成功を左右する戦略的判断

      2021/09/10

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

「成功哲学だけでうまくいくほどビジネスの世界は甘くないよ」

ビジネスの世界は戦いの場でもあるので、成功哲学にあるような博愛主義だけでは生き残れない。

防御だけでは生き残れはするかもしれないけど、戦略的に攻撃しないと成長発展は無理。

どのようにすれば戦略的判断ができるようになるか興味ある?

そんなことを師匠から教わった。

今では、毎年、毎年30社近い企業さんの戦略策定にかかわっているけど、最初から戦略的判断ができる経営者さんは皆無と言ってもけして過言ではない。

戦略が本当に理解できる経営者さんは100人に1人いるかどうか。

少しでも理解して、同業者に差を付けたいと思いませんか。

興味のある方だけ、続きをお読みください。

◆ 成功を左右する戦略的判断

実は講師デビューは横浜でした。

当時は「逆転発想の成功哲学」という6回シリーズの自己啓発系のセミナーをしていました。

成功哲学でお伝えする内容は、いかにして有意義な人生を過ごすかということ。

一般的には、成功というと、お金持ちになることをイメージする方が多いですが、お金はあった方が世渡りをするときに便利なだけで、けして幸福で有意義な人生になるとは限らないよ、なんてことを伝えていました。

参加者の中には、その後、ご自身のジャンルですごい実績を上げた方もおられるし、すでに、有意義な人生を送っている方もいらっしゃいました。

名前をだせば、そのジャンルですでに世界中に名をとどろかすような方もいらっしゃり、わたくしごときが偉そうに伝えることがあるのかと、恐縮するような面々がいつも集まっていました。

そんなほかの参加者に刺激されたのか、起業する方も現れて慌てちゃいました。

なぜなら、ビジネスの世界では成功哲学をそのまま真っ正直に活用しただけでは成功できないから。

このブログの読者さんなら、この言葉はご存じだと思います。

  自分がしてほしいと思うことを、他人(ひと)にしてあげる

黄金律とか、ゴールデンルールと呼ばれているものです。

聖書にも出てくるし、もっとさかのぼればイスラム教にも出てくるらしいです。

たしかに、人類の歴史を紐解けば、お互いに助け合いながら発展してきました。

同時に、人類の歴史の側面には。戦いの歴史だという一面もあります。

いくら、戦争反対と声高に叫んでも、今現在も国際紛争はゼロではありません。

国際紛争ほど規模は大きくなくても、ビジネスの世界では実力主義の弱肉強食の世界でもあります。

単なるお人よしや、良心的な人格だけで勝ち残れるような生易しいものでもありません。

求められるのは、成功哲学を使いこなしつつも、敵と渡り合うための戦略的判断能力。

解り易く言うと、黄金律のまったく逆の発想が必要になります。

 自分がされて嫌なことを、敵より先に仕掛ける

たとえば、戦略的価格破壊。

単純に値引き販売をしたのでは、自社も疲弊し疲れるだけ。

値引き販売しても、十分に利益が出るように、あらかじめ、社内体質を改善したうえで、値引き合戦を仕掛けるとどうなるでしょう?

ライバルから顧客を奪い、かつ、ライバル企業の体力を消耗させることが出来ます。

極端に言えば、敵を駆逐することも可能です。

結果として、商圏内の自社のシェア率を高めることができ、長期的には価格の決定権を握ることが出来ます。

が、世の中そんなに甘くはありません。

儲かっていると、すぐに異業種が参入してきて、また、客の奪い合いが始まります。

大昔のボーリング場、数十年前の携帯電話業界、最近だったらインターネット業界などを見ていると納得してもらえるのではないでしょうか。

そんな環境の中でも生き残っていくために必要なのが事業主の戦略的判断。

どうすれば顧客の利益をマックスにし、かつ、自社も利益を確保することができるか。

会社を発展成長させ、雇用の確保や納税の義務を果たし続けるために、どんな戦略を採用するか

より速く、よりよい商品やサービスを提供し、シェアを奪うにはどんな戦略的破壊を繰り返すか

本当に戦略的な判断ができる経営者は中小零細企業の場合、100人に一人くらいしかいないと言われています。

つまり、過去の歴史から戦略を学び研究し、使えるようになるだけで、ライバル企業に圧倒的な差をつけることが出来るようになるということです。

そのためには、毎月定期的に開催されている質の良いセミナーに参加し、成功事例だけでなく、失敗事例も研究することをお薦めします。

ちなみに、採用すべき戦略は経営規模により、大きく変わります。

知名度にすぐれた大企業の戦略を研究しても、我々中小零細企業では何の役にも立ちません。

自社の経営規模に合った戦略を研究しましょう。

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