問題の解決方法は異業種から
2021/09/10
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
「なかなか、センス良いねぇ。何を参考にしてるの?」
本当なら、正直に答えるべきだったのかもしれない。
もう、20年前近くの話し。
顧客取り込み戦略で、コミュニティを作った。
「大阪のストリップ小屋の『クラブナイン』を参考にしました」
と、答えるべきところを
「全日空の国際線の『Club ANA』をパクりました」と答えた不届き者はワタクシです(笑
共通項は、空間ビジネス。
ホテルや運送業も同じ。
空気を泊めたり、空気を運んだんじゃ赤字になるだけ。
同業者よりも、異業種からパクるメリットは「業界初」って言えることだと思うんだよね
よく海外出張に行っていたころお世話になっていた club ANA
◆ 問題の解決方法は異業種から
もし、あなたの会社の問題や経営課題にこんな状況があれば、素晴らしいことです。
収益性の向上や、売上の拡大
社員教育などの人事の課題
新商品や新サービスの開拓・開発
技術力の向上
上記の経営課題は、多くの中小企業が問題だと認識しています。
自社だけのことを考えていると、なにか特殊な事例のように思うかもしれません。
「この業界は終わっている」とか「この地区は終わっている」などという発言を全国津々浦々の経営者さんからお聞きします。
そんなダメ発言をお聞きすると、カカトコリさんはワクワクしてしまいます。
「この業界は終わっている」というのなら、異業種から問題の解決方法をパクってくればいいのです。
「この地区は終わっている」というのなら、ほかの地区で盛り上がっている解決方法をパクってくればいいのです。
ちなみに、カカトコリさんが使う「パクる」という言葉は「コピーする」という意味ではありません。
「その本質をつかみ、参考にする」という意味です。
ここ間違えている方が多いので、ご注意ください。
たとえば、浦安市は千葉県なのに、勝手に?東京と名乗っています。
しかも、国際的に有名なディズニーランドの名前をくっつけています。
もし、カカトコリさんが住んでいる岡山が勝手に東京と名乗ったらどうなりますか?
「大都会岡山」で検索すると、たしかに岡山は大都会かもしれませんが、炎上しちゃいますよね。
さらに、ディズニーランドの名前を許可もなく使ったりしたら、権利関係にうるさい米国企業の事だから超巨額な賠償を請求されることでしょう。
じゃぁ、というので、岡山の場合、チボリ公園を誘致したり、ドイツの森があったりしますが、チボリ公園は破綻したし、ドイツの森もイマイチです。
なぜでしょう?
そこにある理由がないからだと思います。
ちなみにフランクフルトの緯度は約50度。岡山市の緯度は約35度。
緯度が高いほうがおいしいビールが作れると聞いたことがあります。
もし、今後も、同じようにテーマパーク的なもので、岡山を盛り上げるのなら、桃太郎伝説のもとになった弥生時代の吉備王国をモチーフにすれば盛り上がるはずです。
岡山と言えば、吉備団子と桃太郎ですから。
実はカカトコリさんはいくつかのコミュニティを運営しています。
目的は、収益性の向上と売り上げの拡大。
参考にしたのは海外出張の時によくお世話になっていた全日空さんの club ANA というコミュニティ。
(約20年前の話し)
いくつかのコミュニティを立ち上げました。
コミュニティのひとつは参入障壁も高く、もう20年以上も続いています。
ほかのコミュニティは自分で言うのもなんですが、参入障壁が低く、パクられてしまいました。
しかも、後発のコミュニティの方が規模がデカくなってしまいました。
本質をつかめず、機能していないコミュニティもありますが、継続して盛り上がっているコミュニティもあります。
盛り上がっているコミュニティを見ると、逆に盛り上げるヒントがもらえて嬉しいです。
社員教育の相談も多いです。
「どうすれば、社員の自主性や主体性を引き出すことが出来ますか?」とよく相談されます。
詳しく説明することもありますが、短くいってしまえば、社長がいなくなることです。
2~3日の風邪くらいの欠勤では効果がありません。
どうせなら、ケガや病気で2カ月以上の欠勤をしてみて下さい。
いかに、社長が社員さんの邪魔をしているかを体感できます。
実際、カカトコリさんは、毎月、毎月、半分は地方出張で本社には出勤しません。
それでも、会社は回っているし、社員はのびのびと仕事しています。
今年の2月には2カ月弱、入院していましたが、前年比で売り上げも利益も出ていました。
なにかの雑誌に書いていました。
一人前の経営者になりたいなら、次の3つを体験すると良いと。
支払いができないくらいの脱税の摘発
懲役刑での服役
生命にかかわる入院生活
自分にとっては、超特殊なことかもしれませんね。
ところが、カカトコリさんの場合、今まで本当に多くの事例を持っているので、たまたま自社に起きただけの事で、解決のヒントは特殊じゃなく、一般解で対応できるのです。
経営課題や問題が発生した時には、ついつい慌ててしまうことでしょう。
気持ちは痛いほど解ります。
「本当にこれは特殊なことなのか?」と自問自答してみて下さい。
めったに起こらない事を、最近は「100年に一度の」なんて、意味不明な言葉を付けて報道することが多いですが、思わず突っ込みたくなります。
「お前は経験したんかい!」と(笑
たとえば、経営者の死亡。
中小企業庁のデーターを調べてみると平均的な社長の就任年齢は45歳。引退の平均年齢は70歳。
つまり、中小企業においては社長の在職期間は平均25年ということになります。
引退後の老後もあるでしょうから、30年~40年くらいに一度は経営者の死があることになります。
会社経営において、めったにないこととは、少なくとも50年以上のスパンで考えた方が良いのかもしれませんね。
めったに起こらないことも考えておく必要がありますが、まずは、原則や、一般解を解決のヒントにすることをお薦めします。
そのためには、経営者が集まる定期的に開催されている勉強会やセミナーに参加したり、豊富な事例を持っている専門職の方に相談したりしましょう。
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