組織を強くするしくみ化

      2021/09/23

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

強い組織とはどんなイメージですか?

潤沢な資金があっても、お金ですべての課題をクリアできるわけじゃありません

優秀な人材がそしきに多くいても、「船頭多くして船山に上る」という言葉もあります。

どんな組織が強い組織だと思いますか?

今年も早いもので、残り二カ月になってしまいましたね。

来年、来年度に向けての準備は進んでいますか。

もっとも、できる経営者さんは来年だ、来年度だなどと言わず、良いと思ったらすぐに実行します。

ビジネスは陣地取りのようなものだと知っているから。

一度、確保した陣地をいかにして、確保し続けるかは重要な経営課題。

陣地を開拓し、維持するには「しくみ」が大きなポイントになります。

あなたの会社にはどんなしくみがありますか。

写真は朔日参りの備中の一宮様、吉備津神社で今朝、いただいた御朱印。

日付が超レア。

◆ 組織を強くするしくみ化

どんなに小さな仕事も個人に依存させることはすごく危険なことです。

人間はだれしも生身なので、ケガもすれば病気にもなります。

個人に依存していると、万が一の時に仕事の流れが止まってしまいます。

それでは組織経営をしている意味がありません。

同じように個人の特性が影響するような人事も長続きはしません。

オリンピックに出場するような体力が必要だったり、自衛隊のレンジャー訓練のように72時間不眠不休で活動するような根性を求めたりするような業務があったとしたら普通の会社だとどうなりますか。

最近お会いした経営者さんの素晴らしい取り組みを一言で表現するなら吉田松陰の「松下村塾方式」と勝手に名付けました。

不思議なもので、この2~3週間でお会いした経営者さんたちが最終的に目指している共通項が「松下村塾方式」なのです。

どんなやり方かというと、目指しているのは「平凡な人が集まり、非凡な成果を目指す」という方式。
別の言葉を引用するなら「三人寄れば文殊の知恵」

お互いの得意な強みを寄せ集めた総和として、組織の強みとする方法なんじゃないかと思います。

ひとつの課題に対して、多様な人間が集まり、多面的な方向から、より良い方法を模索していく方法のこと。

もちろん、時によっては、まとまった意見にとんがりが必要なこともあることでしょうが、それは自地上日常業務の中ではむしろまれな場合です。

お互いの強みを出し合うことで、巻き込み力を発揮することもできるでしょう。

そして何よりも、強みを出し合うという組織経営の目的は科学性です。

科学性のキーワードは再現性です。

以前、小保方さんのSTAP細胞の実験が問題になったのは、科学としての再現性があることを立証できなかったからです。

同じように、会社の売り上げが、個人に依存し、しかも、再現性のない売上だったらどうなりますか。

会社経営はどんな環境の変化があっても対応できなければなりません。

中小企業の実態として、経営者自身の死亡というのが、一番大きな環境変化でしょう。

そんな環境変化があっても、対応できる強い組織にしたいと思いませんか。

強い組織経営をするための提案のひとつがしくみ化です。

しくみ化を簡単に説明すると、どのタイミングで、何をすべきかを共有し、仕事の品質に再現性を持たせることだと思っています。

たとえば、最近、ある製造業の経営者さんと話していて出てきたキーワードが「冶具」です。

冶具とは日本冶具株式会社さんのホームページの説明が秀逸なので引用させてもらいます。

ここから引用
同一製品を数多く生産する場合は加工、組立、検査など、同じ作業を繰り返し行います。

この場合、安全で精度よくバラツキが少なく、早く作業が出来る様にすることが重要です。この目的のために部品を位置決めし、固定して作業を行える構造を持つ作業工具をジグ(治具)といいます。
ここまで引用

たとえば、長いロープから、長さが50センチの紐を300本作るとしましょう。

一本、一本、長さを計っていては作業効率が良くありません。

そこで、「この型に合わせて切ってね」と基準になる何かがあったら、作業が速くなるし、作業員の熟練度を必要
としませんよね。

このたとえ話の「基準となる何か」のことを冶具と言います。

そして、この冶具を作るように、誰がやっても同じような仕事の品質を維持する方法がしくみ化であり、組織経
営の基盤を支えるものではないでしょうか。

中でも、カカトコリさんのコンサルティングのメインである「売れるしくみ創り」は個人に依存しない販売方法
なので、多くの経営者さんに導入されています。

ちなみに、売れるしくみの入り口は集客です。

集客と言うとよく勘違いする経営者さんがいるのですが、より多くのお客様を集めることではありません。

「えっ どういうこと?」と思った方はぜひ、次回のセミナーでご一緒しましょう。

この記事の参考図書・お勧め図書

『絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます』(石原明著 ダイヤモンド社)
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