インターネット集客の落し穴

      2023/01/30

便利なインターネットだけど、集客に使うと意外な落とし穴があると言うことをご存知でしょうか?

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

ビジネスで成功したいなら、小さく試して大きく育ててよ。

以前は、インターネットで試して、オフラインで育てるという流れだったのが、スマホの普及で逆転しました。

どういうことかと言うと、スマホでいつでも検索できる時代。

スマホを通じて、世界中の人とつながる時代。

従来なら、小さく試して、オリコミ広告やマスコミ広告で大きく育てていたけど、スマホなどのネット端末でより多くの人に情報発信できる時代。

そもそも、あなたは朝刊の折り込み広告を心待ちにしていますか?

普通は、オリコミチラシは、読まれもせず、ごみ箱に直行なのでは?

でも、不思議なもので、広告を出す側になったとたん、自社の広告は読まれるという勝手な思い込み。

おかしくね?

では、と言うので、インターネットで集客をたくらむ人が増えたんだけど、じつは、そこには大きなあり地獄のような罠があることをご存じでしょうか?

意外な盲点があるんです

◆ インターネット集客の落し穴

同業ライバルに情報が筒抜けになる。
判りやすく言えば、単純に物販をすると、行き着く先は価格ドットコムじゃないの?

まぁ、それを理解していてもやるのなら自己責任でどうぞ。としか言えない。

で、今日の言いたいことは、そこじゃありません。

覚えておいてほしい言葉はこれ

「人は強みによってしか貢献できない」

昔々、まだ、カカトコリさんが大阪の商社でビジネスを覚えるために住み込みで丁稚をしていた時にこんなことを言われたのね。

「確かに、東京の方が人口が多い分、見込み客が多いから仕事をしやすいように思えるけど、その分ライバルも増えるよ」と。

このセリフの「東京」の部分を「インターネット」に置き換えてみ。

最近、こんな事例があったのね。

「お客様の声はホームページで公開しているので、そちらを見てください」

で、試しに、そのクライアントさんがテリトリーとしている地区名と、強みだと聞いている言葉を組み合わせて検索したのよ。

たとえば「岡山 経営コンサルタント」みたいな感じで。

出てくる、出てくる、クライアントさんの同業者のページがいっぱい。

さらに、驚いたのが、目当てのクライアントさんのホームページにたどり着いたのは検索画面の3ページ目。

検索ページって、ページが変わるたびに、閲覧数が半分になると言われているのよ。

3ページ目だと、1ページ目の半分の半分だから、約4分の1の人にしか見られてないってことだし、さらにそこからホームページの閲覧数は・・・と考えると、頭が痛い。

自分たちが強みだと思っていても、そこに独自性がなく、同業者も強みだと思っているとこんなことになってしまいます。

本当の強みと言うのは、独自性があり、市場からも必要とされ、かつ、将来性があること。

だから、高収益につながるんです。

よく、技術系のお仕事をされている方も同じような勘違いをされます。

特許のような独自技術を持っていても、市場性、つまりお金に代わる技術でなければ単なる自己満足に過ぎません。

強みを決めるのは、そもそも誰でしょう?

お客様にしかその決定権はありません。

業界のコンペで優勝したからと言っても、お客様が必要としない技術や商品は売れません。

一番、よくわかるのはパリコレなどのファッションショー。

ショーに出品されるデザインとまったく同じファッションで歩いている方を見かけますか?
デパートのショーウィンドウに飾っていますか?

売れる商品になるように調整していますよね。

なぜなら、良い商品とは売れる商品だからです。

同じように、強みも、お客様から選ばれなければなりません。

「強み」つまり、同業者じゃなく、あなたの商品や会社やお店が選ばれる理由こそが強みです。

そして、その「選ばれた理由」はどこにありますか?

お客様の中にしかありません。

せっかく、インターネットを使って、全国どころか、世界中に情報発信しようと企んでいても、強みは「家の近所のいつものお店だから」ということかもしれません。

実際、いろんなクライアントさんに、「お客様の本音」をヒアリングして、とお願いすることがおおいんですが、本当にこんな「近所だから」なんて、ずっこけそうになる回答が集まってくるんです。

むしろ、売る側が「強み」だと思い込んでいることと、お客様が「選ぶ理由」は食い違うことの方が、圧倒的に多いです。

ということで、インターネットで集客をしたいのなら、ライバルが増えても勝ち残れるだけの強みを見つけましょう。

勝てる強みは、作るものではなく、既存客との本音の会話の中やアンケートの中から見つけるものです。

強みもなく、インターネットの世界に飛び込むことは、幼稚園の運動会にしか出たことがないのに、オリンピックに出るようなものです。

分析には4軸マトリクスを使うと良いのですが、複雑なので、専門知識のある経営コンサルタントさんに相談されることをお薦めします。

念のため、言っておきますが、自分たちが強みだと思っていたものが、強みじゃなくてもコンサルタントさんに八つ当たりしないでくださいね。

客観的な事実があるだけですから。

【追記】

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