長期ビジョンの見える化

      2021/09/10

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

偽善も全のうち、売名行為と言われようが批判されようが、この国の将来を担う子供たちに夢のある未来を届けたい

そんな壮大なビジョンを掲げ、今年もクリスマスイベントとして、児童福祉施設『南野育成園』さまにお邪魔するので、昨日はその打ち合わせ。

「漫画なら読みますよ」という職員さんの声をヒントに三田先生の『ドラゴン桜』を手配しようとしたら、一部流通が難しい巻があるとのこと。

小学低学年から中学生向けの算数教材に変更。

今の児童福祉施設は、基本的に孤児はいないけど、児童虐待や育児放棄から保護された子供がほとんど。

こころに抱えた傷は計り知れない。

そんな子供たちが少しでも明るい未来を夢見ることが出来たらと、子供の日とクリスマスにはイベントを続けている。

写真は昨日の献本

あなたはどうやってビジョンを伝えていますか?

◆ 長期ビジョンの見える化

ビジョンはビジュアル化するからこそ伝わる。

10年後に会社が目指すビジョン、30年後、50年後 なんて言われても、言葉でいくら説明されてもなかなか伝わらない。

たとえば、「ラーメン」と言われても、人によってイメージする画像は違う。

ナルトがあったり、無かったり。焼きのりが乗っていたり、乗っていなかったり。
麺もストレートだったり、ちぢれ面だったり。

百聞は一見に如かずで、画像で見える化されると、言葉で伝えるよりも伝わりやすくなる。

たとえば、この画像。

「宝地図」を提唱している、友人の望月俊孝先生のビジョン。

出会ったころには「セミナールームが欲しい」とよく言っていたんだけど、今は、ご自身がイメージされたセミナールームが併設されている事務所でお仕事をされている。

「宝地図」の詳しい作り方や、活用方法は望月先生のセミナーを受講すると良いよ。

最近、クライアントさんにお勧めするのは「10年後の組織図」

「組織図を書いて」というと、ほとんどの経営者さんが現状の組織図を書かれる。

しかも、田中課長が第一営業課担当なんて、書いていても、第二営業課と、第三営業課の役割分担が不明確な場合が多い。

もっといえば、個人に依存して、後から組織図を創るもんだから、組織経営のための組織図になっていないことが多い。

組織図は、その会社の経営者さんの人事方針が色濃く反映されるので、社員さんも興味のあるところ。

社員を信頼しているとか、社員に期待しているとか言いながら、組織図は昔ながらのピラミッド型な場合が多い。

本当にそんな組織図で社員さんがやる気になると思っているだろうか。

よく、経営者仲間の間で議論が分かれるのが、社員満足と顧客満足のどちらに重点を置くかということ。

カカトコリさんの場合は、社員満足が優先。

弊社はもうすぐ創業50年を迎えるし、カカトコリさん自身も、社長という役職に就いて20年以上になる。

その間に、撤退したビジネスもあれば、新しく始めたビジネスもある。

撤退の際には、お客様には迷惑をおかけするかもしれないが、社の存続と一緒に働く仲間である社員の雇用の確保の方が大切。

そもそも、弊社が撤退して本当に困るという少数意見により経営判断が鈍るようでは50年近くも経営を継続することはできない。

なので、弊社の場合、組織図は逆ピラミッド。

さらに、一番上には顧客ではなく、社員さんがいる。

誤解されると困るので、言っておくが、顧客と社員は全く同列。

商取引はお互いの合意に基づく契約行為なので、社員さんも顧客も「相互扶助」の精神で成り立っている。

「売ってくれてありがとう」と「買ってくれてありがとう」の関係。

逆ピラミッド型の組織図がベースになっているのは、雇用に対する考え方が根底にあるから。

社長一人ではできることはたかが知れている。

社長の弱点や至らないところを補ってもらうために、優秀な社員さんを雇用し、助けていただいている。

待遇に関係なく、試用期間中にビジネスモデル、マーケティング、経営戦略を理解し、社長にダメ出し出来ない人は正式雇用しない。

現在の弊社の仕事の大きな部門はコンサル部とダイヤモンド工具部。

10年後には、それぞれの部門がどんな業務をこなし、どんな展開をし、そのためにはどんな人材が必要になり、どんな役割を担い、どうやって求人し、そのための予算はどうするのか。

さすがに、10年後の組織図を公開することは残念ながらスタッフに猛反対された(涙

10年後だと、既成概念が邪魔するかもしれないので、30年後の組織図をワクワクしながら作ってみるのもいいかもしれない。

その時、一番大切なのは「自分も年をとる」ということを忘れないこと。

できれば、引退の年齢を決めておくことをお薦めします。

この記事の関連お勧め図書

『小さな会社のオープンルール経営のすすめ』(カカトコリ著 同友館)
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