企業の目的と存在意義

      2021/09/09

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。

夜間移動で、宮崎から鹿児島に移動してきました。

夜は、熊本が終わり次第、長崎でちゃんぽんか、トルコライスの予定です。

美女と、鹿児島の天文館界隈に繰り出そうと思ったら、下心を見透かされてしまった?(笑

ところで、移動中い聞いたニュースで、改めて気になったのが「還元」というキーワード。

もし、商売人がやったらどうなるんだろう?

累損が激しいので、止む無く、2%の値上げをします

と、言っておきながら

電子決済してくれたら、5~10%の値引きに応じます。

電子決済を導入する費用は、弊社が負担します。

なんて、言ったら・・・

普通に考えたら、矛盾だらけで、顧客からの信頼を一気に失うんじゃないの?

累損を減らすという目的に説得力ないよね(怒

産業革新投資機構とかいう、官民ファンドのことも気になるし。

ということで、本日は「企業の存在意義」というものを考えてみたよ。

 

 

 

◆ 企業の目的と存在意義

官民ファンドの民間出身の役員さんが一斉に辞意を表明されたみたいですね。

正直、驚いています。

民間企業で実績のある方々が、言葉は悪いかもしれないけど、そんなところの役員になっていたことに。

ある、会でカカトコリ発言をして、一瞬、場が凍ったことがあります。

以下概要

民間はお金や時間を使ったら、必ず元を取ろうとする。
元を取らないと、企業そのものがつぶれるから。
対して、公的機関は裏で政治力が働き、票集めが見え見え。
失敗しても、せいぜい担当者の左遷や、降格程度。
金銭的にも、税金に付け回ししている。
単なる予算消化と、投資は根本的な部分で相いれないんじゃないか。

ここまで

某国家資格を持っている方に面と向かって言ったことがある。

まぁ、こんなことを言うもんだから、その系からの講演依頼なんか、来やしない(笑

あまりにも、核心を突いた真実だからなのかもね。

それだけだと、民間企業は営利ばかり追求する、ゼニの亡者みたいに思われてもシャクなので、全部が全部できているわけじゃないけど、目指している、企業の在り方、あるべき姿。

ほかの言葉を使うなら、企業の目的とその存在意義を改めて考えてみた。

1. 価値と価値の交換を通じて経世済民活動を広める

2. 人財開発機関

3. 地域に根差すコミュニティ

まずは、1番の経世済民活動

経世済民とは経済の語源になった言葉です

簡単に言えば、世の中の困っている人を救うことにより、良い世の中を創ろうという考え方のことです。

キーワードは格差

物流格差、情報格差、知識格差・・・世の中には、いろんな格差があります。

昔々、海の幸がいっぱいある人と、山の幸はいっぱいある人がいました。

お互いの持っているものと、必要なものを好感したのが、価値と価値の交換、物々交換の起こりであり、経済活動のスタート。

物々交換だと不便なことがいっぱい起こるので、価値の象徴である貨幣が生まれました。

どんな活動にも、経費が掛かります。

非営利組織の代表である、ボランティア団体や、利益を追求する必要のないお役所や、警察、消防、自衛隊、学校なども、その活動を維持したり、継続したりするためにはお金が必要です。

もちろん、民間企業もその例外ではありません。

だから、利益を追求しなければなりません。

利益は活動の資金源なのです。

必要以上に利益が出れば、納税をすることでその利益を社会に還元しています。

また、利益が必要以上に出るということは、その活動自体がマーケットから支持されているということでもあるので、活動範囲を広める活動も行っています。

逆に考えたら、理解しやすいかもしれませんね。

マーケットから支持されなくなった企業は倒産や廃業に追い込まれてしまいます。

経営資源のひとつである、お金の使い方にシビアなのは当たり前なのです。

2番目の人財開発機関としての面も考えてみましょう。

企業活動はハイテクや人工知能が発達しても、人がいなくしては成り立たない面も多々あります。

経営資源である、ヒト、モノ、カネなどをどこにどのように活用するかを判断するのは人間です。

価値を創造し、その価値を広め、より多くの人を救うためには、やはり人が必要になり、雇用の創出につながっています。

最初は、人材どころか、いるだけの人在かもしれません。

社会人としての常識、仕事ごとに求められる知識や技術などなど社員教育を通じて人材にし、さらに、人財に磨き上げていくのも企業の役目です。

基本的に、企業活動は永久に続くという前提ですが、現実はそんなもんじゃありません。

30年とか50年とか続き企業は、約98もないと言われています。

会社が無くなっても、路頭に迷わないように、社員教育をし、多くの人財を生み出しているのも企業の大きな役目なのです。

3番目の地域コミュニティの一員としての企業も考えてみましょう。

先般、ちょっと残念なことがありました。

毎月、1日には「朔日参り(ついたちまいり)」として、事務所のある備中の一宮さまである吉備津神社にお詣りに行きます。

参道の両脇に提灯が下がっているのですが、空白が目立ちました。

数年前までは、弊社の名前の入った提灯もありました。

お声がけいただければ、喜んで協力するのですが、日ごろの地域貢献が足らないのか、お声がけいただけませんでした。

カカトコリさんの会社のお仕事は全国区で展開しているもので、たしかに、地元ではあまり活動が出来ていないことが一因なのかもしれないなと反省しました。

雇用は地元でしかしてないんだけどなぁ。

ちょっと寂しくなりました。

電気、水道、通信、道路、鉄道等々の社会インフラが整備されているからこそ、仕事が出来るありがたみ。

自分もそうだし、社員さんたちもそうだけど、地元の学校に子供たちを通わせることが出来る幸せ。

少々、留守にしていても、家族や社員さんたちが安心して暮らせる治安の良さ。

もっともっと多くの方に支えられて、自分の思う経世済民活動を続けることが出来ています。

経済活動を通じ、ほんの少しでも貢献することで恩返しをしなくては。

官民ファンドの役員に就いた民間の方々も同じような考え方じゃなかったんだろうかと、ニュースを見ていて感じました。




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