独自な価値で利益を上げよう
2022/02/17
独自性はうどんにかける薬味と同じ
無くても良いけど、味気ない
薬味ばっかりじゃ食えない
ようこそ 岡山の経営コンサルタント カカトコリです。
経営相談、特に集客や増客の事なら、お任せ下さい。
集客のコンサルをお願いされたときに難儀をすることがあります。
インターネットを使えば、楽に集客が出来るという誤解。
来店型のお仕事なら、道端に出店すれば、いくらかの来店が見込めます。
ところが、ホームページはその存在を認知してもらえないと、アクセスされません。
仮に、アクセスされても、国内はおろか、世界中とつながっていますから、お客様も世界中にいるけど、ライバルや競合店も世界中にいることになります。
そこで、大切なのが『独自性』
どうすれば、我々、中小企業が独自性で勝負することが出来るようになるのでしょうか?
◆ 独自な価値で利益を上げよう
告白します。
カカトコリさんは、実は我が家では一番カッコ良いお父さんなんです。
町内会が対象だと一番じゃないかもしれません(爆
独自性が強すぎると、同じようにマーケット規模が小さすぎたり、どこで売って良いか判らなくなったり、扱う棚が無かったりします。
かといって、商圏を広げるとひしめくライバルたちとの競合に勝つ自信がありますか。
ライバルたちに勝つためには、独自性を高めねばなりません。
たとえば、このキャッチコピーはすごいなと思った事例を紹介しましょう。
「元管理栄養士のとも子ちゃんが丹精込めて手作りしたポテトサラダ」
福島県いわき市のお寿司屋さん「すし八」の店内にある「手書き」のメニューに書いてありました。
コピー自体を因数分解してみましょう。
元管理栄養士
とも子ちゃん
手作り
ポテトサラダ
寿司屋
要素は5つですね。
確率的にはかなり絞り込んでいるので相当、独自性が高いでしょう。
が
可能性は低いものの、まったく競合しないかというと、そうでない可能性も出てきます。
経営者の仕事は、価値の創造、顧客の創造、マーケットの創造、そして、売上の創造からの利益の創造とつながっていきます。
ここで問題になるキーワードは「価値」
実際にお金を払いたくなる「価値」とはなんでしょう。
ここを正しく理解していないで、独自性ばかり高めても、振り返ってみたらお客様が一人もいなかったなんてことになってしまいます。
今回の事例の商品そのものはポテトサラダです
ポテトサラダ自体はけして珍しいものじゃありません。むしろ、どこにでもある商材です。
すでに、価値があり、需要が見込める商材です。
ヘルシー食材の代表である、お寿司と組み合わせることで、より健康的なイメージが増しています。
しかも、元管理栄養士の肩書をもつとも子ちゃんの手作りとくれば、どうでしょう。
ヘルシーイメージが一気に加速しませんか。
しかも、ポテトサラダが手作りだからなのか、ポップまで店長の出村さんの手書きとはなんというこだわりでしょう。
わざわざ、岡山から1000キロ以上離れた福島県いわき市まで、食べに行ってしまいました(マジで
わざわざとは言っても郡山市や、アサヒビールの工場のある二本松市への出張のついでですけどね。
思うに、独自性とはうどんにかける七味と同じじゃないかと思うんです。
寒い時期には七味よりも一味の方が好きなんだけど、それはどうでも良い話し。
どんぶりの中に、七味がメインで山盛りになっていて、うどんの短いのが一本だけだったら、とってもじゃないけど食えません。
逆に、七味か一味などの薬味が無ければ物足りません。
ほんのちょっとだけ、効かせるから、味が引き立つのです。
では、どの程度の薬味の量が実際に本当においしく感じるのでしょうか。
美味しいかどうかを決めるのはお客様です。
どんな商品でも独自性が無ければ、ライバルに打ち勝つことはできません。
価値を認め、買うと決めたお客様の対応は社員さんで間に合います。
どんな商品にどんな独自性を掛け算するとライバルに勝てるようになるのか。
お客様に価値があると思っていただけるのか。
独創的価値の創造こそが、未来の顧客や売上、利益を作ってくれます。
独創的価値を創造し、独自性を高める研究をすることこそが、経営者の責任であり、独自な創造的な仕事なんじゃないでしょうか。
具体的には、自分自身が仕事を離れ、お客様になっているときの行動から学びましょう。
なぜ、これを選んだのか
商品そのものはもちろん、商品以外に価値を感じるところはどこか
ぜひ、自社の独自性を高める参考にしましょう。
ちなみに、こんな言葉もあります。
反面教師も教師のうち。
自分が客の時にどんなことにどのような反応するのかもチェックしてみましょう
本日もお読みいただきありがとうございます
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