらからどうぞ
⇒
https://www.cacatokori.net/contact