中小企業の人財活用術のコツ

2018/10/11 2021/09/10

ようこそ　岡山の経営コンサルタント　カカトコリです。

やっちまった

季刊誌のニュースレターの執筆が途中で止まってしまった。

「危ない会社の見分け方」というコーナーがあるんだけど、ネタ帳を事務所に置いたままだった（涙

安心してください。

誕生日記念の特別レポートとブログのネタ帳はいつも持ち歩いていますから。

ということで、本日は自宅からの発信です。

「時間管理の話しが面白い」というセミナー参加者のリクエストにお答えしてみました。

◆　中小企業の時間活用術のコツ

一言で言うなら、個性尊重

中小企業でよくある間違い。

手待ち時間を少なくしようと、ひとりの人間に多くのスキルや能力を要求し、また、そのように指導しているコンサルタントもいる。

が、そもそも、そんなあれもできます、これもできますというような器用な人財がいるだろうか？

基本的に、そんな器用な人は、「器用貧乏」という言葉が表すように、あれこれはたしかにできるけど、言葉はわるいが、どれもが中途半端でアマの領域では勝てても、プロの領域では使い物にならないか、本当にそんなに優秀なら、自分でビジネスをおこしているってば（笑

たしかに、新人から育成して、独立したがる人もいるかもしれない。

実は、独立を防ぐ方法もあるのだが、今日の主旨とは違うので割愛。

わかりやすくするために、印刷業のたとえ話をしよう。

印刷業で一番、売上や利益が出る瞬間とはどんな瞬間でしょうか？

答えは実にシンプル。

印刷機が稼働している瞬間。

同じような発想で既存業界に参入し、同業他社よりも収益性の高い企業がある。

しかも、同じ仕事内容なら、その業者の方が安い。

逆の表現をするなら、安くても利益がでる仕組みを構築したともいえる。

おそらくほとんどの方が社名は聞いたことがあるはず。

弊社も社用車の半分はそこでお世話になっている。

その会社とは「コバック」

コバックの特徴は整備士の稼働率を上げたこと。

ドラマで言えば「ドクターＸ」のように、有資格者でないとできないことと、整備士の資格が無くてもできることを明確に区別した。

具体的には、どうしても引き取りや納車が必要な時には整備士以外の人間が対応するような仕組みにした。

あなたの会社にも、そんな人財はいないだろうか？

例えば、キャッチコピーを作らせたらすごいとか、旋盤の操作やプログラミングなら任せておけとか、イラストの客ウケが良いとか

実は、岡山セミナーでこの話をしたのだが、事例が大手企業だったので、どうもピンとこなかったみたい。

紹介したのは「アサヒビール不動産」という会社。

中小企業だからこその得意技、スゴわざで、同業者をサポートするという方法があるということ。

もちろん、仕事として受けるわけだから、社員さんの特技を活用し本人もやりがいがあるし、会社も嬉しいし、同業者も助かるので、お互いにハッピーになれること間違いなし。

ということで、同業者を敵とみなすか、仲間とみなすか

お仕事の基本は人助け

もし、ライバル企業の根幹部分のパートナー企業になったら、競合も減ると思いませんか？

そのためには、既存社員さんの得意技をさらに伸ばす仕組みが必須。

多機能工（マルチ人間育成）なんかやってる場合じゃない。

【追記】

カカトコリさんの誕生日を祈念して、配布をすることにした特別レポート。
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