未来を予見できる時間管理法

      2021/09/10

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

「その名刺交換で、見込み客はときめくかなぁ?」

つい最近、名刺交換した某営業マン。

業務内容は言えても、同業他社よりも優れているところが抜けている。

普通にお仕事をしていたら、どこかの業者にはお世話になっている業務内容。

既存ルートがあっても、満足しているとは限らないので、なんか殺し文句というか、キャッチコピーを作ればいいのに。

どうやって、作ったらよいと思います?

ということで、本日のブログ記事は、イントロとは全く関係ない内容です(こら

ついでに、写真も無関係です(笑

◆ 未来を予見できる時間管理法

あなたの会社には年表はありますか?

ちょっとした規模の会社なら、何年創業、何年に法人化、代表者の交代とか、支社や営業所、事業展開などなど、過去の出来事をまとめた年表があることでしょう。

実は、カカトコリさんは、起きてしまった出来事にはほとんど興味がありません。

理由はいたって簡単。

過去の出来事って、めったにない小さな成功と、宇宙に浮かぶ数多の星たちもビックリ仰天するくらいの数々の失敗と恥ずかしい出来事ばかりだから。

それよりも、もっと興味があるのは、未来のこと。

社員さんたちからは「少しは反省しろよ」と叱られるばかりですが、「反省ならサルでもできる」わけでしょ?
なんで、サルよりは優秀なはずのカカトコリさんがサルレベルのことに貴重な時間を使わなきゃらなないのか理解に苦しむ。

そんなことよりも、もっと建設的なこと、前向きなことに時間を使った方が生産的だと思いませんか?

とは、言うものの、神でもないこの身に未来が見えるわけでもありません。

特に、景気や経済の動向はもちろん、自社の売り上げや利益ですら、「こうなったら嬉しいな」というレベルでならいくらでも作文できますが、予想するとなると、本当にわからんというか、もっといえば、無駄な努力におもえてしまう、あの事業計画書と呼ばれているもの。

ただ、比較的、的中率の高い方法があります。

前振りが長いですが、本日は「未来年表」という話しをしましょう。

経営者なら、全従業員さんの未来年表をつくることをお勧めするのですが、時間の都合で、一般的な家庭を想定しましょう。

まず、家族の名前と年齢をリストアップします。

自分の父  3年前に死去
自分の母 84歳
配偶者の父 10年前に死去
配偶者の母 87歳
自分 57歳
配偶者 48歳
自分の子供1 27歳 交際相手あり
自分の子供2 23歳 交際相手無し

こんな感じ。

次に、表を横方向に、それぞれの年齢を書き入れます。
故人は死去して何年か。

たとえば、配偶者の父は3年後には13回忌があります。

子供2は25歳で婚活サイトに登録し、28歳で嫁に行くかもしれません。

自分も間もなく、還暦の祝いがあります。

そんなこんなを思いつくままに、どんどん書き込んでみましょう。

そして、肝心なのは、各々の人生のイベントごとにどのくらいの予算が必要なのかを見積もってみましょう。

まじで、ビックリしますよ。

ものすっごい金額になりますから。

もし、お子さんが中学生以下なら、私立高校、都会の私立大学で下宿生という想定でやってみましょう。

思わず、自殺したくなっても責任はとりませんけどね(笑

社員さんの各家庭の未来年表を総計したものが、今後、会社が支給しなきゃならないお給料だと思うと、「経営者なんて、割の合わない仕事を選択するんじゃなかった」と泣きたくなるかもしれません。

しかし、それが現実なのです。

経営コンサルタントという仕事柄、いろんなタイプの経営者さんとお会いします。

若い経営者さんだと、「5年後には10億突破」と威勢の良いことを言われる方もいます。

年配になると、「とりあえずは、前年対比2%はいきたいですね」と控えめな方もいます。

両方のタイプの経営者さんに、思わず、突っ込みたくなる。

その数字の根拠はどこにあるんですか?と。

こんな話も聞きます。

「事業計画書を発表しても社員が聞く姿勢にない」

「経営指針書が社内に浸透しない」

実に、シンプルなことが原因です。

会社の売り上げや利益と、社員さんたちの年収がどのような関係にあるのかが明確になってないからです。

ひとは、自分の利益や不利益に関係ないことに興味があるわけ無いじゃないですか。

たとえば、芸能人のだれと、だれが、どんな関係であろうが、あなたの人生にいかほどの影響がありますか?

たとえば、年間の目標粗利を5億円に設定したとしましょう。

大雑把に言えば、会社を維持する費用と、社員さんの人件費(保険や年金も含む)になりませんか?

そうやって、誰でもが納得できるようにするのが未来年表なのです。

じゃぁ、その5億円を稼ぐために、自分たちが何をすべきなのか、何ができるのか。

もちろん、法治国家で事業を継続するわけですから、公序良俗にに反しないことが前提であり、自社の企業理
や経営理念などで、自社の「ルール」を社の内外にオープンにし、関係各位の協力を要請していくのです。

ということで、まずはあなたご自身の愛すべき、ご家族の未来年表から始めてみましょう。

健闘を祈る。

【追記】

カカトコリさんの誕生日を祈念して、配布をすることにした特別レポート。
『10年後も生き残る経営者が考えている20のこと』
好評につき、申込期間を延長しました。
ただ、気分次第でいつ終了するか決めてません(おい!
興味のある方だけ、今すぐこちらの記事をお読み下さいませ
https://www.cacatokori.net/blog/201810091937

この記事の参考図書・お勧め図書

『すでに起こった未来』(ドラッカー著 ダイヤモンド社)
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『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』(河合 雅司著 講談社)
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