経営者の為の正しい判断基準

      2021/09/09

ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
経営相談、特に集客や増客の事なら、お任せ下さい。

今朝の、引っ掛かったSNSの投稿。

あるイベントの参加者に対し、主催者側の関係者が「ありがとうございます」と。

商売なら、売上や利益が発生するのだから解らんでもないのだが、全くの非営利の勉強会。

「(ヒントをつかむことが出来て)良かったですね」とか

「(仮題が解決できそうで)おめでとうございます」じゃなかろうか?

そう考えると、まだまだ、自分自身も精進しなきゃ

と、朝から学ばせていただき、ありがとうございます、だな。

これって、正しいんだろうか?

ということで、写真は裁判官のイメージにしてみた(笑

◆ 経営者の為の正しい判断基準

「それって、お客様が面倒くさいと思うことを代行するんだから成功するんじゃない」

社員のアイディアをもとに、ピピピと、「この企画は儲かるな」とほくそ笑んだのが、23年前。

初期投資は約1千万円、パートさん一人でやっていけばランニングコストもほとんどかからない。

先行企業がいないわけじゃないけど、エンドユーザーの棲み分けはできているし、営業テリトリーはこちらの方が広いから、勝てる。

実際、このビジネス、先行企業と同じ価格でスタートしたんだけど、なんと、一週間後には半額の価格設定で後発のライバルが参入してきた。

まぁ、それでも、好調期にはひと月に100万円以上の経常が上がっていた。

中小企業にとっては大きな数字。

ただ、いつまでも続かないのは歴史を紐解くまでもなく、判断できること。

独自性が低く、需要があれば同業者だけでなく、異業種もにおいを嗅ぎつけて参入してくるのはよくあること。

かつてのボーリングや、携帯電話を思い出してほしい。

独自性を高める工夫もしてみたものの、ピークを過ぎれば需要は低迷し、実質の撤退を決めたころには、人件費と償却費がやっとの状態。

現在は、仕事量も減っているので、残っているスタッフがワークシェアリングで対応できる範囲。

確かに、過去の実績から仕事の依頼は続いているし、お世話になったという恩義は感じてはいるものの、採算の合わないビジネスにはいつまでも投資し続けることはできない。

どんな状況であれ、社員さんの生活を守る責任があるから。

社員さんの個性や特技を引き出し、伸ばし、ビジネスに結び付けることで社員さんたちの生活を保障するのも経営者の仕事。

というか、カカトコリさん的には、経営者の最重要責務だと思っている。

最近の求人市場では学生さんたちが興味を持つキーワードは「社会貢献」だと聞いています。

社外の文化的活動のサポート、地域社会への貢献、社員さんや取引先の満足度への貢献などなど

ただ、現実問題として、資金力がないとできないし、続けられません。

思いだけではどうにもならないのが、渡世のつらいところ。

どんなに、世間ウケが良い活動をしていても、経済的な成果を上げることが出来ていなければ、継続的に活動することはできません。

ちなみに、カカトコリさんが、新しいビジネスを立ち上げたり、経営コンサルをしたりする時の基準は下記の5つであり、この順番です。

1. 儲かるかどうか
2. 反社会的かどうか
3. 公共の福祉に貢献するかどうか
4. 独自の強みを発揮できるかどうか
5. 将来性はあるか、将来にわたり必要とされるのか

ちなみに、なぜ、反社会的かどうかの判断が二番目なのかというと、超長期的に歴史を見れば、価値観は変化するということと、思考の枠を広めておきたいから。

外部要因のひとつである政策も外交や経済界などの要因で変化します。

そんな外部要因の変化にも対応するためには、商売人は儲け続けることが出来る強い会社を創らなければならないのです。

では「強い会社」とはどんな会社でしょうか。




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